もう1種「春の歳時記」

【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 19.8℃
【透明度】 15m~
昨日よりもまた水温が下がった。
しかも、1℃も!!
毎年の事だが、この時期の水温は本当に安定しない。
1-2℃くらいだったら簡単に上下する水温には本当に参る。。。
だいたい20℃くらいを境界に外に出たり、中に篭ってしまったりする魚が多いが、今日はボトムで20℃を切ってしまったとは言え、たいがいの魚はみんな外に出ていて一安心♪

ketunw.jpg

先日、「春の歳時記系スズメダイ」のアマミスズメダイ(yg)を今季初観察したが、今日は「春の歳時記系ベラ」の代表格・キツネベラ(yg)の1-2cmぐらいのチビが、ボチボチ見られる事を確認した。
だいたい-20m前後と割と深い水深に集中しているため、今まで気づかなかった。。。(-_-;)
何しろ、最近は浅場のヘビギンポ三昧だったからなぁ~(笑)
ちなみに屋久島ではキツネベラは12月-1月に頻繁に産卵が見られた。
同時期に産卵が見られるアカササノハベラ(yg)の幼魚は、すでに浅場で爆発的に増えている。

sumiren.jpg

一湊タンク下にはスミレナガハナダイのしっかりしたハーレムは存在しないが(メス3、おかま1の小さな群れはある)、毎年この時期になると小さな幼魚は何匹か入り込む。
ケラマハナダイやキンギョハナダイ、カシワハナダイ同様、スミレナガハナダイの幼魚も一湊タンク下で見られ始めた。
いっつも入り込む場所は同じような場所なのが面白い。
-25m付近の暗い亀裂の中なのだが、同所では昨年も同じような時期に同じような幼魚が見られた場所だ。
そろそろ、ゼロ戦のフタイロハナゴイ(yg)の綺麗な幼魚たちも見られるかな。。。?

joejoe.jpg

ちょっと深い水底で遊び過ぎて、帰りはかなりエアぎりぎりの状態でエントリー口に向かっていると、同業者に呼び止められた。
「ちょっと来て!来て!」
黙って着いていくと、3匹のジョーフィッシュが5cmぐらいの等間隔で三角形を描いたような形で顔を出していた。
黄色い子とブラウンの子と写真の茶斑の子。。。
みんな色が違うのが面白かったが、それ以上に興味深かったのは、これって産卵を前提とした巣作り(巣の配置)なんじゃないか?って事。
ジョーフィッシュは毎年、この時期になるとウジャウジャと一湊タンク下のあちらこちらで見られる。
とにかくジョーの多いポイントなのだが、これだけ多いにも関わらず、まだ産卵やハッチアウトは見た事がない。。。
3匹も狭い範囲に集まったシュチュエーションはメチャ貴重やん!!
ここなら産卵&ハッチアウトが見られるかも♪ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪
さて、ちょっと調べて、産卵&ハッチアウトを狙ってみるか。。。


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2 Comments

  1. おおおっ、早起きできるかしら???(ゲストよりガイドが・・・ ^^;;)
    デラワンでは日の出の頃にハッチアウトを見れましたよん♪

  2. そうなんですよね~(-_-;)
    サンセットならともかく、早朝ってのがネックです。。。(笑)
    好きなヘビギンポでさえも、なかなか起きれなくて今年も婚姻色を見れずに終わりそうな種類がチラホラ。。。
    で考えたのが、ハッチアウトではなくて産卵!
    これって観察or写真撮っている方はいるのかなぁ~?
    早朝でなければ、僕だって!(爆)


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