【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 21.6℃
【透明度】 15m~
今日も朝からベタ凪ぎ&晴天だったようだが、僕が海へ向かった正午過ぎから雲が立ち込めてきて風も強まってきた。
「お宮前」に行きたかったのだが、正面から風を受けたエントリー口はバシャバシャ波が当たり、これから入ったらアホだ。。。ってな状況だった。
大人しく「一湊タンク下」へ。。。
すみませ~ん!!
今日も写真はなしです。。。
ワイドを着けて入ったのだが、途中から片方のストロボがウンともスンとも言わなくなってしまった~!
まぁ、ストロボが正常でもワイドレンズだし、ロクな写真が撮れずお見せできるモノはまったくないと思うが。。。(泣)
日頃から写真のみの同定or見解を疑問視し、実際の生態観察のみを信じるっ!と言い切っている僕だが(笑)、さすがに写真が1枚もないと、この手のダイビング・ログ(フィールドノート?)ってちょっと説得力に欠けるね。。。(笑)
って言うか、写真があっても人によってはかなりツマラナイ内容なのに(笑)、写真が無いとかなりキツイかも。。。
書いている僕も言葉だけだと、かなり辛いっ!!
結局、生き物の観察って人に伝える限り、写真がかなり重要なウェイトを占めるのだった。。。
————————–
それでも懲りずに。。。
水温がようやく上り始め、だんだん刺激的な海になってきた!!
僕の言う刺激的な海とは、あちらこちらで魚たちが本能をむき出しにして生活する海って事。
本気になって女を追い掛け回し、本能の赴くままに求愛!
本気になって怒り、本能の赴くままに喧嘩!
そういうのってただ泳いでいるだけでも感じ取ることができる。
何か言葉では上手く言えないが、海の中の雰囲気が浮ついているのだ。
こうした刺激的な海になる水温の境目は屋久島では、どうも21-22℃のラインだと思う。
今日は今シーズン初めてハナヒゲウツボを確認したのだが、どうもやつもこの水温ラインで顔を出すようだ。。。
——————-
エクジット間際にお腹が卵でタップンタップンのコッカレルラス(オハグロベラ属の一種2)のメスを見つけた。
「お~!!これは産卵が見られるかもしれないっ!」
としばらくストーカーのごとくあとを追い続けた。
そのうちエアーが完全に無くなり、スノーケリングでしつこく追い続ける事30分。。。
ようやくオスが現れた!
オハグロベラのようなドギツイ婚姻色が見られるか!と期待したが、案外(って言うかかなり)地味でちょっとガッカリ。。。(やや色を濃くしただけの体色)
オスは執拗にメスの周りを周ったりして追い掛け回すが、スグに諦めて別のメスの元へ。。。(最後にはやや上昇してメスを促すが、メスは完全無視!)
今度はそのオスを追い続けるが、やつのテリトリーの広さには驚いた~!!
水面からふと顔をあげると、エントリー口近くにいたはずなのに、相当離れたところまで来ていた。
順番にメスを周りながら求愛を繰り返すが、なかなかその気になるメスはなく、その内僕の方が寒くなってきて諦めた。。。(泣)
しかし、メスはあんなにお腹がタップンタップンなのに、なぜ全然やる気にならないのだろうか。。。???
女心はよー分らん!!(笑)
——————-
先日、南部で豆マクラ(キタマクラの幼魚)が目立ってきたという話しをしたが、豆ハナ&豆シマ(ハナキンチャクフグ&シマキンチャクフグの幼魚)が北部で目立ってきた。
ちょっとした岩陰や石の下なんかを覗くと、あの可愛いチビたんが姿があちらこちらに。。。♪わーい!
こいつらは沖縄方面から流れてきた子なのか、当地・屋久島で産まれた子なのかは知らないが、今また目立ってきたって事は冬も繁殖してるのかな~?
——————-
冬に繁殖し春に目立つ代表格と言えば、キツネベラやアマミスズメダイだと思っていたが、毎日毎日さんざん探しているが、未だに極小チビたんを見つけれずにいる。
でも、待てよ。。。この見識って古巣八丈島での観察。。。
屋久島では違っていたりして!!(笑)
でも、実際、屋久島でもキツネベラ&アマミスズメダイの冬季の産卵行動は目撃しているんだけどなぁ~おかしいなぁ~
考えてみると、昨年もアマミスズメダイの極小チビたんを見た記憶があまりない。。。
数ヶ所で4-5月頃に見た記憶があるが、もっとこれから増えてくるだろう。。。と思っているうちに夏を迎え1回も撮ることなく終わってしまった!!
結局、あちらこちらに見られ爆発する時期なんて無かったよぉ~!!
成魚はあっちこっちで大きな群がりを作っているのに。。。
No comment yet, add your voice below!