【ポイント】 元浦
【水温】 21.2℃
【透明度】 30m
【海況】 凪ぎ
【天候】 快晴
【潜水時間帯】 13:30-14:54
【潮まわり】 09:25 190cm 満潮 / 16:22 25cm 干潮 / 中潮(月齢:5.5)
【日の出・日の入】 日出05:58 日没18:41
風は北西に変わったが、それほど強いものではなく、一湊湾内もそれほど時化てはいない。
天気は快晴!
新スタッフを連れて午後から1本。
今日はハラスジベラ狙いで元浦にエントリー。
海は昨日までの浮遊物は一切消えて、それなりに綺麗な海に戻っていた。
水温は昨日並みで、透明度もなかなか良い感じで明るかった。
といっても黒潮が接岸しているのかはちょっと分からない。。。
元浦の-2m付近にハラスジベラの小さなハーレムがある事に気づいたのはつい先日の事。
それまでそこにはハラスジベラなどは一切見られなかったのだが、今年に入って急に立派なオスが1匹とメスが数匹見られるようになった。
昨年もメスはいたのかもしれないが、この半年ぐらいでそのうちの1匹がオスに性転換し、ハレムを形成したのかもしれない。
オスが見られるようになるとさすがに目立つ。
今日はじっくり見ていったのだが、メスは2匹くらいしか見あたらなかった。。。
先日はもっとメスがいるように感じたのだけど、そうでもなかったみたい。
小さな小さなハレムだった。
この辺には同属のアカオビベラ、カミナリベラ、オニベラも同じように見られるのだが、アカオビベラだけは繁殖行動(求愛や産卵)が見られ、活発な感じがしたが、ハラスジベラを含む他の種類はまだ繁殖期に入っている様子もなく、活発に動いてはいない。
ちなみにこのハラスジベラは屋久島ではこれまで、一湊の港内などでちょっとみられた程度で、普通のダイビング・エリアに現れたのは初めてだ。
多分、日本では北限になる個体群ではないだろうか。。。?
これだけ立派なオスがいるって事は間違いなく繁殖もしているのではないかと思う。
あっ。。。ちなみに一応言っておくけど、海はすべて繋がっていて、海流もあるわけだから、幼魚は当然もっと北の方でも見つかるはず。(いわゆる無効分散=死滅回遊)
僕の言う「北限」とか「南限」というのは、繁殖をしている成魚の”個体群”の事。
浅場に帰ってくると水深50cmぐらいのところにキタマクラのチビ(通称:豆マクラ)が沢山見られた。
メチャ可愛い♪(^_^)
屋久島ではキタマクラは一応、最近は成魚も見られ繁殖もしているけど、温帯域に比べたらメチャクチャ少ない。
こちらに来て2年ぐらいはまったく見たことがなかったくらい。
ハラスジベラとは逆にキタマクラは南限に近いのではないだろうか。。。
沖縄では繁殖しているのだろうか。。。?
ちなみにこれは「春の風物詩」なのだろうけど、実はこんなに沢山の豆マクラを見るのは初めてだったりするのでそんな感覚(風物詩という感覚)はまったくない。。。(^^;)