えっ?海水??

【ポイント】 栗生/川(No.2)
【水温】 28.8℃
【透明度】 20m~
ようやく梅雨が明けた。
とは言っても、今年の屋久島は梅雨らしい日は少なく2-3週間前から連日の晴天だったが。。。
梅雨前線はかなり北上し今にも消滅しそうだ。
とうとう太平洋高気圧に覆われつつある。
「これはもしや!!!」
天気図から栗生に入れる事を確信し、再び「栗生」にリベンジ!


しかし、相変わらず「栗生」は大きな白波が当たるような状況だった。
一昨日よりはマシだったが、依然としてとても凪ぎとは言えない。。。(-_-;)
ちょっと頑張ってエントリーはしたものの。。。
水中は時化を感じさせない透明度&明るさだったが、ウネリだか潮流だかよく分らない重~い水の流れのせいで泳ぎづらいっ!
水中にはクラゲが凄かった。
渦巻いている予定の(笑)ウメイロモドキたちは、このクラゲを食うためかみ~んな水面直下の辺りに固まってなかなか降りてこない。
いつもはもの凄い数のニザダイの仲間も取り巻くのだが、こちらもかなり高い位置で群れており降りてこない。
群れモノで凄かったのはキビナゴぐらいか。。。(-_-;)


いずれにしても「栗生」は潮が早く落ち着いてフィッシュウォッチングができない。。。という事で、2本目は急遽またまた川に潜る事にした。
ゲストの了解を得て、僕もまだ潜ったことのない場所の調査をさせてもらう事にした。
川(No.2)は、過去に河口付近には潜っていたが、その上流の淡水域はまだ見ていなかった。
できるだけ上流に上り、淡水らしい場所を探す。
ここまで遡れば、さすがに淡水だろう!と思って入った場所は風光明媚な森深~い場所。。。
河口から楽に3kmぐらいは上流に上っているはずなのだが、入ってみてビックリ!
いきなりのナンヨウツバメウオ(yg)、オキナヒメジやツノダシ、フエダイやゴマフエダイ、サツキハゼやゴマハゼの群れもあちらこちらに。。。
舐めてみるとやや塩からいっ!
き、汽水やん。。。(-_-;)
この周辺は観光的にもかなり有名な場所なのだが、ここが汽水で海水魚がいるとは誰も思っていないだろう。。。(笑)
さらに最干潮の時間にも関わらず、最大で-12mまで水深が取れるほど、かなり深い淵があった。
でも全体的に魚は少な~い!!!(笑)
そんな中でも初記録が1件。(笑)
あまりの魚の少なさに、後半は係留中の船やロープ、朽木の周りなどを探ってばかりいたが、このロープに初見の魚がいっぱ~い!
こんな連中。。。



調べてみるとクロホシマンジュウダイなる初めて聞く魚の幼魚たちだった。
日本には一属一種のみ分布する魚だ。
先日の川(No.5)同様、こちらの川でも水面に浮くロープなどにヨウジウオの仲間が何匹か着いていた。
こちらも抱卵中の子が何匹か。。。
種類は不明。。。
川(No.5)で見たヨウジウオとは何やら違う種類のような。。。
背中の鞍状の白い斑点が特徴的だ。
いずれにしても完全淡水系のハゼたちはまったく見られなかった。
ナガノゴリやヒナハゼ、チチブモドキなどは見られたが、こいつらって汽水でも生活できるんだね。。。
認識が改まった。


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6 Comments

  1. 前に水族館で見たのは、銀色の体に黒い斑点があるタイプだったけど、このオレンジの入ったのが本当にクロホシマンジュウダイなの???

  2. 第237回  屋久島紀行2006 – 7/27

    地味な伊豆の海を離れて折角明るい南の島に来ているのに、毎日のログが汽水域の地味な魚の話ばかりでは、しげる君のお店の営業戦略上も良くないのではないかと、「日…

  3. 成魚は銀色の体に黒い斑点がある魚みたいだけど、幼魚はこんなやつみたいです。
    決して成魚から成長過程を追ってみたワケではないけどね。。。(笑)
    成魚見たいっ!
    いねーかなー?

  4. ウンウン、アタシもtomiさんに同意!こんなんだっけ?と思っちゃった
    もっかい水族館行ってみよっかなー
    この写真のコはだいぶ小さいの?
    見たいなあ。。。

  5. そうだよね、水族館で見たのも相当ちっちゃかったけど(500円玉より小さかったかな?)、銀色に黒いテンテンだけだったような。。。

  6. 500円玉より小さい???
    って事は水族館の子も幼魚なの?
    それでもう体に黒い斑点があるんだ!へ~!!
    この子たちは1-2cmぐらいだと思います。
    もう少し調べてみるね。(そんな余裕があるのか???(笑))


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