【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 18.8℃
【透明度】 30m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 雨
【潜水時間帯】 14:41-16:04
【潮まわり】 08:17 217cm 満潮 / 14:11 55cm 干潮 / 19:53 223cm 満潮 / 中潮(月齢:16.7)
【日の出・日の入】 日出07:14 日没17:44
朝から雨。。。
今日は久し振りにガイドで午後から1本。
ゲストは千葉県立博物館のKさん。
僕はかれこれ10年以上に渡って、ごくごく普通に見られる魚たちの産卵、卵守り、孵化、求愛、捕食、幼魚出現など、普段のダイビングの中で気づいた行動や生態を個人的なフィールドノートに書き留めてきた。
これを書くキッカケというか、これを書くことを勧めてくれたのがKさんだ。
Kさんはフグ目を中心とした魚類の繁殖生態について研究している方で、今回は地球温暖化が魚の繁殖に及ぼす影響を調べるために各地のデータを集積したいそうで、その協力依頼の説明をするために来島されたのだった。
すでに始まっているらしい”海水温の上昇に伴う南の魚の温帯域への分布拡大調査”と合わせて、僕にとっても非常に興味のある内容なので、ぜひ協力したいと思っている。
自分が地道にメモっていたフィールドノートが役に立つというのも嬉しい話だ。(*^^*)
ただ。。。アナログなその記録から必要なデータを抜き出すのは大仕事になりそうで怖い。。。(-o-;
午後から屋久島の海の様子も見たいという事なので、一湊タンク下へ。。。
とりあえず、凪ぎの海なのだが、大潮の最干潮時とぶつかり、潮はかなり引いていてエントリーが大変だった。。。(^^;)
海は相変わらず透明度はこの時期としてはメチャクチャ良いのだけど、水温は18℃台と屋久島の年間最低水を更新中だった。(笑)
さすがにこの時期の海では繁殖中の魚は皆無だったけど、コブシメがすでに産卵を始めている。
今日はオス1匹にメス1匹、さらにオスだと思われる若く小さな子が1匹、最も浅いところのウスサザナミサンゴで産卵していた。
しかし、まだ活発ではなくて、1回1回の産卵の間はかなり長い。。。
シマタレクチベラのオスが喧嘩していた。
初めて見る行動なのだが、それぞれが20cmくらい離れてヒレを広げたままその場をずっとグルグルと小さな円を描きながら回っていた。
しばらく見ていると、オハグロベラばりの噛み付き合いが見られるかも?と思ったぐらい、向き合って睨み合う喧嘩が始まった。
シマタレクチベラの喧嘩は側面誇示じゃなかった。。。