汽水域のテンジクダイ

【ポイント】 川(No.2)
【水温】 19.0℃(汽水の水温です!)
【透明度】 10m
今日も西高東低冬型の気圧配置。
いくぶん、北西の風も緩んできたが、北部の海は時化気味。。。


今日は汽水域のテンジクダイ・アマミイシモチを撮るだけのために川(No.3)へ。
鹿大の研究者の方と取り組んでいる「屋久島のテンジクダイ(仮題)」という論文の締切が近づき、研究者の方からは連日写真の催促が。。。(^^;;
ほとんどの種類の写真はすでに送ってあるのだが、あとは生息は確認されているのだけどまだ写真がないものがリストアップされ、何とか写真を。。。とのリクエスト。
そんな中にすでに僕自身も生息を確認しているのだけど、ただ単にめったに潜らない汽水域に棲むため、まだ撮っていないテンジクダイが1種いる。
アマミイシモチだ。
このテンジクダイはその場所(汽水域)に行けば絶対にいるのだが(しかも普通に)、環境が悪く(泥&サーモクライン)、第一あまり潜りにいかないので写真はロクなものがないのだった。
amamiishi1.jpgamamiishi2.jpgamamiishi3.jpgこのテンジクダイを撮るだけのために今日は川(No.3)までエッチラオッチラ行ったのだが、いや~今日もかなり厳しい状況。。。
泥もスゴイけど、サーモクラインが凄まじい。。。(-。~;)
しかも面白いのがこのアマミイシモチ、ちょうどサーモクラインの辺りに棲んでいるのがムカつく。(笑)
サーモクラインは1m前後の場所に1mくらいの厚みでかかっていて、この層にもっとも多く見られるのだった。
少しでもサーモクラインがかかっていない場所で撮ろうと、水深を冷たい上層と温かい下層に振ってみたが不思議なことにそういうところにはまったくいない。。。
amamiishi4.jpgまたアマミイシモチは通常、単独で棲んでいるのだが(この時期、この場所では)、かなり警戒心は強い。
泥&サーモクラインが弱まりチャンス!と思っても、今度は隠れちゃってなかなか撮らせてもらえない。
う~ん。。。こいつは強敵だ。。。と思っていたら、日没が近づき水中がやや暗くなってくると思い切り外に出てくるようになった。
苦労してかなりの枚数を2時間かけて撮ったけど、何かどれもイマイチ。。。
アマミイシモチ。。。強敵すぎる。。。(-_-;)
また撮りに行くか。。。


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