“日本初記録のヘビギンポ”ってどれ?(-_-;)

【ポイント】 栗生タイドプール
【水温】 -℃
【透明度】 -m
今日の風は北西なれど風は緩く、暖かい。
島の南西面にある栗生はダイビングポイントのある面は時化気味だが、タイドプール側は比較的穏やかだった。


今日はゲストGさんのリクエストもあって久しぶりに栗生のタイドプールへ。
リクエストとか言いながら、僕の方から提案した中から選んでもらったようなものなのだが。。。(^^;;
先日まで島の南東面にある春田浜タイドプールにてカエルウオの仲間を整理していたのだが、そろそろ状況が把握できてきたので、今度は南西面の栗生のタイドプールに行ってみた~い!と思っていたのだ。。。
しかし、今日はそれよりも重要なミッションがあったため、普通のタイドプールには行かず、潮通しの良い浅場を見て周り、最後に超浅い水たまりみたいな場所のみ覗いてみたのだが、何やら可愛いカエルウオの仲間が!!
色も模様も綺麗だし、とにかく可愛い!!
最後の1時間くらいはずっとこれに貼り付いていた。。。
x1.jpgx3.jpgしかし、こいつらはどうもただの(失礼!)ニセカエルウオ臭い。。。
可愛く見えるのは幼魚だからで、通常、成魚は潮通しの良い浅い岩盤の上なんかで見られるのだが、幼魚はどうもこうした浅い水たまりのような場所にいるみたい。。。
真っ黒になったり、真っ白になったりと体色をコロコロ変える。
この幼魚を知ったことでニセカエルウオのイメージはガラリと変わった。
ニセカエルウオは真っ黒か、Theカエルウオのような地味なやつだというイメージを持っていたのだが、幼魚は可愛くて色彩豊かだった。(^▽^)/

さて、今回の最重要ミッションはあるヘビギンポを探すことだった。
今年の夏に研究者が栗生で採取した魚の中に含まれていたヘビギンポの中に、国内産のどの既知種にも当てはまらない子が4個体いて、日本では未記録のEnneapterygius hemimelas(学名)に合致するらしく、近々論文が発表されるそうな。。。
しかし、これが何とも悔しいことに僕はどのヘビギンポの事を言っているのかまったく分からないのだ。。。得意のヘビギンポの仲間なのにも関わらず。。。(-。~;)
しかも、地元・屋久島産なのに僕が知らないなんて~!!!
という事であまりにも悔しいのでこのヘビギンポを早く確認して、水中での様子を撮影しておきたかったのだが、実はこのヘビギンポ探しがメインなのだ。(笑)
だけど。。。2時間くらい探していたのだが、見つかったヘビギンポはTheヘビギンポ、アヤヘビギンポ、クロマスク、クサギンポだけだった。。。
う~!!!いったいどこにいるんだ???(-_-;)
標本写真を見るとEnneapterygius hemimelasは今まで見たこともないような婚姻色を出す。
繁殖期に潜らないと見つからないかも。。。


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