タグ: フタイロカエルウオ

久々にタイマイに出会った。(^^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 23.4℃
【透明度】 ~20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 9:56-11:33
【潮まわり】 07:23 87cm 干潮 / 14:06 186cm 満潮 / 長潮(月齢:23.6)
【日の出・日の入】 日出06:53 日没17:17

今日は午前中に1人で海へ。
久しぶりに-30m以深に下りて、ちょっと探し物を。。。(^^;;

マクロレンズでタイマイ(笑)
マクロレンズでタイマイ(笑)
行きがけに久々に中層を泳ぐタイマイに出会った。
よく見ると左手の辺りに黄色いタグが付いていた。
この黄色いタグは永田の浜で産卵上陸したアカウミガメに打たれるやつと同じものだった。
多分、永田の浜で産卵しているメスなのかもしれない。。。
もし永田で産卵した子であるなら、まだ産卵期ではないので、多分、普段から屋久島近海に棲んでいる子なのかもしれない。

-30m以深で探し物をしているとあっという間にコンピュータがうるさくなってくる。。。
結局、探し物は見つからず、タラタラと水深を上げながら帰路へ。。。

ヘビギンポの未記載種
ヘビギンポの未記載種
この水深で撮ったものは、未記載となるセグロヘビギンポ似の「ヘビギンポ属の一種」だけ。(・・;)
このヘビギンポはヘビギンポの仲間としては珍しい-20m以深で見られる深めのヘビギンポで、屋久島には沢山いるのだけど相変わらず、他の海域では記録がない。
多分、地味なので誰も気づかないだけで、珍しいヘビギンポではないと思うのだけど。。。(^^;;

帰りに浅場で久々に出会った魚が2種。。。

フタイロカエルウオのストライプドフォーム
フタイロカエルウオのストライプドフォーム
1つはフタイロカエルウオの「ストライプドフォーム」カラーだ。
琉球列島や海外などではよく見られるタイプらしいけど、屋久島ではフタイロカエルウオ自体がそれほど普通種ではないため、当然、この体色に会うのも稀だ。
ただよく知られている体の前半が濃紺で、後半が黄色く染め分けている典型的な体色は「バイカラードフォーム」カラーはもっと珍しかったりする。。。(笑)

「スジ雄」?スジオヘビギンポ?アカヘビ?
「スジ雄」?スジオヘビギンポ?アカヘビ?
もう1種はスジオヘビギンポなんだか、アカヘビなんだかよく分からないので、「スジ雄」と勝手に呼んでいるヘビギンポの仲間だ。
過去に4-5回ほど見たことがあったのだが、どれも一期一会だったので継続観察ができず、何者なのか分からずに終わっている。。。
今回はどうもここは産卵床ではないか?と思われるような壁面で見られ、しかも頬には婚姻色が褪めたかのような色素の点々が残っていたので、ちょっとしばらく継続観察してみようと思う。
繁殖期であれば、婚姻色が見れるはず。。。
婚姻色さえ分かれば、何者なのかの手がかりが掴める!!(^^)

ウツボの口の中に入っていけるのはホンソメくらい。(笑)
ウツボの口の中に入っていけるのはホンソメくらい。(笑)
結局、今日は探し物が見つからなかったけど、遠出をしたせいもあってエアーの減りが早く、いつもより30分以上も早くエクジットせざるをえなかった。。。(・・;)
何か不完全燃焼気味。。。(笑)


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先日、すっかり忘れていた事。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 25.7℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 13:47-16:03
【潮まわり】 09:22 229cm 満潮 / 15:11 100cm 干潮 / 中潮(月齢:3.3)
【日の出・日の入】 日出06:30 日没17:32

今日はnozatakeさんを港に送ったあと、午後からスタッフと一湊タンク下へ。。。
朝から天気はイマイチだったけど、海は凪ぎ。

メガネウマズラハギの求愛
メガネウマズラハギの求愛
エントリーしてしばらくするとメガネウマズラハギのオスがメスに必至に求愛しているところに出会った。
オスは目の下、頬のあたりを真っ青に染めて、しきりにメスの前に出ては頭の棘をピコピコ振っていた。
たまに砂を尻ビレでパタパタ煽ったりしていたので、これは産卵するかも!と思い、しばらく追っていたけど、そのまま2匹で岩礁の浅所に上がってしまい、そのうちオスの婚姻色も褪めてしまった。。。

さっきまでスタッフに泳ぎ方のアドバイスなどをしていた直後だったので、当然スタッフも興味を持ってこれを観察しているかと思いきや、後ろを振り返るとすでに彼女の姿はなかった。。。(^_^;)
興味や趣向は人それぞれだけど、せめてうちで働くスタッフには動物の生態や行動には興味を持って欲しいなぁ。。。(ーΩー )ウゥーン

ホシゾラワラエビの環境
ホシゾラワラエビの環境
アカホシカニダマシの環境
アカホシカニダマシの環境
「ここに何か着いていたら絵になるのになぁ。。。」と思いつつ、いつもチェックしているオレンジ色のヤギの仲間(?)があるのだが、いつ行ってもホシゾラワラエビくらいしか着いていない。。。(・_・;
しかし昨日、nozatakeさんと潜っている時にここにノコギリハギのチビが着いていた。(^○^)

当然、今日はエントリー後、ここに一直線!
しかし。。。たった一晩でノコギリハギの子はいなくなってしまった!!!マジか~!!!!
仕方なく、今日も全開のポリプをバックにいつも着いているホシゾラワラエビを。。。(^_^;)

————————————-
先日(10/28)、横瀬に潜った際、nozatakeさんの撮った写真をチェックしていると見慣れないカエルウオの仲間が写っていた。
海洋大の村瀬くんに聞いたところ、フタイロカエルウオだと言う。。。
フタイロ!!!
フタイロカエルウオはこれまで屋久島での記録はなく、つまり屋久島初記録になる。
生息も北限になるのではないだろうか。。。?

フタイロカエルウオというと体の前半が濃紺で、後半が黄色く染め分けているギンポを想像していたのだが、どうも体色には3タイプあるようで、この体色は「ストライプドフォーム」と呼ばれ、琉球列島や海外などではよく見られるタイプらしい。。。知らなかった。。。(・_・;
ちなみに体の前半が濃紺で、後半が黄色く染め分けている典型的な体色は「バイカラードフォーム」と呼ばれ、もう1つのタイプは体全体が濃紺の「ユニカラーフォーム」(⇒NR0036312AF.jpg (640×640))が知られている。

ニラミギンポも2つの体色が見られるが、これと同じようにフタイロカエルウオ3タイプには成長過程や性別との関連がまったくないようで、地域的な違いというわけでもないようだ。
ただ、そんな中でも「ストライプドフォーム」の出現頻度は比較的少ないみたい。。。

いずれにしても屋久島初となるフタイロカエルウオが典型的な染め分けタイプ(「バイカラードフォーム」)ではなく、イレギュラーな「ストライプドフォーム」だったのは何とも屋久島らしい気もする。。。(^_^;)

フタイロカエルウオ / ストライプドフォーム
フタイロカエルウオ / ストライプドフォーム
穴の中に入ったフタイロカエルウオ
穴の中に入ったフタイロカエルウオ


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今日のフィールドノートから  2010/07/29

[2010/07/28] ゴシキイトヒキベラのオスはまだ元気。見る限りメスはまったくいないような気がするのだけど。。。ゴシキが出るときは、かならず成魚オスが突然出るのが解せない。日本でゴシキと言われているものはすべてTheイトヒキベラなのかも。。。(オツセ)

posted at 05:54:02

[2010/07/28] アカネハゼの立派な成魚!屋久島初記録。(オツセ)

posted at 05:57:31

[2010/07/28] 浅場(-4m)でモンツキカエルウオの成魚を見つけた。昨年の子よりもやや小さめ。(オツセ)

posted at 05:59:37

[2010/07/28] 「青いカニダマシ」が着くミズガメカイメンで新たに美しいカニダマシの仲間を発見。淡いブルーの体色にオレンジ色の斑点、背中は蛍光ブルー。(オツセ)

posted at 06:03:28

[2010/07/28] 黒から青に体色変化しつつあったハナヒゲウツボが今日はいなかった。。。(オツセ)

posted at 06:06:46

[2010/07/28] 14:30頃、ホクトベラが産卵間近。オスが4-5匹のメスを従え、求愛繰り返す。-10mくらい。(オツセ)

posted at 06:10:43

[2010/07/28] 14:20くらい。ニジハタのメスのお腹は卵でパンパン。-7m(オツセ)

posted at 06:12:27

ストッキーサンドタイルフィッシュは相変わらずウジャウジャ。砂のマウントを作ってそこを巣穴にしている。-60m。(観音)

posted at 16:44:05

ストッキーサンドタイルフィッシュの最も大きいものは、30cmくらいに見える。体高も5cm近くありそうでサンゴアマダイの仲間には見えない。。。(・・;)巣穴のマウントも大きな山のよう。(観音)

posted at 16:48:12

アルファスズメダイ、屋久島初記録。こんな深いところに棲んでいたんだ。。。(・・;)-60m (観音)

posted at 16:50:39

コウリンハナダイやアカボシハナゴイの群がりもまだ健在。-60m。(観音)

posted at 16:52:21

フタイロカエルウオ、屋久島初記録。単独で。-20mくらい。(観音)

posted at 16:54:00

-40m付近で突然の激痛!振り返ると大きなハナミノカサゴ。。。思い切り、刺されてしまった。失神しそうになるくらいの痛みと大きな腫れ。この付近、超大型のハナミノカサゴがウジャウジャ。。。(観音)

posted at 16:58:45

フタイロカエルウオ、屋久島初記録!-20m付近。(観音)

posted at 22:48:09

今年もツキチョウの成魚は健在。最後の安全停止場所にて。(観音)

posted at 22:49:12

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