【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 24.6℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 14:03-16:12
【潮まわり】 08:53 234cm 満潮 / 14:45 90cm 干潮 / 中潮(月齢:2.6)
【日の出・日の入】 日出06:36 日没17:26
今日はゲストさんたちを空港に送ってから午後から1人で海へ。。。
先日、チビブダイ(成魚)というブダイが一湊タンク下にもいる事が分かって、近似のTheブダイとタイワンブダイの幼魚~若魚をもう一度、見直さなければならなくなった。
今まではチビブダイなんてめったにいないという認識の下でTheブダイとタイワンブダイの幼魚~若魚を把握したつもりでいたので、もう一度チェックしなければならない。
今までTheブダイとタイワンブダイの幼魚~若魚だと思っていたブダイの中にチビブダイの幼魚~若魚もかなり混じっている可能性があるのだ。(・。・;
しかし、ざっとこの手のブダイの幼魚~若魚を見たけど、全然分からねー(・・;)
どれを見てもTheブダイかタイワンブダイの幼魚や若魚にしか見えず、これぞチビブダイの若魚!ってな子が見つからないのだ。
もしかしたらTheブダイかタイワンブダイの幼魚や若魚だと思っている子の中に混じっているのかもしれないけど、今一つ決め手がない。。。
ブダイ類の幼魚や若魚は異なる種類同士で群がりをつくって生活している。
そんな群がりを見つけては、じっと観察したり、撮影したりを繰り返しながら、チビブダイの幼魚を探していたのだが、浅場ではそういう群がりの中に多いのがオビブダイやイチモンジブダイ、そしてハゲブダイ、オオモンハゲブダイ、シジュウカラなどのハゲブダイ属のブダイたちの幼魚~若魚だ。
タイワンブダイやチビブダイなどブダイ属の幼~若魚&メスと比べて、ハゲブダイ属の幼~若魚&メスは割と分かりやすい。
最近、新たにシジュウカラというハゲブダイ属のブダイの生息を確認したのだが、それでも近似のハゲブダイやオオモンハゲブダイとは混同することなく見分ける事ができる。
これまでハゲブダイとシジュウカラのメスを多分、混同していたと思われるのだが(笑)、今はもう大丈夫!(笑)
確かにオオモンハゲブダイも含めて、幼魚ステージや若魚でも黒っぽくなるとソックリではあるんだけど、結構スグに目は慣れる。
3種とも体色がコロコロ変わるのはメスと一緒なのだけど、シジュウカラはその変化の幅がほとんどなく、薄くなったりはするものの尾鰭は常に赤っぽく、体は黒い。
たまに体にオビブダイのような横縞が入るが、スグに覚めてしまうので迷う事もない。
それに対してハゲブダイとオオモンハゲブダイの体色変化はこんな感じでメス同様にかなり激しい。
【オオモンハゲブダイ】
上の2枚は先ほどの写真のオオモンハゲブダイの若魚と同じ子なのだけど、体がこんな感じで真っ黒くなる。
でも、だいたい次の識別点で近似のハゲブダイと見分ける事ができる。
- まっ黒になっちゃうと分かりにくいけど、尾鰭付近が白い時は尾柄部にオレンジの点が散在する。(これは鱗)
- 成魚と同様に目玉から口にかけて2本の青いラインが入ったり、口のまわりにも青い模様が入る。
- ハゲブダイと決定的に違うのが顔の形(オオモンハゲブダイは丸みがある)や体高の高さ(オオモンハゲブダイは体高が高い)。
【ハゲブダイ】
僕の印象ではハゲブダイの幼魚はオオモンハゲブダイの幼魚よりもやや見分けが難しい。
オオモンハゲブダイに比べると体高がやや低いため、イチモンジブダイなど他のブダイ類の幼魚と一緒に群れていると一瞬混乱する。。。(^^;;
それでも、だいたい次の識別点を見分けにつかっている。
- 目のうしろの方に黄色と青の模様が入る。
- 成魚と同じようにハゲブダイ独特ののっぺりとした頭の形。
- 口のまわりが赤いこと。
2cm以下の幼魚でも「目のうしろの方に黄色と青の模様が入る。」とか「成魚と同じようにハゲブダイ独特ののっぺりとした頭の形。」という識別点は有効で、これはファインダーを通して見ても分かり、ハゲブダイだと認識してシャッターを切っているのだけど、帰ってからPCで見ていると何か自信がなくなってくる。。。(笑)
ちなみに昔の図鑑を見るとハゲブダイのメスは「アカグチブダイ」としてハゲブダイのオスとは別種と見られていたくさい。。。(笑)