初潜りはホームで。

【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 20.9℃
【透明度】 ~5m
2005年2日目にしてようやく「初潜り」と相成った。
今日はたまに晴れ間も見られ、昨日までと比べても外気も温かい。
海はかなり凪ぎてきており、多少はウネっているが、タンク下&元浦は潜水可能。
結局、初潜りはホームグラウンドのタンク下♪
時化後の海はやや水温が上がっていて、温かかったのだが、透明度が最悪。。。(汗)
な~んも見えなかった。。。
これは水深18mぐらいまで下がってもまったく同じ。
台風一過後の海の透明度だね。。。こりゃ。。。


あまりにも透明度が悪いので、最初からウダウダと地を這うダイビング。
いつもは周りを見回して、魚たちのエキサイティングな行動を探し、追うようなダイビングが多いのだが、周りを見回しても何も見えないので、今日は久々にずっと下を向きながら小物さがし。。。
ウミウシやツマジロオコゼ、キンチャクガニなどを探しながらの2本。
数日前にマナベベラの現在の状況を紹介した事があった。
現在、白黒ストライプの幼魚はあまり見なくなって、黒っぽく変わりつつある若魚が目立っている。
マナベベラは普通種であるにも関わらず、不覚にもまだ幼魚は撮ってなかった。
のんびりしていたらあっという間に幼魚の少ない時期に。。。
で、密かに探していたのだが。。。
わ~い♪まだ幼魚がいたっ~!
その場所で正月明けまで、クマノミ専用のクリーナーとして働いててくれ。。。(笑)
。。。よく考えるとクロベラの幼魚もまだちゃんと撮ってないじゃん!(つーか、成魚も。。。)
屋久島お魚大図鑑への道のりはまだまだ遠い。。。(泣)


タンク下の-15m~-18m付近には、スリバチサンゴがいくつか見られる。
それらにはウミタケハゼの仲間が沢山ついているのだけど、面白いことに1つのスリバチサンゴには1種類のウミタケハゼが着く。
←例えば、このスリバチサンゴにはセボシウミタケハゼ。
要はここはセボシウミタケハゼ一家のおうちってわけ。
古巣の八丈島では大型のカイメン類でよく見られていたけど、屋久島には大型のカイメンは少ない。


←それほど離れていないこっちのスリバチサンゴには、アカスジウミタケハゼ一家が幸せに暮らしている。。。
大きなオスが1匹にメス(多分)が数匹のハーレム。
でもね。。。実は夏場はひとつのスリバチサンゴに2種類が一緒に見られた事もあったんだよね。。。
あれっ???今は見事に棲み分けている。。。???
ところで、このアカスジウミタケハゼは卵を抱いてる。
こんなに水温が下がった今でも抱卵している事に驚くが、12月に伊豆の富戸でもセボシウミタケハゼの卵やメスの抱卵が見られているようなので(→富戸の流行語大賞)、別に時期外れというわけではないかもしれない。
それはひとまず置いといて。。。
で、これは仮説なんだけど、産卵期のみ棲み分けるな~んて素敵な事実があったりしないかな~♪
だったら面白いのに。。。(笑)
このスリバチサンゴ自体も小さいし、同所で2種類が産卵するのはちと厳しいもんなぁ~
雑種が出来たら、それはそれで面白い事実だけど。(笑)
ベラやチョウチョウウオ、キンチャクダイによく雑種が出るけど、この系統のハゼに雑種が出ても、多分誰も気づかねーだろうなぁ~!(笑)
ただでさえ、水中での見分けが難しいのに。。。


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