新顔が出なくなってきた。。。

【ポイント】 元浦/一湊タンク下
【水温】 21.7℃
【透明度】 15m~
天気は相変わらず悪いが、ようやく一湊湾内も凪ぎてきた。
まぁ~凪ぎてさえいれば、多少天気が悪くてもいっこうに構わないのだが、寒くて暗~いのはちょっと。。。(-_-;)
最近、ブーツがボロボロでエクジット時にフィンを脱ぐ時、一緒に脱げそうになって困るっ!(笑)
すでにニューブーツは購入済みだが、貧乏性の僕はギリギリまで履いてやろう!と頑張っているワケだが、さすがにそろそろヤバくなってきた。
もういい加減に勘弁してやろうかな。。。


ヤドカリ生活36日目。。。
昨日、元浦でエクジット直前の浅場(-30cm)でこんな連中がウジャウジャいたのだが、もうエアーも無い状態で何者なのか分らずに終わった。
今日はタンク下で潜る前に元浦に寄って、その正体を暴きに行った。
貝殻の大きさはどれも5mm程度で砂と同化しているような極小ヤドカリなのだが、拾おうとするとスタコラと逃げる。
逃げ足は速い!
周りにはツマキヨコバサミのチビなんかも見られ、最初はその幼体かと思っていたのだが、右のハサミが大きいし、科からして違う。。。(右のハサミが大きい⇒ホンヤドカリ科、ツマキヨコバサミ⇒ヤドカリ科)
ずっと見ているうちに前に見たクロシマホンヤドカリの幼体だと突き止めた連中(⇒屋久島ダイビングサービス「森と海」 : 屋久島・海ブログ : -20m以深の転石下)に目玉や第一触角がよく似ている。。。
でも、何か違うんだよなぁ~
脚の模様とかがまったく違う!
で考えてみたんだけど、これってホンヤドカリの幼体ではないだろうか。。。?
まだ予想の段階なのだが、もう少し成長ステージを追ってみようと思う。
前半は岩や転石の裏によく着いているというカイガラカツギの仲間を浅場で探していたが全然見当たらず、60分を切ってから思い切って沖へ出た。
沖と言っても-15m付近にある大きな亀裂の暗がりを覗きに行っただけだけど。。。
ここの定番はやはりネジレヤドカリ属の一種1で、これにケフサゼブラヤドカリやアデヤカゼブラヤドカリが混じる。
何か新顔はいないかなぁ~と探していると、何やら薄いオレンジ色のヤドカリが!!
でも、これまた小さい!
貝殻の大きさが1cmぐらい。。。
ワクワクしながら、その貝殻を拾ってファインダー越しに見てみると、お~新顔!!
と思ったのだが。。。
帰ってから落ち着いてPCでよく見てみると、一見新顔風のヤドカリだけど、これって。。。昨日も紹介したイダテンヒメホンヤドカリじゃねーの???
色はまったく違うけど、脚とかの紋様や目玉、触角、どれをとってもイダテンヒメホンヤドカリ。。。
間違いねーこれはイダテンヒメホンヤドカリの幼体だったのだ。
う~ん。。。最近まったく新顔が出なくなった。
つまりは屋久島の(正確には一湊タンク下の)普通種はすべて把握したって事かな。。。
当初の目的は達成か?
この36日間で、これまで見つけてきた約60種はすべて大人から子供までいて、繁殖もしているであろう屋久島の普通種だ。
しかも、こんな冬の冷たい海でも見られるワケだから、1年を通してずっと見られる連中だろう。
ここからは出物やレアモノといわれる類のヤドカリ探しに入る事になる。
そろそろ、ここ「一湊タンク下」でのヤドカリ探しも潮時かな。。。


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