【ポイント】 吉田
【水温】 24.5℃
【透明度】 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 10:08-11:40
【潮まわり】 05:35 56cm 干潮 / 12:27 189cm 満潮 / 18:33 110cm 干潮 / 小潮(月齢:22.3)
【日の出・日の入】 日出06:45 日没17:20
何やらまた黒潮が近づいているのか、昨日までは濁り気味だった海がまたクリアーさを取り戻していた。
モンスズメダイ近似種を探して、今日は吉田に行ってきた。
吉田というポイントは年間数回入る程度のポイント。
というのも一般受けはまずしないであろうポイントなのだ。(笑)
通常、ダイバーに限らず人間はな~んも変わらない日常に飽き、より大きな刺激を求めるのが普通。
今まで見たこともないような生物を見たいというのも、魚ではない変な生き物や肉眼ではなかなか見れないような小さな生物をつい探してしまうのも、潜り込むうちに魚ではなくてウミウシや甲殻類、はたまたイカ・タコや海藻、プランクトンなどよりマニアな生き物に興味が移っていくのもきっと刺激を求めているからだと思う。
また、いつものダイビング・エリアでは見られないような魚がいる深場やタイドプール、そして淡水域などに興味を持つのも、まさにそういう理由からだろう。
そういう意味で吉田というポイントは、こうしたごくごく普通のダイバーにとっては刺激の少ないポイントなのだ。(笑)
決して魚影は薄くはないのだけど、変化のない平坦な地形に一般的なベラ類やブダイ類、ニザダイ類の幼~若魚がウジャウジャいるという印象。
しかし、どれも日本のダイバーからしたら、国内ではごく普通に見られるような種類ばかりで、珍種やレアモノの類はほとんど見られない。(^^;)
しかも、どれも地味。
実際、このポイントにゲストを連れて行って、「いや~面白かった!!」という感想はあまり聞かない。。。(笑)
しかし、ビキナーダイバーやそれとは逆に数千本レベルで半端なく潜り込んでいる超ベテランダイバーのウケはそれほど悪くはないのが面白い。(^^;)
今日のこの時間の吉田はあらゆるベラたちが産卵間近の浮ついた感じがあって、オスはどのベラもバリバリの婚姻色になっているものが多かった。
もう1-2時間エントリー時間を遅らせば、様々なベラの産卵が見れたかも知れない。
もともと、今日このポイントに来たのは、例のモンスズメダイの「黒タイプ」(モンスズメダイ近似種)と呼ばれる子を探すためだ。
このポイントにもモンスズメダイが結構、群れているのだが、今日はアマミスズメダイばかりがウジャウジャいて、モンスズメダイは数十匹程度が群れていたに過ぎなかった。
こちらのモンスズメダイは先日の志戸子の連中とは違って、中層で採餌中なのは一緖なのに、み~んな尾ビレは真っ白!!
典型的なモンスズメダイの色彩だった。
こうなるとますますどんな時に尾ビレが黒くなって、どんな時に白くなるのか全然分からなくなってきた。。。(^^;)
実は「尾ビレが白い」状態の方が特殊で、「尾ビレが黒い」がスタンダードだったりして。(笑)
ちなみに目的のモンスズメダイ近似種(黒タイプ)はまったく見つからなかった。
屋久島にはいないのかなぁ。。。