【ポイント】 平内
【水温】 17.3℃
【透明度】 10m
4日ぶりの海。
復帰第1戦は南部の「平内」に行こう!と決めていたので、まだ時化気味の北部の海は一切見ることなく車を南に走らせた。
メチャクチャ寒く、暗~い曇天の北部を出て30分もすると、空はすっかり快晴♪
しかも同じ島とは思えない程、暖か~い♪
でも、海は南部も今ひとつ凪ぎ切れていなかった。。。(泣)
かなりウネリが残っていて、透明度も悪く、水温も低かった。
しかも、かなり潮流もあって、泳ぎづらい。。。
風邪もまだ完全には治っていないようで、鼻が抜けづら~い!
14Lを背負って一気に沖に出る。
風邪をひく前に見つけたレンテンヤッコ(僕的には2例目)の成魚を撮りに行くのが目的。
沖の-30m付近ではものスゴい数のコガネスズメダイやキホシスズメダイが乱舞しているのだが、今日はその群れをまじまじと観察してみた。。。
何回か書いているのだが、屋久島の場合、北部と比べて南部の海はより温帯域の色合いが濃く、磯魚が多く見られる。
黒潮が直接かかるのがこの南部だからか、古巣の八丈島の海に似てる気もする。
北部ではコガネスズメダイの近似種が群れの中心となるが、ここではTheコガネスズメダイがほとんどで数匹、近似種が混じる程度。
キホシスズメダイに関しては、逆にここ平内の沖ではすべてが近似種だった。
ちなみに、まだ北部ではこのキホシスズメダイの近似種は見かけていない。。。
そして、マツバスズメダイが数匹混じっていたのだが、こいつは北部では見かけないスズメダイ。
写真のオナガスズメダイは、古巣の八丈島ではとても多く見られたスズメダイだったが、屋久島では割と珍しく、僕的には2度目になる。
少なくとも沖縄色の強い北部ではほとんど見ないスズメダイなのだが、よく探せば八丈によく似た環境の南部では結構見られるのかもしれない。。。要調査!
これらは南北の違いと言うよりは、外海か?湾内か?の違いかもしれない。
まっ、北部でももっと潮通しのよい海域を潜ってみない事には、断言はできないけど。。。(笑)
結局、いろんな魚に目を奪われ、しかも警戒心の強いレンテンヤッコは満足に撮れなかった。
腐るほどレンテンヤッコが見られた八丈島では、撮るのは容易だったのに、ここ屋久島ではかなり苦労してる。。。(笑)
キホシスズメダイの近似種やマツバスズメダイも撮りたいので、また行こっと♪
写真はハダカハオコゼ。
これってセダカスズメダイ。。。だよね。。。?
一応、今までの流れで、念には念を入れて「Eスズメダイ」としておく。(笑)
北部では、こんなセダカスズメダイらしいセダカスズメダイを見ることはまったくなかったが、こちら南部ではちょくちょく見かける。
でも警戒心が強すぎて、なかなか撮れないっ!
セダカってこんなに警戒心が強かったっけ????(疑)
最後、「平内」の港内に帰ってきてからも、南部ならでは!の「春の風物詩(?)」にいくつか出会った。
タカノハダイのチビちゃん!豆マクラ(キタマクラのチビちゃん)!カゴガキダイのチビ群れ!
どれも北部ではあまり見かけないチビちゃんたちだ!わ~い♪
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今日はメチャクチャ潮が引いていた上に、もの凄いウネリで浅場での撮影はほぼ不可能。。。
それでも何とかオシャレヘビギンポ(仮称)の婚姻色にトライ!
大瀬崎のM氏に教えられた通り、通常色のオスの前に手鏡を当ててみた。(笑)
お~!!面白~い!!!
鏡に映った自分めがけて飛びついてくるー!
しばらくすると、真っ赤になってしまった。。。(爆)
こいつさーやっぱ「赤ヘビ」じゃないね~
Lord Howe black-head triplefinが近い気がする。。。
(→Enneapterygius rufopileus)
こいつのもうひとつの洒落者っぷりを発見!
口紅だけじゃなくて、頬紅ならぬ蛍光ブルーで頬を塗りたくってるよん♪(笑)
でも、このオシャレヘビギンポ(仮称)の特徴のひとつとして尾柄部に黒い帯があるのだが(右写真参照)、このLord Howe black-head triplefinにはなさそうだよなぁ~
尾柄部に黒い帯があるヘビギンポとしてはスジオヘビギンポなんかがいるけど、通常色がちょっと違うような。。。(ついでに婚姻色も。。。)
とすると未記載種(新種)の可能性も大いにあるっ!
スズメダイはセダカでいいとおもうよ。ヘビギンポは深いな~というか、俺がわからんので、しげるに、見てもらおうっと、、
> ヘビギンポは深いな~というか、
> 俺がわからんので、しげるに、見てもらおうっと、、
ぜひ見せてくださ~い!
僕もいろいろヘビギンポを見たいので。。。
しかし、ヘビギンポって最後に残された秘境といった感じがします。。。ほんと、よー分らん!!(笑)