漁礁は相変わらず。。。

【ポイント】　一湊タンク下
【水温】　25.5℃
【透明度】　20m～
昨日までとは打って変わって高水温のタンク下だった。
海の色も数日前に経験した綺麗な「青」！！
とても気持ちのいい海だった。
って。。。いったい今年の屋久島の海はどうなっているんだ？？
1-2日で簡単に水温が4-5℃上下する。
簡単には喜べない自分がいる。。。（笑）
天気はまた晴天に戻った。
フィッシュアイを着けてまた漁礁へ。。。

今日もまた中層移動で漁礁へ向かった。
いや～気持ちいい～！！
もちろん、ツバメウオの本体200匹が目的なのだが、そう簡単には出会えない。。。
途中で本体から分かれて来たと思われる子たちが数十匹やってきたが、基本的には若い個体50匹くらいの群れは変わらない。
今日は潮がやや速かったからか、皆、漁礁周りに集まってホバーリングしてた。
本体といつもここに常駐している群れとの違いは、どうも成魚と若魚の違いのようだ。
この漁礁周りにいる子は縦に長い若い子が中心なのに対し、本体の子たちは皆、丸々太った大きな子が多いようだ。
遠くからやってきた本体の子たちは、漁礁までやってくると一時、この漁礁の群れと融合してしまうが、しばらくするとスグに抜け出てしまう。。。
だから、この漁礁の子たちは、きっといつも同じ個体で構成されているのだと思う。
しかし、本体の連中はいつもどこに溜まっているのだろうか。。。？
追いかけて調べてみたい気もするけど、これだけ何もない砂地でこれ以上深入りすると迷いそうで怖い。。。（笑）
もう帰ろうか。。。
そう思った時に2匹の巨大マダラエイ（？）が目に入った。
撮ろうと近づいてみると、何かいろんな魚を着けてる。。。
もっと近づいてみると、わっ！サメがいっぱい着いてる～！！！
スギが数匹に、あとはみんなメジロザメの仲間っぽいやつらがわんさか！
あとは撮影に一生懸命で、種類は特定できなかったが、なんか凄い光景だった。
近づくと、逃げるどころか、サメたちはフィッシュアイでも絵になるぐらい寄ってきたのだが、こんな時に限ってシャッターが切れな～い！！
そう。。。遠くから焦って連射し過ぎた～！（汗）
肝心な時に撮れず。。。（笑）
う～4枚までしか連射ができないD100に初めて不満を感じてしまった。。。
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6/4の記事で訂正がありま～す！
（→屋久島海案内: 正しいタイヤキの食べ方）
ここで次のような記事を書いたが、

ちなみにうちの屋久島 Fish Watchersでは、この魚をアイスズメダイとしているが（2005/06/05現在)、これは近々「ウエスタングレゴリー」、もしくは「クロソラスズメダイ属の一種」に変えるつもり。
というのも、どうもこの種類はかなり混乱しているようで、現在は下記のような関係にあるのだが、

学名	英名	和名	参考URL
Stegastes obreptus	ウエスタン・グレゴリー	和名なし	Pictures
Stegastes apicalis	オーストラリアン・グレゴリー	アイスズメダイ	Pictures

学名/英名はFishBaseに、和名は「日本産魚類検索」による。

どうも、アイスズメダイ(=オーストラリアン・グレゴリー=Stegastes apicalis)は参考URLを見てもらえば分る通り、背ビレと尾ビレの一部に特徴的なオレンジ色のマーキングのある魚らしい。。。

結局、多くの図鑑に書かれているようなStegastes apicalis=アイスズメダイというのは誤同定だったらしい。
実際、このアイスズメダイに関して書かれた文献の中で一番新しい「日本産魚類検索」の英語版では、すでにStegastes obreptus（ウエスタングレゴリー）はアイスズメダイと直されている。
ちなみにStegastes apicalisはオーストラリア固有種。
アイスズメダイという標準和名は日本産の標本が根拠となって命名されているので、Stegastes obreptusの標準和名がアイスズメダイになります。
要は和名は学名ではなく種の実体に基づいてつけられるので、学名がいくら変更されても和名はそのまま、というわけです。
アイスズメダイの学名がStegastes apicalisであろうが、Stegastes obreptusであろうが日本でみられるアイスズメダイはアイスズメダイってわけです。。。
というわけで、ひとまず屋久島 Fish Watchersのアイスズメダイはそのままにしておきますね。

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