【ポイント】 志戸子
【水温】 21.7℃
【透明度】 15m~
今日は志戸子でベニハゼ調査。
南寄りの風。。。のはずだが、北に面する志戸子はそれなりに白波あり。。。
なかなかベタ凪ぎとはいかないポイントだ。
このポイントも昨日の吉田同様、ぽつーんと高い根があって、その根には亀裂や暗がりが所々にある。
浅場が面白い志戸子だが、今日は一気にその根(-12m)に向かった。
先日のLOGのコメントで八丈島の同業者から、キホシスズメダイ(yg)のチビも目立ってきたと言っていたが、こちらでもチラホラ見られるようになってきた。
屋久島の場合、ビーチでは八丈島ほどキホシスズメダイは見られないのだが、これも春の風物詩か。。。?
薄いモスグリーンの体色はまさに春を感じさせるが。。。
カモハラギンポの極小幼魚は屋久島では6月中旬から爆発的に目立ち始める。
逆算するとそろそろ繁殖期となるはずなので、4月に入ってから注意して見ていたのだが、ここ最近あちらこちらで巣穴に篭るオス(?)を目にするようになってきた。
非繁殖期なら、近づくとただただ横に逃げていくだけなのだが、この時期はスグに自分の巣穴に入り込んでしまう。
産卵を見るのはなかなか大変だが、多分すでに卵を守っている段階なのだと思う。
さて。。。ベニハゼ調査も3ポイント目。
←志戸子では最も多かったのはこいつ。
つまり、栗生でよく見られたTrimma annosumではないか?と言われている子。。。
(⇒屋久島海案内: 栗生ベニハゼ調査隊♪)
う~ん。。。日本初記録とされるような種類がこんなに沢山いて良いものだろうか。。。( ̄へ ̄|||) ウーム
何かがおかしい。。。(-_-;)
←撮った数個体の写真をいくつか見ていったら、こんな1枚があった。(現場ではまったく気づかなかったのだが。。。)
頬部をよく見ると薄っすら黄色い水玉模様、もしくは斑点みたいなものが出かかっている。(or消えかかっている?)
更にオキナワベニハゼもいた。(右写真)
これまでだったら簡単にオキナワベニハゼとして片付けていたものだが、上記2枚が別の種類だとか言われちゃうと、そう簡単にオキナワベニハゼとして処理できなくなってきた。。。
なぜなら最初の2枚は頬部に線が入っていない事以外は、最後の1枚のベニハゼ(オキナワベニハゼ?)とどこが違うんだ???
若い頃はまばらの黄色い斑点が、成長と共に隣接した斑点はくっつき合い、時に線状となり、最後にはオキナワベニハゼに!
どう?この仮説。。。(笑)
今は時期的に若い個体が多い気がする。
盛夏や晩秋、再びここを覗いたらオキナワベニハゼだらけだったらどうしよう。。。(T-T )(ToT)( T-T) オロオロ
う~ん。。。未だに目が慣れない。。。(-_-;)
オキナワベニハゼの小さい個体も見たいことがありますが、頬の線はありますよ。
本当ですかぁ~?
写真とかあれば見せて頂きたいのですが。。。
だとすれば、オキナワベニハゼ説は簡単に消えますね。。。(笑)
でもなぁ~
その後の調査で、この種類(頬に線も斑点もないベニハゼ)はどうも屋久島で一番多い種類のようです。
で、次点でオキナワベニハゼとなるのですが、どっちなのかよく分らないような個体も多いです。
何とか産卵が見れればいいのですが。。。