【ポイント】 栗生タイドプール/湯泊
【水温】 20.1℃
【透明度】 15m~
北部は朝からシトシト雨が降る、相変わらず寒々しい光景。
昨晩からの北西の強風で、北部は元浦のみエントリー可能。
じゃー2本元浦でのんびり。。。と考えていたのだが、同業者から突然の電話。
「南部は晴れているよ~♪」
マジっすか。。。(=_=;)
これは行くっきゃない!
かなり暗~い曇天&雨の北部から島の南に周り込むにつれて、どんどん晴れていき、真南に周ったところで、完全な晴天に。。。
島が大きく、真ん中に高山があると、こうも天気が違う。
ところが、島の南西面(栗生)に周り込むにつれて、またまた曇天&風寒し。。。
まずは、前から気になっていた栗生海水浴場脇の”たまり”に潜ってみる。
これぞスジブチスズメダイ環境!と期待して入ったが、ただの砂地だった。。。
14分でエクジット。。。これでガイド代を頂くわけには。。。(汗)
タンクをバラさずにそのままお隣の栗生タイドプールへ。
ここは最大水深-3mの潮だまり。
やや時化気味&低水温で、魚はやや少ないが、相変わらずここはイチモンスズメダイが多い!
前に来た時は(→屋久島海案内: 最終日はタイドプールなどいかが。。。?)、
分かっている事は、イチモンスズメダイらしき地味な成魚がいっぱいいるのに、周りはミヤコキセンスズメダイの幼魚らしき子が山のようにいるという事実。
などと言っていたが、今なら判るもんね~♪
今日は1匹1匹幼魚や若魚を確認していったけど、み~んなイチモンスズメダイでした!(笑)
いろんな成長ステージが見られて、スグに隠れちゃう元浦よりも見やすい。
2本目は暖かい真南に近いポイントに周ることにした。
「湯泊」というこのポイントは開店以来2回目の潜水。
数年前の調査時には浅い根の上に元気なサンゴが密集していて、その上でスズメダイたちが踊る印象の良いポイントだった。
しかし、前回(昨年4月)に行った時は、最悪だった。。。
生き物の気配がしないっ!
で、ずっと入る気がしなかったのだけど、今日は恐る恐る入ってみた。
まずは一気に沖へ出る。
ここは比較的地形が複雑&変化に富んでいて、魚影もそれなりにある。
水深もそれほど深くないので、地を這うダイビングも可能。
でもひたすら上層を移動して、魚の多さや地形を把握。(ってこれじゃ調査ダイビングじゃん!(笑))推定-20m付近まで来た時、突然のヒレナガカンパチ&ツムブリの連合軍来襲!
しばらく彼らと遊んでいたが、突然一斉に方向を変え、ダァーと逃げてゆく。
これはもしや、更なる大物が!!
。。。な~んも来なかった。。。(笑)
帰りはタラタラと地を這いながら進むが、特に興味をひく魚は、これと言って。。。(汗)
あっ!行き交うアカササノハベラのメスは、み~んなお腹が大きかったっけ。。。
こっちでも冬が産卵期なんだね♪
でも、もう夕方なんですけど。。。
八丈島の産卵時間はほぼ正午前後だった。
こっちではどうなのだろうか?
気にしてオスを探したりしたが、大きなオスにはまったく出会わなかった。
こんな時は。。。!
そう!そろそろ気合を入れてウミウシを探してみるべ!!
ウミウシを探すには「ウミウシ眼」と呼ばれる特殊な目が必要になる。(笑)
エクジット直前に急遽、「ウミウシ眼」に変身!
【今日見たウミウシ・リスト】
クロスジリュウグウウミウシ
H.zephyra(ゼフィラ)
ジボガウミウシ×2
ミカドウミウシ(幼体×2、成体×1)
Halgerda sp.(パイナップルウミウシ?)
エンビキセワタ×多数
計12種
Thanks for …
久々の「ウミウシ眼」にしては上出来でしょ?(笑)
そんなこんなで浅場で遊んでいたら、結局今日も日没後のエクジットに。。。
坂口さん、お疲れ様でした!
帰りはそのまま、スグ隣りにある半混浴露天風呂「湯泊温泉」にエントリー♪
ちょっとぬるい温泉だけど、海を眺めながらのお風呂はサイコー!
湯泊でウミウシ探し→露天風呂へ直行!
あなたもどうですか。。。?
でも、水着&タオル着用不可でーす!(笑)
上左:クロスジリュウグウウミウシ/上右:ジボガウミウシ
下左:H.zephyra(ゼフィラ)/下右:ミカドウミウシ(幼体)
No comment yet, add your voice below!