ミドリアメフラシの交接&卵

【ポイント】 春田浜タイドプール/安房漁港
【水温】 22.0℃~
【透明度】 -m
【海況】 時化気味
【天候】 晴天&強風
【潜水時間帯】 14:00-16:00/16:00-17:30
【潮まわり】 06:19 184cm 満潮 / 12:11 74cm 干潮 / 17:46 184cm 満潮 / 中潮(月齢:27.0)
【日の出・日の入】 日出06:43 日没18:16

久し振りの北西の強風による大時化!
見なかったけど、まぁ~一湊湾内は大時化だろう。。。と見込んで、最初から安房方面へ。。。
前からこの方面でワイドで撮りたかったのが、アメフラシ類の産卵、もしくは交接、そしてゴマフエダイの成魚群れ&ヒメツバメウオの成魚群れ。
あまりこちらに来ることもないので、まとめ撮りしようと10-17mmで春田浜タイドプールと安房漁港を周った。

ミドリアメフラシの交接
ミドリアメフラシの交接
思っていた通り、すでにアメフラシ類の産卵は始まっていて、あちらこちらに交接中のミドリアメフラシたちが。。。
また、あちらこちらにアメフラシの卵である「海そうめん」が。。。

ここは最大2mくらいの大きなタイドプール。
大型のアメフラシはミドリアメフラシくらいしか見られなかったのだが、その数は尋常ではなかった。。。(^^;)
とにかくグチャとそこら中に複数匹でまとまって交接してたり、寄せ合っていたりしていた。

時期的に緑色の海藻が綺麗で、これとアメフラシのコラボレーションは初春の屋久島のタイドプールの代表的な光景だ。

アメフラシの仲間は他のウミウシ類と同様に雌雄同体でオスとメスの機能を体の中に併せ持っている。
で、生殖器は背中にあって、ここで作られた精子は頭部から出すため、写真のようにオス役がメス役に覆いかぶさるような体位(笑)となる。

だから下の写真のように2匹以上が連なって乱交中の個体も多く見られた。
そのほとんどはメス役が観念したかのようにへたり込み、その場で2匹以上が岩のように固まってじっとして交接を行っているのだが、これがまた写真映えしない。。。
アメフラシを知らない人が見たら、「何じゃこりゃ?」状態。。。(笑)

しかし、たまにメス役がガンガン逃げて、それをオス役が乗っかりながら逃げる光景も見られた。
こうなると交接の様子がよく分かる。

3匹が連なるいわゆる3P状態。。。
3匹が連なるいわゆる3P状態。。。
交接中の2匹の後ろには黄色い「海そうめん」
交接中の2匹の後ろには黄色い「海そうめん」

黄色いミドリアメフラシの卵である「海そうめん」以外にも、ピンク色のヒラヒラした卵もよく見られたのだが、これが最初は誰の卵なのか分からなかった。
しかし、後半にその犯人が分かった!
メリベウミウシだった。
産卵中のメリベウミウシを見つけたのだ。

ここには巨大なメリベウミウシも気持ち悪いほど沢山見られ、交接中のペアもいた。
でも、メリベウミウシは大きな口を広げる捕食の方が興味あるなぁ。。。(^^;;

他にはタツナミガイもいたけど、こちらは卵や交接中の子は見つからなかった。。。

メリベウミウシの卵
メリベウミウシの卵
メリベウミウシ
メリベウミウシ

帰りにゴマフエダイの群れを撮るために安房漁港によったのだが、いや~超透明度悪い。。。
浮遊物も多くて、とてもじゃないけど写真撮影は不可能。。。(ーー;)
もう少し透明度の良い時を狙って出直そう。。。

港内には産卵中のTheアメフラシがいた。
また、スミゾメスズメダイが沢山いて、ヒメツバメウオの成魚もいい感じで群れていた。
サツキハゼの群がりも大きくて、お腹が卵でパンパンなメスや婚姻色のオスの姿も多く見られた。
ここで夕日を絡めたちょっといい感じの構図を閃いた!(^_^)
でも、もう少し透明度がいい方が良いかな。。。(^^;)


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3 Comments

  1. アメフラシの仲間は他のウミウシ類と同様に雌雄同体でオスとメスの機能を体の中に併せ持っている。で、生殖器は背中にあって、ここで作られた精子は頭部から出すため、写真のようにオス役がメス役に覆いかぶさるような体位(笑)となる。 http://bit.ly/eNsqIM


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