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水面付近と水底の水温の差があり過ぎっ!(;´・ω・)

【ポイント】 川(No.2)
【水温】 22-27℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 13:03-14:15
【潮まわり】 08:56 82cm 干潮 / 15:44 194cm 満潮 / 若潮(月齢:10.3)
【日の出・日の入】 日出06:30 日没17:32

昨日、台風22号が通過し、今日は一気に凪るかと思いきや甘かった。。。(^^;)
北上した台風は温帯低気圧になったものの、メチャクチャ発達して爆弾低気圧のようになってしまった。。。(ーー;)
風は北西の冷たい強風に変わり、陸上だけでなく、海も真冬のような光景。。。

ゲストは久々に来島した常連ゲストNさん。
しかし、潜るところがない。。。

結局、Nさんのリクエストで川(No.2)の汽水域へ。
まだまだ濁っているかと思ったけど、それほどでもなかった。
でも水面付近と水底の水温の差があり過ぎっ!(;´・ω・)

水底(3-4m)付近は27℃はあったのだが、水面は何と22℃!!!!寒すぎっ!!!!
当然、サーモクラインが発生して、その境目はモヤっとしてて何も見えなかった。。。

ちなみに水底もイマイチだった。
ここは様々な種類の泥ハゼ類がいたり、ロープには絶滅危惧種のヤエヤマノコギリハゼなどがいたのだが、今日は一切見られなかった。。。
水底にはゴマフエダイやオキフエダイ、ギンガメアジの子供、そしてクロダイの若魚たちが異常に多く見られた。
あとはサツキハゼとかスミゾメスズメダイとか、ヒメツバメウオとか。。。


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ヤクシマイワシ

【ポイント】 川(No.1)
【水温】 24.6℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 10:30-12:15
【潮まわり】 05:37 208cm 満潮 / 12:13 19cm 干潮 / 18:32 206cm 満潮 / 大潮(月齢:27.7)
【日の出・日の入】 日出05:28 日没19:00

昨日、島内の同業者のFacebook記事に「宮之浦川にイワシの大群がっ!!」と出ていたので、「マジでイワシかいっ!(笑)」などと思いながら、今日はそれを撮りに行ってきた。
この同業者のお店は河口から1-2kmくらい上ったところにある川の畔にお店があるのだが、昨日の日中はそのスグ目の前で「イワシ」が群れていたそうなのだが、今日はもう少し上流側の淀み付近に溜まっていた。

カヌーを出してもらってそこまで行き、潜ってみると水底を覆いつくさんばかりのヤクシマイワシが群れていた。
通常、ヤクシマイワシは河口や真水が流れ込むダイビング・ポイントなどの水面直下の表層で群れているのだが、毎年初夏の頃は水底付近で見る事も多い。
水底に自らの体を叩き付けるような感じでぶっ飛んでいる時は多分、産卵行動と関係しているのではないか?と思っている。
今日もたまにそんな時があって、水底に着いた僕の手にバンバンぶつかってくる時もあった。

ヤクシマイワシの群れ(-2m)
ヤクシマイワシの群れ(-2m)

ヤクシマイワシの群れ(-4m)
ヤクシマイワシの群れ(-4m)

ヤクシマイワシの群れ(-6m)
ヤクシマイワシの群れ(-6m)

ヤクシマイワシの群れ(-6m)
ヤクシマイワシの群れ(-6m)

今まで何の迷いもなく「ヤクシマイワシ」と言い切っているけど、実はちゃんと調べたことはない。。。(笑)
ここは屋久島なので「ヤクシマイワシ」であった方が都合がいいので、そう呼んでいただけなのだ。(マジかいっ!(・・;))

ヤクシマイワシはトウゴロウイワシ目に属する魚で、「イワシ」とつくけど「イワシ」の仲間ではない。
マイワシやカタクチイワシなど俗に「イワシ」と呼ばれる魚はニシン目の魚で、トウゴロウイワシ目に属するヤクシマイワシとは分類上はクジラとネコくらい違う。(笑)
分類上はボラの仲間に近いみたい。

ヤクシマイワシ?
ヤクシマイワシ?
このトウゴロウイワシの仲間には似たような種類が5-6種類いて、いつも出会うたびに「ヤクシマイワシ!」と断言しつつも、心の中では「ヤクシマイワシであってくれ~」などと願っていたわけだが(それでいいんかいっ!(笑))、どうもヤクシマイワシで本当にいいみたい。(^^)

昨日、同業者が釣り上げたヤクシマイワシをもらって、家に帰ってから魚類検索を当たってみた。
すると近似のネッタイイソイワシやトウゴロウイワシ、オキナワトウゴロウなどではないことは容易に分かり、ヤクシマイワシかホソオビヤクシマイワシかで迷ったが(鱗の数を数えなければならない。。。(^^;;)、多分、ヤクシマイワシでいいと思う。(笑)

サツキハゼの群がり
サツキハゼの群がり
帰りはカヌーで帰らず、ブラブラ散策しながら帰った。
僕が屋久島に来た当初はかなりここを潜ったものなのだが、その時はもの凄い数のサツキハゼの群がりが見られたのだが(広範囲の岩肌を覆い尽くす勢いで群れていた)、今日久々に見てみると何か超少なくなっていた。。。(・・;)

オスはどの子も婚姻色が醒めたような色をしていて、メスはみんなお腹に卵を抱えていた。
思い切り繁殖期にはいっているみたい。
夕方近くに潜れば求愛や産卵が見れそうだ。。。


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見慣れないサツキハゼ属の魚

【ポイント】 春田浜/川(No.2)
【水温】 19.2℃/20.2℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:39-11:55/13:19-14:20
【潮まわり】 06:43 211cm 満潮 / 13:08 9cm 干潮 / 19:19 215cm 満潮 / 大潮(月齢:29.3)
【日の出・日の入】 日出05:56 日没18:42

今日は鹿児島大学・本村研究室の学生さんを連れて2本。
できれば一湊界隈で潜りたかったのだが、風は北西の強風が吹き、海はかなりの時化っぷり。。。(・・;)
仕方なく安房へと飛んだ。。。

超久しぶりの春田浜で潜ったのだが、やっぱりここは魚影が薄っ!(・。・;
深場タイプのセグロヘビギンポやコッカレルラス(オハグロベラ属の一種)などをリクエストされていたのだが、このポイントではちと厳しかった。。。

2本目は場所を少しでも変えようと、川(No.2)の河口へ。。。
河口ではサツキハゼが薄っすらと婚姻色を出していた。
このサツキハゼの群れの中にちょっと見慣れないサツキハゼ属のハゼが数匹混じっていた。
今日はカメラを持たなかったので、写真には撮れなかった。。。(・・;)

近々、もう一度見にいってみるつもり。


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ミドリアメフラシの交接&卵

【ポイント】 春田浜タイドプール/安房漁港
【水温】 22.0℃~
【透明度】 -m
【海況】 時化気味
【天候】 晴天&強風
【潜水時間帯】 14:00-16:00/16:00-17:30
【潮まわり】 06:19 184cm 満潮 / 12:11 74cm 干潮 / 17:46 184cm 満潮 / 中潮(月齢:27.0)
【日の出・日の入】 日出06:43 日没18:16

久し振りの北西の強風による大時化!
見なかったけど、まぁ~一湊湾内は大時化だろう。。。と見込んで、最初から安房方面へ。。。
前からこの方面でワイドで撮りたかったのが、アメフラシ類の産卵、もしくは交接、そしてゴマフエダイの成魚群れ&ヒメツバメウオの成魚群れ。
あまりこちらに来ることもないので、まとめ撮りしようと10-17mmで春田浜タイドプールと安房漁港を周った。

ミドリアメフラシの交接
ミドリアメフラシの交接
思っていた通り、すでにアメフラシ類の産卵は始まっていて、あちらこちらに交接中のミドリアメフラシたちが。。。
また、あちらこちらにアメフラシの卵である「海そうめん」が。。。

ここは最大2mくらいの大きなタイドプール。
大型のアメフラシはミドリアメフラシくらいしか見られなかったのだが、その数は尋常ではなかった。。。(^^;)
とにかくグチャとそこら中に複数匹でまとまって交接してたり、寄せ合っていたりしていた。

時期的に緑色の海藻が綺麗で、これとアメフラシのコラボレーションは初春の屋久島のタイドプールの代表的な光景だ。

アメフラシの仲間は他のウミウシ類と同様に雌雄同体でオスとメスの機能を体の中に併せ持っている。
で、生殖器は背中にあって、ここで作られた精子は頭部から出すため、写真のようにオス役がメス役に覆いかぶさるような体位(笑)となる。

だから下の写真のように2匹以上が連なって乱交中の個体も多く見られた。
そのほとんどはメス役が観念したかのようにへたり込み、その場で2匹以上が岩のように固まってじっとして交接を行っているのだが、これがまた写真映えしない。。。
アメフラシを知らない人が見たら、「何じゃこりゃ?」状態。。。(笑)

しかし、たまにメス役がガンガン逃げて、それをオス役が乗っかりながら逃げる光景も見られた。
こうなると交接の様子がよく分かる。

3匹が連なるいわゆる3P状態。。。
3匹が連なるいわゆる3P状態。。。
交接中の2匹の後ろには黄色い「海そうめん」
交接中の2匹の後ろには黄色い「海そうめん」

黄色いミドリアメフラシの卵である「海そうめん」以外にも、ピンク色のヒラヒラした卵もよく見られたのだが、これが最初は誰の卵なのか分からなかった。
しかし、後半にその犯人が分かった!
メリベウミウシだった。
産卵中のメリベウミウシを見つけたのだ。

ここには巨大なメリベウミウシも気持ち悪いほど沢山見られ、交接中のペアもいた。
でも、メリベウミウシは大きな口を広げる捕食の方が興味あるなぁ。。。(^^;;

他にはタツナミガイもいたけど、こちらは卵や交接中の子は見つからなかった。。。

メリベウミウシの卵
メリベウミウシの卵
メリベウミウシ
メリベウミウシ

帰りにゴマフエダイの群れを撮るために安房漁港によったのだが、いや~超透明度悪い。。。
浮遊物も多くて、とてもじゃないけど写真撮影は不可能。。。(ーー;)
もう少し透明度の良い時を狙って出直そう。。。

港内には産卵中のTheアメフラシがいた。
また、スミゾメスズメダイが沢山いて、ヒメツバメウオの成魚もいい感じで群れていた。
サツキハゼの群がりも大きくて、お腹が卵でパンパンなメスや婚姻色のオスの姿も多く見られた。
ここで夕日を絡めたちょっといい感じの構図を閃いた!(^_^)
でも、もう少し透明度がいい方が良いかな。。。(^^;)


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