【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.1℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:08-17:25
【潮まわり】 04:43 96cm 干潮 / 10:13 199cm 満潮 / 17:01 35cm 干潮 / 中潮(月齢:20.1)
【日の出・日の入】 日出05:16 日没19:14
午後から海へ。
昨日、観察したカメガイの仲間の捕食行動狙いでエントリーしたのだけど、今日の海はすっかり浮遊系生物はいなくなってしまって、単に白濁りの海に戻ってしまった。。。
沖に出るとちょっとはカメガイの仲間がちらほら見られたが、どれもサイズは小さく、自らが出す捕食用の粘膜が出ているかを確認するのも大変なくらいだった。
カメガイの仲間は捕食用の粘膜を上部から出し、これに引っ掛かった獲物を2本の触手で捕食するのではないかと思われ、これを観察&撮影したかったんだけど、そのような場面に会うことは一切ないまま終わった。。。(・・;)
現在、一湊タンク下にはそこら中でソラスズメダイの卵守りや産卵が見られている。
どのオスの産卵床も一面にビッシリ銀色の卵が産みつけられているにも関わらず、まだ盛んにメスに求愛し、産卵を促そうとしてる。。。(^^;;
ソラスズメダイは普段は割と警戒心が強いのだが、ガッツリ巣穴にカメラを向けて卵を撮影していても、そこに雌雄が入り込み、産卵を始める始末。。。
敵対オスを追い払いながら、メスに求愛し自分の巣穴に誘導する過程はずっと見ていても飽きない。。。(^^)
帰りに浅場でスイジガイの産卵を観察した。
スイジガイは高水温期に繁殖期を迎える種類で、だいたい今の時期から9月くらいまでが繁殖期だ。
今年もボチボチ、産卵中の個体や交接中のペアを見かけるようになってきた。
今日は産卵中の個体を見かけた。
横にもう1個体転がっていたのだが(何故か逆さになっていた)、こいつが相方だろうか。。。?
すでに交接を終え、1匹が単独で卵を産んでいる状態だと思うのだが、卵を産み出している口(産卵口)はよく見えなかったので定かではない。。。
必死に砂にまぶされた卵を砂と一緒に撹拌していた。
しかしスイジガイは大量に卵を産む。
砂にまぶされた卵は砂でかさ上げされているけど、その量はかなりのもので、その部分はボコッと盛り上がっていてボリュームがある。
スイジガイは普段はかなり警戒心が強く、近づくとスグに体を貝殻の中に引っ込めてしまうのだが、この時ばかりはまったくその様子がなく、目玉もいっぱいに外に出し、必死に産卵&砂との撹拌を繰り返していた。
普段はかなり遠くにいても気配を感じるのかスグに引っ込むのに、今日はカメラを構えて、最短近くまで寄ってもまったく引っ込まないほどだった。
もう少し見ていたかったけど、例によってまたエアがカスカスになって上がらざるをえなくなってしまった。。。(・・;
浅場で最後に見かける生き物の行動はいつもそう。。。(笑)