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カメガイの仲間の捕食方法

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 23.4℃
【透明度】 10m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 13:44-16:24
【潮まわり】 09:19 214cm 満潮 / 16:08 14cm 干潮 / 中潮(月齢:19.1)
【日の出・日の入】 日出05:17 日没19:13

午後からカメラを持って海へ。。。
昨日は濁りが凄くて行かなかった漁礁に行こうか行くまいか、メチャ迷ったけど、結局、途中で浮遊系生物にハマり、行かなかった。。。(笑)

またまた何やら濁りが凄い。
今日はクラゲなどのプランクトン類も昨日より増え、黒潮は外れている事を実感する。

上方から捕食用の粘膜を出すカメガイの仲間
上方から捕食用の粘膜を出すカメガイの仲間
カメガイの仲間は自らが出す粘膜で捕えて捕食すると聞き、もの凄く興味を持ったものの、実際にその粘膜を使って捕食している場面を自分自身が見たことがなく、正直、半信半疑ではあったのでカメガイの仲間ばかり観察してた。。。(笑)

カメガイの仲間の捕食方法(仮説)
カメガイの仲間の捕食方法(仮説)
まず、そもそも、粘膜で捕えた獲物をどうやって自分の体内に入れるのかよく分からなかったのだが、どうも上方に出す粘膜で捕えられた獲物を、写真Aのように普段は垂れ下げている触手を上にあげて、最終的には2本の触手で捕らえている(写真C)のではないか?という気がする。。。
写真Bのような体勢になるのはよく見かけるのだが、これが捕食のためだったという事なら、ちょっと納得。。。(^^)
まだ全然、確信はないけど。。。(^^;;

捕食用の粘膜に自らがかかるアホなカメガイの仲間(笑)
捕食用の粘膜に自らがかかるアホなカメガイの仲間(笑)
水中は前後、上下がない世界なので、当然こんな事も起こっちゃう。。。
カメガイの仲間がその捕食用に出した粘膜に、何と自分自身が引っ掛かっていた。。。アホだ。。。(笑)

今回の潮も相変わらず2本の触手を出すカメガイの仲間が多かったのだが、同じカメガイはカメガイでも、クリオネに近い人形みたいな連中(笑)がいつも以上に多かったような気がする。
ほとんどはヤサガタハダカカメガイだとは思うのだが、中にはよく分からないような連中も混じっていた。
よりクリオネに近い形をしていて、ヒラヒラと泳ぐ姿はメチャ可愛い~(^^)

誰?これ?(・・;)
誰?これ?(・・;)

ヤサガタハダカカメガイ
ヤサガタハダカカメガイ

結局、ずっと中層を漂って終わった。。。(・・;)

左から

モモイロサルパにはよくカイアシ類が着く。
卵嚢を着けた個体と着けていない個体、それぞれが沢山着いていた。

タルマワシの仲間はカッコいいので常に探しているんだけど、今日は宇宙船を持たない状態で浮いているやつがいた。
やっぱ、何かに乗っていた方が絵になる。。。(^^;;

カサゴ系の稚魚が中層を泳いでいた。
もう着底間近のようだ。。。

モモイロサルパに着くカイアシ類(コペ)
モモイロサルパに着くカイアシ類(コペ)
タルマワシの仲間
タルマワシの仲間

カサゴの仲間の稚魚。。。何だろ?これ。。。(・・;)
カサゴの仲間の稚魚。。。何だろ?これ。。。(・・;)


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久しぶりの30mオーバー(笑)

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 23.8℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 15:36-17:20
【潮まわり】 05:43 225cm 満潮 / 12:24 -3cm 干潮 / 18:53 228cm 満潮 / 大潮(月齢:14.1)
【日の出・日の入】 日出05:18 日没19:10

やっぱり、昨日のプランクトンだらけの潮は黒潮接岸の前触れだった。(^^)
今日はグーンと抜けて30m先も見える青い海!!
水温も24℃前後で温かい。

ヤサガタハダカカメガイ
ヤサガタハダカカメガイ
もうプランクトン類はほとんどなかったけど、鼻先にはまだカメガイの仲間がちらほら。。。
ただみんなサイズは小さめだ。
そんな中にヤサガタハダカカメガイなんかも混じってた。
でも、それほどプランクトンだらけというほどではなかったけど。。。(^^;;

今日は久々に沖に出てみた。
沖の斜面(通称・イトヒキの里)にはほんと久しぶりに行った。(・・;)
そして久しぶりに-30mに下りてみた。。。

砂地には屋久島では珍しいヒレナガネジリンボウのペアがいた。
お腹が大きなメスは堂々としていたけど、オスの警戒心が強く、ペアではまったく撮れなかった。。。

近くには1.5-2.0cmくらいの幼魚もいた。
幼魚にはやはり若い小さな共生エビが一緒にすんでいた。(^^)

ヒレナガネジリンボウ(yg)
ヒレナガネジリンボウ(yg)

ヒレナガネジリンボウ
ヒレナガネジリンボウ

例の不明種(Ancylomenes属の一種)
例の不明種(Ancylomenes属の一種)
近くには昔、やはり深場で何回か見ていたアカホシカクレエビの仲間が沢山いた。
いまだに未同定のままなのだが、便宜上、Ancylomenes属の一種と呼ばせてもらう。
Ancylomenes属の一種は屋久島では-30m前後から見られ、強く宿主に依存せず、よく泳ぎまくっているのが特徴だ。

突然、アジの仲間の大群に囲まれた!!!(・・;)
突然、アジの仲間の大群に囲まれた!!!(・・;)
-15m前後まで帰って来てからフトヤギに着くガラスハゼの仲間などを撮っていたら、急に辺りが暗くなった。。。
顔を上げてみるとアジの仲間の幼魚が無数に群れていて、それはもう大きな塊のようになっていた。
6-7月にたまに見る光景なのだが、今までワイドレンズを着けていない時にばかり会うので、この初夏の風物詩に関してはまともな写真は持っていない。。。
くそ~!!!明日は絶対にワイドで行こっと!


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