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ヒレナガカンパチの群れによく出会う

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 18.9℃
【透明度】 20m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 13:32-14:45
【潮まわり】 04:29 106cm 干潮 / 10:09 178cm 満潮 / 17:21 37cm 干潮 / 小潮(月齢:6.5)
【日の出・日の入】 日出05:56 日没18:42

今日も風は北西。
しかし、それほど強いものではなくて、海もあまり時化なかった。
天気は快晴でダイビング日和。

ゲストがいないんだから自分の好きな潜り方をしたいのだが、ライセンス取り立ての新スタッフも連れて行かねばならない。
とりあえずクレナイイトヒキベラの繁殖が始まっているか確認しに行きたいんだけど、あそこって何mだっけ。。。(・_・;
そんな感じで悩み続ける毎日。。。

思い切って、今日はスタッフの泳ぎの練習も兼ねて、ワイド仕様でエントリー。
浮遊物はほとんどないけど、透明度も青さも黒潮接岸時のそれとはちょっと違うかも。
実際、水底の水温も18℃台に戻ってしまった。。。(^^;)

ヒレナガカンパチの群れ
ヒレナガカンパチの群れ
ヒレナガカンパチの群れ
ヒレナガカンパチの群れ

魚影が増えつつある漁礁&ゼロ戦に向かって泳いだのだが、途中で何回もヒレナガカンパチの小さな群れに遭遇した。
最近、ずっと湾内に居すわっている連中だ。
春らしい風景ではあるのだけど、ここ数年は春にこの群れに出会うことはなかった。
久しぶりに今年はカンパチ祭りなGWになるかな。。。とちょっと期待。
ただ、湾内に入り込んでいる群れはそれほど大きなものではないのだけど。。。

サビウツボのペアとヘリシロウツボ(?)
サビウツボのペアとヘリシロウツボ(?)
多くのウツボが繁殖期に入りつつあるようだ。
ゼロ戦でドクウツボが、漁礁ではサビウツボが、それぞれペアになっていた。
他にもウツボ類のペアはそこらじゅうで見られるようになってきた。

ところでこの真ん中の大きなウツボ。。。こいつ誰だろ。。。?
ヘリシロウツボみたいな顔してるけど。。。


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冬の風物詩・カスザメ

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 19.6℃
【透明度】 15m
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 15:13-16:46
【潮まわり】 07:59 118cm 干潮 / 13:49 162cm 満潮 / 若潮(月齢:10.0)
【日の出・日の入】 日出07:00 日没18:03

昨日は大時化だった!
今日は風もほとんど無かったので、午前中から凪ぎていたと思われるのだが、できるだけ遅い時間にエントリー。
一湊湾内はベタベタに凪ぎていた。

漁礁のサビウツボ
漁礁のサビウツボ
今日は10-17mmのギアも手に入れ、漁礁へ飛んだ。
やっぱ、このレンズ、結構使えるかも。。。いろいろ撮れて面白い。

漁礁はより一段と魚影が薄くなっていた。
ここで見られるテンジクダイはほとんどいなくなってしまって、キンメモドキのみが30-40匹くらい群れていた。

カシワハナダイのオスはバリバの婚姻色で興奮気味。
この時期ならではのクチグロ(イシダイの老成魚)が数匹入り込んでいた。

冬の風物詩・カスザメ
冬の風物詩・カスザメ
普段はあまり小型のサメ類が見られない屋久島も冬の低水温期は岩場でオオセが、砂地でカスザメがたまに見られる。
オオセは割とじっとしていてくれるのだが、カスザメはなかなか前に回らせてくれない。。。(・・;)
しばらく追いかけたけど、さすがに目標物のない砂地はちと怖い。
今日は透明度も悪かったので、スグ諦めた。。。(笑)
せっかく、ワイドを着けてたのにぃ~!!!


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入らなければ良かった。。。(ーー;)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 22.7℃
【透明度】 5m
【海況】 大時化
【天候】 晴れ
【潮まわり】 08:16 215cm 満潮 / 13:58 98cm 干潮 / 中潮(月齢:1.4)
【日の出・日の入】 日出07:01 日没17:17

サビウツボ
目玉に特徴があるサビウツボ
風は強い北西の強風。。。
一湊湾内は大荒れに逆戻り。
エントリー口には大きなウネリが入り込み、手前は陸上からでもその濁りがよく分かるくらいのニゴニゴ状態。(・_・;
それでも沖に出れば何とかなるかな。。。?とエントリーしたのだが、いやいや。。。甘かった。。。

-25mくらい降りてもウネリは変わらず、透明度もあまり大きく変わらない。
カメラを構えていても、吹き飛ばされそうだし、移動中も揺られる!揺られる!
正直言って、今日はさすがに入らなければ良かった。。。と後悔。。。

ホシゾラワラエビ
ホシゾラワラエビ
屋久島は昔からよく「温帯種と亜熱帯種が同居するエキゾチックな海」という感じで紹介される事が多いけど、実は生物層的には圧倒的に亜熱帯の要素が強いと感じている。
それは温帯域と亜熱帯域それぞれに分布する近似の種類同士の分布状況を比べれば明らかで、例えばムギワラエビ属の例なんかそれを良くあらわしている。

屋久島には写真のように亜熱帯域を中心に分布するホシゾラワラエビが圧倒的に優占していて、近似の温帯域を中心に分布するオルトマンワラエビなどは未だに見た事がない。
ただ、屋久島は深場に温帯種が棲んでいる事が多く、-40m以深のヤギ類を見れば案外、オルトマンワラエビやムギワラエビが着いている可能性は高い。
というのも、ここよりもやや北側にある薩摩硫黄島(屋久島からも見える!)ではこの両方の種類が生息しているらしいのだ。(⇒引用元: 鹿児島の海と共に 境界線探しの答え.)

薩摩硫黄島ではどんな風に生息しているのか(同じ水深で混在?水深で棲み分け?)がよく分からないのだが、水深で棲み分けているのだったら屋久島にもオルトマンワラエビが生息している可能性はかなり高い。
なぜなら僕は普段あまり深場に降りる事がなく、-40m以深のヤギ類の状況は未調査だからだ。。。(笑)

いずれにしても、ここ薩南諸島(屋久島、薩摩硫黄島を含む)海域の面白さは、黒潮の影響を強く受けるという事と温帯と亜熱帯の生き物の分布の境界線がある事だ。
そういうわけで、普段、温帯域で潜る多くのダイバーにはまったくウケないかもしれないけど(笑)、オルトマンワラエビを探す事は屋久島の海を良く知るための重要課題のひとつなのだ。


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