【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.4℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:52-17:20
【潮まわり】 07:51 237cm 満潮 / 14:37 -5cm 干潮 / 中潮(月齢:17.3)
【日の出・日の入】 日出05:15 日没19:21
昨日まで鹿児島大学・本村研の種子島魚類調査に同行していた。
今日は3日ぶりのホームグラウンド・屋久島の海。
3日前とまったく変わらず、低水温&白濁りの海だった。。。(・・;)
水面直下-5mくらいの層にはカメガイの仲間が沢山浮遊していた。
他に浮遊生物が多いかというと、実はそうでもなくて、クリイロハダカカメガイだと思われるカメガイの仲間だけが沢山浮いている感じ。。。
浮遊しているカメガイの仲間は一見すると2パターンいるのだが、貝殻の成長具合や触手(?)の変化などを多くの個体で見ていくとそれは同種の成体と若齢個体っぽい。
とにかくこのカメガイの仲間だけがウジャウジャいた。
ひとまず、いつものようにこのカメガイの仲間の捕食や喧嘩、あわよくば交接などが見られないかと、前半はずっと中層に浮かんでチェックし続けたけど、特に面白い行動を見つける事はできなかった。。。
このカメガイの仲間はいつも上の方から粘膜のようなものを出していて、多分これでプランクトン類を捕食をしているのだと思うのだが、それとは別によく体の脇にゴミのようなものがいっぱい着いた粘膜を着けているのをよく見かける。
これをよく見てみるとどうもカメガイ自身が出している老廃物っぽい。。。つまりウンコだ。
この粘膜がどこから出ているのかちょっと分からなかったけど、上の方から出ている捕食用粘膜(?)には何も着いていないのに、この脇から出ている粘膜には必ずウンコらしきものが沢山着いているのが面白い。。。(^^;;
ちなみにこの4枚の写真はすべて違う個体。。。
あ~今日はカメガイの仲間が多いなぁ。。。などと思っていたのだが、実はこれはほんの序章だった。。。!!
エントリー口に帰ってきて、エクジットしようとしたら、水面直下20cmがなんとこのカメガイの仲間(特に若齢個体)で埋まっていた!!!(・・;)
こいつらで1つの層ができてしまうくらいで、前が一切見えなくなってしまうくらいギューギューに詰まっていた。
これがクラゲなど刺胞動物だったら。。。と思うとちょっと怖いのだが、カメガイの仲間なので刺されることもなくエクジットできるのだけど、何か体中がカメガイまみれになりそうでちょっと嫌だった。(笑)
後半は1か月ほど前から繁殖期に入っているヒレナガスズメダイの卵守りを撮ろうとウスサザナミサンゴの裏側を覗いてみた。
ヒレナガスズメダイはウスサザナミサンゴの裏側に産卵床を構えている子が多く、ここに黒い体色からは想像できない黄色い卵を産みつける。
最初に見つけた卵は途中まで気づかなかったんだけど、ナガサキスズメダイの卵だった。。。(^^;;
ナガサキスズメダイはあまりサンゴの裏側に産卵床を構える事はないので、ちょっとビックリいた。。。
これがヒレナガスズメダイの卵守り。
種子島に行く前(4日前)は黄色かった卵もかなり発生が進んで、いまや稚魚の目玉もハッキリ分かるくらいになった。
あとどれくらいで孵化するかな?
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