【ポイント】 漁礁&ゼロ戦パッチ
【水温】 21.4℃
【透明度】 ~15m
今日はダイビング事業者組合のサンゴ調査のまとめ作業の予定が午後から入っていた。
なので午前中に潜りに行かねば!!と思っていたのに、すっかり寝坊してしまった。。。
さすがに海は凪ぎているだけに「海なし」にする気ににはなれず、正午ちょっと前から急いで潜りに行った。
いったん下がった水温がまたちょっと上がった。
余裕で21℃台。
今日も潮がかかっていて、泳ぐのがちょっと辛かった。。。!
これまでヤドカリはノーマークだったとは言え、さすがに綺麗なゼブラヤドカリの仲間だけは気にはなっていた。
これまでダイビング中にもいろいろなゼブラの仲間をちょくちょく見かけていたのだが、いざ探し始めるとこれがなかなか見つからない。。。
ひとまず手っ取り早く、何種か撮りたいな。。。と思い、必ずいる事は分っているゼロ戦に行ってみる事にした。
種の特定はしていないが、今までも何種かゼブラの仲間をここで必ず見ていたような気がするので。。。
行ってみると。。。いた、いた。。。ゼロ戦の上にウジャウジャと。。。
もっといろいろなゼブラの仲間っぽいヤツらがいたような気がしたのだが、片っ端から撮り始めたら、途中で気づいた。。。どいつもこいつも同じ種類じゃん!!!
しかも、ゼブラに限らず他のヤドカリがほとんどいない。
数匹、大きなソメンヤドカリや小さなアカツメサンゴヤドカリなんかがいたりしたが、ほぼ9割以上がこのヤドカリ。
しかもハンパじゃない数が。。。
帰ってから何という名前のゼブラヤドカリなんだろう。。。と、調べまくったが(もちろん「ゼブラ」の仲間だと思い込んで)、なかなか見つからない。。。
これは新種に違いねぇー!!と興奮しつつ、諦めて他のヤドカリを調べていたら。。。
いたぁ~!!!!
ネット上にまさにこいつじゃねーか!というヤツがいた。
しかも属はゼブラヤドカリ属じゃなくて、ヒメホンヤドカリ属なる仲間らしい。。。見つからないはずだ。。。
高知で標本が採取されているらしいのだがまだ未記載種のようで、ヒメホンヤドカリの一種(Pagurixus sp.)と呼ばれていた。
何でもいいけど、ゼブラヤドカリ属とヒメホンヤドカリ属って何が違うんだ???(笑)
ヤドカリ道を極めるのはかなり遠そうだ。。。
今日も一見透明度は悪くなさそうに見えつつも、砂地は白濁りが激しく、帰りは久し振りに迷った!
ドキドキしながらようやく見慣れた風景に辿りつくと、まだエアーに余裕があったので-15m付近の砂地と岩場の境目でヤドカリを探してみた。
ここで撮った地味なヤドカリ2個体を帰ってからPCで見てみると、意外に綺麗な子なのでビックリした。
白い体に赤い斑点が可愛い♪
ヤドカリは一見地味に見えて、拡大して見ると綺麗だったりするので怖い。
この2匹も未記載だった。
こいつも属を特定するまでかなり苦労したのだが、ネジレヤドカリ属なるこれまた聞いた事の無い属の一種で(Turleania sp. aff. albatrossae)、赤いスポットが多く細かく点在する事、そして目の模様が赤渦模様になるのが特徴のようだ。
やはり、こいつも高知での採取記録があるらしい。
スリースポット・フラウンだ~!!!(笑)
【ポイント】 一湊タンク下 【水温】 21.7℃ 【透明度】 ~15m 北西の風…