ホンソメワケベラの産卵

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.2℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:54-12:57
【潮まわり】 09:50 200cm 満潮 / 15:37 108cm 干潮 / 中潮(月齢:18.6)
【日の出・日の入】 日出06:49 日没17:18

今日はホンソメワケベラの繁殖期がまだ続いているのか調べるために午前中にエントリー。
ホンソメの繁殖時間帯はだいたい正午前後で、屋久島では正午の前後1-2時間の間に産卵をよく見かける。
産卵はシーズン中、毎日のようにやっていて、だいたい午前中の2本目(11:00くらいにエントリー)で見ることが多い。

結論からいうと、産卵はまだしていた。
水深-6mと-10m、2か所のステーションで産卵が見られ、それぞれ産卵時間は11:16と12:24だった。

産卵上昇するホンソメワケベラのペア
産卵上昇するホンソメワケベラのペア
繁殖期は基本的に4-11月くらいのそれほど水温の低くない時期で、ピークは夏場だと考えていたのだけど、よく考えたら、冬季はゲストがいなくて午後から1人で潜ることが多いため、単にホンソメワケベラの産卵時間帯に潜っていないだけなのでは?疑惑が。。。(^^;;
いずれにしてもピークの時期というものはあると思うのだけど、もしかしたら冬季でもボチボチ(たまに)産卵していたりするのかもしれない。。。
この冬はできるだけ午前中に潜るようにしてみようかな。。。(笑)

ホンソメワケベラの産卵は非常に淡白だ。
産卵の時間が近づくと一応、クリーニングの合間にオスはメスにくっついて体をブルブル震わせたりして求愛したりするのだが、これは見逃してしまうほどメチャ地味。。。(・・;)
産卵自体もまったく駆け引きもなく申し合わせたかのようにゆっくり2匹で上昇し放精放卵を行う。
本格的な求愛から産卵まではものの2-3分だ。
あっという間に終わってしまう。

通常はペアで形成されるクリーニングステーション
通常はペアで形成されるクリーニングステーション
これは多分、ホンソメワケベラは他の魚と比べて、きっちりテリトリーが決まっていて、雌雄ともに競争者がいないので、激しく求愛する必要もなく、他のオスとメスを取り合いになったり、メス同士で争ったりという事もないからなのだと思う。
さらに屋久島の場合は、オスとメスのペアでクリーニングステーションを構えている例が多いので(それにプラスして幼魚&若魚が混じる事もあるけど。。。)、なおさらなのかもしれない。

ペアを観察していると、クリーニングの合間にしきりにオスがメスにチュっとキスをする様子が見られる。
オス同士やメス同士での喧嘩の際も2匹は向き合ってにらみ合うのだが、それとは違って優しくソフトな感じだ。
何だろ?これ。。。
産卵前の求愛とも違うし。。。
他の魚ではハレムのオスは定期的にテリトリー内のメスを巡回し、あいさつして回る行動がよく見られるのだが、これもそんな挨拶行動の1つかな。。。なんて考えている。

ホンソメワケベラのキス
ホンソメワケベラのキス

ホンソメワケベラのキス
ホンソメワケベラのキス

クリーニング中の恍惚の表情
クリーニング中の恍惚の表情

カールおじさん?(笑)
カールおじさん?(笑)
今回のホンソメワケベラの話とはあまり関係ないけど、クリーニングされている途中の魚の顔は面白いの何枚か撮ったのだけど、口を開けた恍惚の表情が面白い。。。(^^;;

モンガラカワハギの写真は「恍惚の表情」ではないけど、口元ってこんな毛みたいなやつが生えていたんだ。。。(^^;;
まるでカールおじさんみたい。。。(笑)
面白いから載せてみた。


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: , ,

No comment yet, add your voice below!


Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。

Comment *
Name *
Email
Website

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください