ハナビラクマノミって。。。

【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 21.2℃
【透明度】 15m~
昨日午後から続いている北西の風で、北部はやや時化気味。
最近、短パン&Tシャツで生活しているので、ちょっと肌寒い。。。
水中はウネウネだったけど、温かくて生き物たちの動きも活発で楽しい♪
今日は北部でもっとも凪ぎていた元浦周辺を横目にウネウネの一湊タンク下をチョイスしたのには、ちょっとしたワケが。。。


昨日、メチャクチャ悔しいことがあった~!
今年、またひとつ屋久島にダイビングサービスが出来たのだが、そこの子がハナビラクマノミのチビちゃんを見つけた!!
結構、驚く方が多いのだが、実は屋久島では日本で見られるクマノミの仲間6種のうち、常に見られるのはTheクマノミ1種のみなのだ。
トウアカクマノミを除く、Theクマノミ以外の4種はすべて奄美大島で見られる事を考えると、これらのクマノミの北限は、トカラ南部~奄美諸島なのだろう。。。残念だけど。。。
ハナビラクマノミやハマクマノミに関しては、度々記録はあるのだが、これは完全な出物で流れてきたチビちゃんが多いようだ。
屋久島は水温的にも環境的にも、そして島の位置から考えても、他のクマノミ類が繁殖してもおかしくないと思うのだけど、いないんだな~これが。。。
その原因のひとつとして、屋久島はTheクマノミの生息密度が異常に濃い事が考えられると思う。
クマノミ類が付きそうなハタゴイソギンチャクやシライトイソギンチャク、サンゴイソギンチャクに至るまで、すべてがTheクマノミ・ファミリーによって占拠されている。。。
しかも、その数(ファミリー数)は尋常ではない!
クマノミ団地のようなものはあまり見ないのだが、小さなイソギンチャク&小さなTheクマノミ・ファミリーはそこら中にあって、「ちょっと泳げば、Theクマノミ!」状態なのだ。
正確な距離は測ったことはないが、5-8mに1つぐらいの割合でクマノミが着くイソギンチャクが点在しているポイントが多い。
ところで、何が悔しいかって?
その彼が見つけたハナビラクマノミは、僕がホームグラウンドとして誰よりもせっせと通っている「一湊タンク下」の、しかもエクジット間際にいつもウダウダしている浅場の見慣れたイソギンチャクにTheクマノミ・ファミリーと一緒に着いていたのだ。。。
ここから何が分るかと言うと、僕はTheクマノミという普通種をまったく観察していなかった事になるのだ。。。
普通種だからこそ、メチャクチャ悔しかったりする。
普通種は誰よりも見ている自信があったのに。。。
いや~かなり反省した。。。
これから、ちょっとTheクマノミの観察もするようにせねば!
よく考えたら、ハナビラクマノミ、ハマクマノミ、カクレクマノミ、セスジクマノミは死滅回遊魚として、幼魚が毎年屋久島に到着している可能性は十二分にあると思う。
これも日々、Theクマノミを観察していないと気づかない事かもしれない。
いやいや、Theクマノミを甘く見ていた。。。!(反省)
ちょっと浅場のTheクマノミ・ファミリー分布MAPでも作って、まずは個体識別から始めようか。。。
それにしても、ハナビラクマノミって案外地味やね。。。(笑)
よく見ると隣のイソギンチャクに着いていた同し成長ステージのTheクマノミの若魚の方が、動きも色合いも派手で可愛いじゃん!
こんな可愛いやつらを無視してたなんて~!!何てもったいない事をしていたんだぁ~!!


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with:

No comment yet, add your voice below!


Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。

Comment *
Name *
Email
Website

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください