やっぱり4匹全部ナメモンガラだった。

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.3/一湊タンク下No.1
【水温】 26.1℃
【透明度】 30m
午前中は晴れていた空も正午過ぎには曇りだし、一時雨&雷に。。。
水中の透明度は良いのだけど突然空が暗くなって水中も真っ暗に。。。(゜o゜;;
黒潮は接岸したかと思いきや、結構浮遊物が多いので完全接岸というわけではなさそう。


今日は午前中が体験ダイビング。
午後からは1人でタンク下へ。。。
体験ダイビングの残タンクなのだが、どうしてもいなくなってしまう前にゼロ戦のナメモンガラの幼魚を撮りたくて沖へ出た。
namemonnnnnn.jpg4匹はまだ無事にいて、ブロックの穴から出たり入ったしていた。
青っぽい色をしているので、遠目ではアカモンガラと勘違いしそう。
つまりは、過去にアカモンガラの幼魚だと思っていた子の中にナメモンガラも含まれていたかもしれない。。。
4匹中1匹はメチャクチャ青くて綺麗。
他の3匹は逆にメチャクチャ地味。
ナメモンガラは一説によると性転換しないようなので、これって雌雄差かと思いきや、それ以外の色彩的な特徴はみんな一緒。
つまり、すべてメスっぽく感じる。
今日も日没エントリーでマルハナガタサンゴの産卵観察、及びにミドリイシサンゴ類の状況調査に行ってきた。
マルハナガタサンゴの産卵2日目。
昨日の産卵は序章で今日が本番だった。。。(・・;)
いやいや。。。昨日は「感動は薄かった」と言ったがちょっとだけ訂正。
今日はさすがに凄かった。
何が凄いってその曇りっぷり(濁りっぷり)!
マルハナガタサンゴはミドリイシとは違い「バンドル」ではなく精子と卵が別々に放出されるのだが圧倒的に精子の方が多く、辺り一面が白いモヤに包まれて何も見えなくなる。
ちょっと離れて上層から見てみると綺麗にその群落周辺のみが白く濁り、そこを外れると透明度の良い状態になる。
外からその白いモヤの縁を一周してみると、マルハナガタサンゴの分布が良く分かる。
優占しているとは思っていたけど、ここまでマルハナガタサンゴが多いとはこれまで感じてなかったので驚いた。
卵よりも精子の噴出しが面白かった。
海底温泉がそこらじゅうから噴出すような感じで放精するのだが、その頻度が凄まじく、しかもあちらこちらから。。。
そりゃ濁るわ。。。って感じ。
無数のチョウチョウウオがバクバク精子や卵を食ってたけど、これだけ濁れば受精率はかなり高いのでは?と思ってしまう。
産卵は日没直後から始まって30-40分でピタリと終わる。
それから10分もすると元の透明度に戻るのだが、白い濁りを俯瞰してみるとそれが流れて行く方向が分かったのだが、砂地とは逆方向の浅場(岩場)に流れていく。
つまり着底率もかなり高いかもしれない。。。
このポイントでマルハナガタサンゴは更に分布を広げそう。。。(笑)
ちなみにサンゴのこの産卵方法はベラのそれと似ている事からも、ハイブリットが多く、遺伝的多様性も高そうな気がする。。。
そもそも今日産卵したのが本当にすべてマルハナガタサンゴなのかも怪しい。。。
データ
日没(19:24)前後から始まり40-50分続く。大潮(月齢16.7) 満潮21:19
スジナメモンガラ


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