【ポイント】 横瀬/一湊タンク下
【水温】 24.0℃
【透明度】 15m~
今日もある同業者とポイント調査に出かけた。
もちろん、ポイントは「横瀬」だ。
2日間通ったことで、何とかベーシックなコースについては、一応わかってきた。
まだ、まっすぐ行って、まっすぐ帰ってくるだけなんだけど。。。(笑)
右や左に寄り道すれば、いろいろと楽しそうな環境もありそうで、今後が楽しみなポイントだ。
お隣「黒瀬」(オリジナルポイント)と合わせて、これから積極的に使っていきたい。
今日は先日下りた深場とは別の方向に下りてみた。
通常のダイビングでは折り返し地点であるアジアコショウダイやコガネスズメダイ、トサヤッコ、タテジマヤッコなんかが群れているところが-28mぐらい。
ここから-40mまでは一気に落ち込むのだが、この斜面には沢山ウミウチワが見られ、それぞれに赤いピグミーや黄色いピグミーが着いている。
-40mを越えると砂地になる。
先日下りた方向にはオキナワサンゴアマダイがいっぱいいたが、ここにはヤセアマダイがいっぱいいた。
オグロクロユリハゼなんかも比較的多いが、スジクロユリハゼはまったく見られなかった。
慣れない場所で更に潮も速かったため、落ち着いて観察する事は出来なかったが、これといって面白い魚は見られなかった。
きっと慣れてくれば、いろいろ見え出すのかもしれない。。。
あっ、巨大なクエがいたっけ。。。(笑)
1.5mくらいの巨大なクエが砂地に横たわっていた。
こいつは一昨日も見られたが、きっとここの主なんだろう。。。
最近、ダイバー(つまり僕。。。)が来始めて、ちょっとビビッてるのでは?(笑)
今までは平和に暮らしていたのに。。。
悪いねっ!
この子のお腹はかなり大きかったので、抱卵中のメスだろう。。。
この巨体で飛び上がって放卵放精すんのかな?
想像できないんですけど。。。(汗)
同じくパッチにいるアザハタも今が繁殖期のようだが、こいつらもこの巨体で飛び上がって放卵放精????
見てぇ~!!
2本目は同業者の誘いでボートにて、例のパッチへ行った。
あまり乗り気ではなかったが(ゲストがいないのに2本っていうのはちょっと。。。(笑))、結論から言うと行って良かった~♪
透明度の悪さもあって、相変わらずこのパッチには漁礁経由でないと行けない。。。(泣)
漁礁への起点となる砂地から伸びるロープ&籠には先日見つけたオキゴンベが着いている。
最近話題にしているクロホシイシモチと言い、伊豆にも沢山いるような種類の話ばかりで、申し訳ない。。。(笑)
1本目の「横瀬」では沖の方でシロホシスズメダイやトサヤッコなど八丈、小笠原方面に多い魚を見たかと思いきや、安全停止中の浅場ではナンヨウハギの成魚ペアやカスミチョウチョウウオの群がりなど沖縄方面に多い魚も見られる。
で、今度はもろ温帯種のオキゴンベの立派な成魚。。。
屋久島の生物層はかなり多様である事が分るだろうか?
そして今日はパッチからほど近い流木の周りに、また新たな魚を数種GET!
中層を泳いでいたら、下にいる同業者に呼ばれて行ってみると。。。
なんじゃこりゃ~!?
見た事もない綺麗なスズメダイが。。。(汗)
しかも、成魚っぽい。。。
写真に撮っちゃうと多少色褪せるが水中で見る彼の薄いブルーの体色は、かなり美しかった。
現在、カメラの調子がメチャ悪く、ピントの合う写真が撮れるかどうか、メチャクチャ怪しい。。。
何者か分らないだけに、もう、こいつには会えないかもしれない。。。
そう思うとかなり緊張しながらシャッターを切った。
しかも、できるだけ枚数を多く!(笑)
数打ちゃ当たる方式で。。。
だんだん訳の分からないお魚が増え始める時期に入ってきた。
こんな、ちゃんと写るか写らないか分らないようなカメラでは、ちと危ない。。。
早く修理しなきゃ。。。ほんと、ヤバイよ。。。(焦)
結局、このスズメダイは現在、調査中!
誰?これ。。。?
知っている方がいましたら、教えてくださいませ。。。(他力本願)
更にその流木には見慣れないテンジクダイの仲間も。。。
調べてみるとフウライイシモチというらしい。。。
20匹くらいの群がりを作っており、小さいから最初は幼~若魚だと思っていたが、数匹は口内保育中だったりするので、これで立派な成魚なのだろう。
こいつも他のポイントでは今まで見た事もないので、初記録だろう。
これまたまったくピントの合った写真はなかった。。。(泣)
両種ともまた撮りなおしに行きたいのだけど、再びこの砂地の真ん中にあるような流木にたどり着けるかな。。。心配だ。。。
つーか、カメラ直さなきゃ~!!
更にこの流木には真っ黒く、可愛いアザハタの幼魚も見られた。
メチャ可愛い~♪
これが今、パッチにいるような大きな成魚になっちゃうのは、ちょっと信じられない。。。
>知っている方がいましたら、教えてくださいませ。。。(他力本願)
オキスズメ、、、見てぇぇぇ!
お~!!これがオキスズメダイですか~!!
素晴らしいっ!
。。。って言うか、こいつの分布ってどうなってるんですか。。。??(=_=;)
あまりにも情報が少なくて。。。
これってオキスズメになるんですか?私がリロアンで見る子とはだいぶ印象が違うような気がします。。。
リロアンの子は胸鰭基底部の黒斑がないですし、体高ももう少し低かったように思います。
ちなみに、私はリロアンでしか見たことがないのですが・・・
オキスズメは胸鰭基底部にばっちり黒斑があるんだよ。
ところがDamselfishes of the Worldに載っているオキスズメには黒斑がありません。
近似種のスジスズメ(Teixeirichthys jordani )にも見えますが、生態写真があまりないんでハッキリした事は言えません。
でもフィリピンのはこのタイプではないでしょうか。
オキスズメ(Pristotis jerdoni )とスジスズメ(Teixeirichthys jordani )を記載した学者が異なり、生態での記録も少ないので、現段階での情報では何とも言えないですね。
しかも八丈島にはいないし・・・。
という事で、しげる頑張ってね!
> しかも八丈島にはいないし・・・。
新規ポイント開発のために、屋久島の様々な場所&環境を調査 していて思ったのですが、八丈島にもまだまだ未開の新環境が存在する可能性はありますよね。。。?
例えば、シンジュの砂地ってすべてを見て周ったことはあるのでしょうか?
また、八重根&底土の砂地をはるか沖まで見て周ったことはありますか?
これらの砂地の真ん中に小さなパッチがあって、その周辺に八丈では珍とされる魚が溜まっていたりしませんかね~?
オキスズメダイもこうした環境で突然見られました。。。
フィリピン系列の魚とは言え、何でもありの八丈だったら、いてもおかしくない気が。。。
それは・・・やってみたら・・・?
ととっていいのでしょうか??(爆)
でも、八重根と底土は航路になってそうでこえぇ~。。
> それは・・・やってみたら・・・?
> ととっていいのでしょうか??(爆)
そういう事です!(笑)
実際、底土のずっとずっと沖の方(かなり泳ぐけど。。。)にはヒラベラやピンクスクワットがいたり、クロヘリイトヒキベラの大きな群がりがあったりします。
さすがに砂地を突っ切って沖まで出た事はないけど。。。(笑)
怖いよね~
砂地のど真ん中に漁礁やリーフがあって、そこがパッチ化されていたりしないかな?
回天の残骸があったりして。。。(爆)
>ヒラベラやピンクスクワットがいたり、クロヘリイトヒキベラの大きな群がりが
ま、まじっすか!?ヒラベラは神湊で見たけど・・ピンクはふか~いとこでしか見たこと無かった。。 根とテトラの列がつながっているとこと、その奥の湾っぽいと湖まではたま~に行くけど。さらに???
>砂地のど真ん中に漁礁やリーフがあって、そこがパッチ化されていたりしないかな?
ん~夢のようだすな~☆ でも、冷水塊まっただ中の八丈ではキツイっすねぇ。
まだ冷水塊っすかぁ~(怖)
八重根にヨリトフグは出てる?
あいつ、可愛いよね~♪
会いたいなぁ~ガジガジくん!!(笑)