川から海へ繋がる旅

【ポイント】 川(No.3)~一湊タンク下/一湊タンク下
【水温】 28.5℃
【透明度】 20m~
今日も晴天が続く。
梅雨前線はかなり北上し、吹き込む南寄りの風は昨日から完全に治まっている。
九州地方の梅雨明け宣言もようやく出て(屋久島はとっくに晴天の日続きだが。。。)、季節はもう夏!
暑いよぉ~!!!
1本目は潮が満ちているうちに川に入ろう!って事で、川(No.3)にエントリーしたのだが、そのまま「一湊タンク下」からエクジット。
川から海へ。。。その変化を楽しむダイビングとなった。


ちなみに「川から海へと変わっていく様子を見よう!」などという明確なコンセプトが事前にあったワケではない。
結局戻るのが面倒で「一湊タンク下」からEXしただけで、メチャクチャ無計画なダイビングだった。。。(-_-;)
しかし、ゲストには好評だった。
今日は汽水域からのスタートだったが、これが淡水域からスタートすれば、更にその変化が感じられて良いかもしれない。。。
屋久島は山々の標高が高いので、川は急流を経て、短い距離で海まで到達する。
つまり、淡水域~汽水域~海水域を1回のダイビングで通り抜ける事は十分に可能だ。
あとは生物的によりベストなフィールド(生物層の変化が分り易い)を探せば、十分に売りになるかな?とか考えてしまった。。。
名付けて!
「森と海の繋がりを知る!河川ドリフト・ダイビング」♪
屋久島らしいでしょ?(笑)
生き物的には相変わらずフエダイ類が多く、ここではホホワキュウセンなんかも見られたが、一番のヒットはスジミゾイサキの幼魚&若魚の何千もの群れ!
スジミゾイサキは2004/06/21、屋久島の南を台風6号が通過した翌日のややウネリの残る元浦で初記録し、生態写真は珍しく、IOPダイビングニュースの表紙にもなった魚だ。(⇒sumizo.jpg (JPEG 画像, 400×267 px))
その珍しい魚が、河口のテトラの周りにわんさか!
いや~驚いた。。。(-_-;)
(右のワイド写真をよ~く見ると小さなスジミゾイサキのチビたちがいっぱいいるのだが。。。)

変な場所で思いもよらない子にも出会ってしまった。
河口(ちょっと汽水気味。。。)のそれも”枝サンゴ”の上に大きなフリソデエビ。。。(-_-;)
マ、マジっすか。。。
こんな環境の子は初めて見た。
これは決してヤラセ写真ではありません。。。あしからず。。。(笑)

2本目ははっきり言ってハナツノハギとシンデレラウミウシしか見ていない。(笑)
一湊タンク下の小パッチ付近にはいつもハナツノハギの雌雄ペアが見られるのだが、今日はこれに別のオスがやってきて激しいケンカが見られた。
他のオスを決して自分の伴侶には近寄らせない。
近づこうものなら、激しく追いたてる。。。
元々、カワハギの仲間の生態を追いたいというリクエストもあったので、40-50分に渡ってこのハナツノハギの観察は続く。。。
結局、減圧がつきそうだったので諦め、帰路へ。。。
そのまま一気に帰るかと思いきや、今度は2匹の今にも交接しようとしている(ように見える)シンデレラウミウシの前で引っかかった。
おいおい。。。まさか、こいつらも交接まで見届ける気でっか???(笑)
いやいや、ウミウシはさすがに今からだと厳しいっす!
もう、エアーがカスカスじゃないですか~!!(笑)
こんな超スローモーなウミウシの交接に付き合っていたら、スグにエアー切れっす!!(爆)


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1 Comment

  1. 第236回  屋久島紀行2006 – 7/26

    先だっての汽水域でのダイビングが受けたので気を良くしたのでしょうか、ガイドのしげる君からのこの日の提案は更に面白そうなものでした。
     「川の汽水域か…


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