【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.7℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 13:47-16:03
【潮まわり】 09:22 229cm 満潮 / 15:11 100cm 干潮 / 中潮(月齢:3.3)
【日の出・日の入】 日出06:30 日没17:32
今日はnozatakeさんを港に送ったあと、午後からスタッフと一湊タンク下へ。。。
朝から天気はイマイチだったけど、海は凪ぎ。
エントリーしてしばらくするとメガネウマズラハギのオスがメスに必至に求愛しているところに出会った。
オスは目の下、頬のあたりを真っ青に染めて、しきりにメスの前に出ては頭の棘をピコピコ振っていた。
たまに砂を尻ビレでパタパタ煽ったりしていたので、これは産卵するかも!と思い、しばらく追っていたけど、そのまま2匹で岩礁の浅所に上がってしまい、そのうちオスの婚姻色も褪めてしまった。。。
さっきまでスタッフに泳ぎ方のアドバイスなどをしていた直後だったので、当然スタッフも興味を持ってこれを観察しているかと思いきや、後ろを振り返るとすでに彼女の姿はなかった。。。(^_^;)
興味や趣向は人それぞれだけど、せめてうちで働くスタッフには動物の生態や行動には興味を持って欲しいなぁ。。。(ーΩー )ウゥーン
「ここに何か着いていたら絵になるのになぁ。。。」と思いつつ、いつもチェックしているオレンジ色のヤギの仲間(?)があるのだが、いつ行ってもホシゾラワラエビくらいしか着いていない。。。(・_・;
しかし昨日、nozatakeさんと潜っている時にここにノコギリハギのチビが着いていた。(^○^)
当然、今日はエントリー後、ここに一直線!
しかし。。。たった一晩でノコギリハギの子はいなくなってしまった!!!マジか~!!!!
仕方なく、今日も全開のポリプをバックにいつも着いているホシゾラワラエビを。。。(^_^;)
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先日(10/28)、横瀬に潜った際、nozatakeさんの撮った写真をチェックしていると見慣れないカエルウオの仲間が写っていた。
海洋大の村瀬くんに聞いたところ、フタイロカエルウオだと言う。。。
フタイロ!!!
フタイロカエルウオはこれまで屋久島での記録はなく、つまり屋久島初記録になる。
生息も北限になるのではないだろうか。。。?
フタイロカエルウオというと体の前半が濃紺で、後半が黄色く染め分けているギンポを想像していたのだが、どうも体色には3タイプあるようで、この体色は「ストライプドフォーム」と呼ばれ、琉球列島や海外などではよく見られるタイプらしい。。。知らなかった。。。(・_・;
ちなみに体の前半が濃紺で、後半が黄色く染め分けている典型的な体色は「バイカラードフォーム」と呼ばれ、もう1つのタイプは体全体が濃紺の「ユニカラーフォーム」(⇒NR0036312AF.jpg (640×640))が知られている。
ニラミギンポも2つの体色が見られるが、これと同じようにフタイロカエルウオ3タイプには成長過程や性別との関連がまったくないようで、地域的な違いというわけでもないようだ。
ただ、そんな中でも「ストライプドフォーム」の出現頻度は比較的少ないみたい。。。
いずれにしても屋久島初となるフタイロカエルウオが典型的な染め分けタイプ(「バイカラードフォーム」)ではなく、イレギュラーな「ストライプドフォーム」だったのは何とも屋久島らしい気もする。。。(^_^;)