【ポイント】 吉田/一湊タンク下
【水温】 24.8℃
【透明度】 ~15m
週末からのゲストの最終日。
今回、一番の目的だったのがコブシメの産卵だった。
コブシメは午前中が吉!という事で、午前中の1本目は「吉田」へ行った。
雲ひとつない晴天&澄んだ水。
なかなか気持ちいいダイビングだった。
結局、いつものウスサザナミサンゴの上にはコブシメは1匹もいなかった。
前回来た時はこのサンゴからかなり離れたところで、コブシメ自体は数匹見られたのだが、今日はまったく姿さえ見られなかった。
もう産卵期は終わったのかなぁ~と思ってしまうのだが、サンゴの中には沢山の卵が見られる。
時間をずらしながら産卵自体は続いているのかもしれない。
う~ん。。。早朝かな。。。?
いずれにしてもピークは終わったような気が。。。
この時期はキンギョハナダイのチビ群れを見ているだけでもかなり楽しめる。
タカサゴスズメダイやウメイロモドキ、モンスズメダイ、バラフエダイ、アマミスズメダイ、ヤマシロベラ、ハナゴイなどの幼魚が混じっている。
通うたびに「今日は何が混じっているかな~」と探す楽しみがある。
今日はモンスズメダイのブルーバージョンが混じってた♪~(^○^)/
いや~綺麗だな~
周りには普通のモンスズメダイもいっぱいいるのだが、これって本当にモンスズメダイ?というほど、別の種類に見える。。。
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あちらこちらで穴から顔を出すカモハラギンポを見つけた。
通常、このカモハラギンポは普通に外を泳ぎ回る魚なのだが、今はお腹の大きなメスやオス同士の喧嘩らしきもの、求愛らしきものをよく見かける。
この穴から顔を出している子は卵を守っている個体のようだ。
こうした子が今日はあちらこちらで見られた。
繁殖ピークはまさに今なのかもしれない。。。
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屋久島では初めてヒメウツボを見つけた。
綺麗な黄色い子。
追い立てたらワカウツボの穴に逃げ込んだ。
でツーショットで1枚!
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今までいろいろなスズメダイの産卵形態を見てきたが、今日初めて知ったササスズメダイの産卵場所にはびっくりした!!
カモハラギンポのように頻繁に小さな穴から入ったり出たりしているササスズメダイがいた。
入る時はカモハラギンポやミナミギンポのように尻尾からスルスルと入っていく。
穴と言ってもかなり小さく(直径3-4cmぐらい?)、ササスズメダイの成魚にとってはギリギリ体が入るくらい。
何をしているのだろう?と穴の中を覗いてみると。。。
お~!!狭い穴の壁面に卵がビッシリ着いてる~!
僕がゲストと穴を覗いていると、遠巻きに心配そうにこちらを見ているササスズメダイ。
どうもこの卵を守っているらしい。。。
これは大発見に違いな~いっ!と思い、帰ってから図鑑の記述を見てみると、ササスズメダイは基本的にミドリイシ類の周辺に棲むスズメダイらしい。
しかしミドリイシ類の少ない屋久島では、普通の岩場で他の魚と一緒に混じっている事が多い。
ミドリイシの多い地域ではそのサンゴの中に入り込んで、サンゴの枝部に産みつけたりするのかな?
屋久島にはこうしたサンゴがないから、こんな穴に産みつけるのだろうか?
う~ん。。。
穴に尻尾から入るササスズメダイ
2本目はゲストのリクエストでもう一度、ピンクフラッシャーを見に行った。
今度は産卵が見られればいいなぁ~という事で。。。
時間は一昨日より30分ほど遅いエントリーだったが、相変わらず激しい求愛だった。
同じ場所で同様に大きなハーレムを作るツキノワイトヒキベラもかなり激しい。
一昨日よりももっと盛んな感じはしたが、産卵は見られなかった。
もう少し遅い時間だろうか?
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いよいよ、サンゴ周りの浅場のスズメダイたちのチビたんが出始めた。
予想通り、最初のスズメダイはクロメガネスズメダイだった。
1cmぐらいの今年生まれのチビがボチボチ目に付くようになってきた。
今年の春は水温上昇がやや遅かったので心配したけど、昨年とあまり変わらない時期での登場だった。
これから所々で目に付くようになってくるだろう。。。
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