【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 20.4℃
【透明度】 20m~
【海況】 時化
【天候】 くもり時々雨
【潜水時間帯】 14:58-16:22
【潮まわり】 06:14 199cm 満潮 / 11:56 86cm 干潮 / 17:29 211cm 満潮 / 大潮(月齢:27.8)
【日の出・日の入】 日出07:15 日没17:35
今日も午後から海へ。。。
ワイドでキンメモドキか、マクロでヒドラか、メチャ悩んだけど(笑)、結局、天気も悪く水中も暗そうな気がしたので、マクロで行くことに。
北よりの風の影響で一湊湾内はかなり時化気味。。。
陸上から見る一湊タンク下はかなり濁っているように見えたので、エントリーをちょっと躊躇した。(^^;)
ぶっちゃけ寒かったというのもあるんだけど。(笑)
かなり考えた挙句、一応エントリー。
水中は濁りだけでなく、ウネリも多少感じられ、普通に魚を観察している分には問題ないが、極小のヒドラ類の撮影はかなり厳しかった。。。
目的の赤いヒドラは今日も開いていなかった。
(ーΩー )ウゥーン
もしかして、もう死んだかな。。。(・_・;
ヒドラ類の面白いところのひとつは、マクロレンズを通して初めて気づくいろいろな生き物との共生だ。
当然、地球上のどんな生き物も基本的には共生しているし(人間も含め)、もともと海の中はこの共生が非常に分かりやすい形でそこらじゅうで見られる場所なのだが、ヒドラのような動物は非常に小さいため肉眼でちらっと見る限りでは単独で佇んでいるようにしか見えない。
ところがマクロレンズを通して見てみると、様々な生き物が付着していて共に生きているのが分かる。
このギャップが何ともいえない驚きを与えてくれ、この驚きを得たいがためにヒドラ類を見つけるたびについつい覗き込んでしまう。。。(笑)
この驚きを1枚の写真にしたくて、ずっとこの赤いヒドラ通いをしていたのだが、何かもうこの子たちはサイクルが終わってしまったくさい。。。
別の群体を見つけねばかも。。。(・_・;
この赤いヒドラの近くにこんなヒドラがいる。(左側の写真)
長細い茎の部分から交互に白く綺麗なポリプが出ていて、今日はどの個体も思い切り開いていて満開状態だった。
ところが。。。
2日前、このヒドラを見つけて最初に見たときは、「何か変な形のポリプだなぁ。。。」とか思っていたのだが、ファインダーを通して見てビックリ!!!
開いたポリプだと思っていた連中はみ~んなヨコエビの仲間だったのだ。(笑)
1つのヒドラのポリプにつき1匹づつヨコエビの仲間が着いて触角なんだか、腕なんだかよく分からないものを広げてる。。。
しかも、全員一斉に!!(・_・;
同じ群体を撮っているんだけど、今日はすべてのポリプが全開で開いていて、ヨコエビの仲間はちらほら見られた程度。。。
多分、1/8の時にいた連中は茎の下部のほうにみんな下りているのだと思う。(未確認)
今日はポリプが全開だからヨコエビが来ないのか、ヨコエビが来ないからポリプが全開なのかよく分からないけど、面白い!!!(^^)
何か2種が共生していくためのルールがあるに違いない。。。
このルール、つまり共生の仕組みや2種の関係が分かったとき、きっとまたまた驚きがあるんだろうな。。。と容易に想像がつく。。。(^_^)
ヒドラに何か別の生物が付くパターンもあれば、ヒドラの方が何か別の生物に付くパターンも多い。
今日はオイランヤドカリの背負う貝にヒドラらしきものが付いていた。。。
彼らは自由に動けないから、このオイランヤドカリの気持ちひとつで行き先が決まる。。。(笑)
でも、動くものに付くことで移動を可能にしたのは賢い!(^_^)
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