【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.5℃
【透明度】 20m
【海況】 時化つつある。。。
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 13:30-15:17
【潮まわり】 05:20 191cm 満潮 / 10:57 100cm 干潮 / 16:31 204cm 満潮 / 中潮(月齢:26.9)
【日の出・日の入】 日出07:10 日没17:21
今日は午後からスタッフと海へ。。。
またまた西高東低冬型の気圧配置になりつつあり、今日は朝から北西の風が吹き、寒い。。。(・_・;
もう海はかなり時化てるんだろうな。。。と思ったけど、行ってみるとそれほど時化てはいなかった。
しかし、ダイビング中にみるみる時化ていき、エクジットする頃にはかなりの豹変っぷり!
スタッフはかなり勉強になっただろうな。。。(笑)
今日はワケあってちょっとヒラベラとハゲヒラベラの成長ステージを再調査する事にした。
前にもやっていて、しかもその後も継続観察しているので、この両種の幼魚~若魚はだいたい分かっているつもりなのだが、あるゲストが屋久島で撮ったこれらの幼魚の写真を見たあのランドール博士が「未記載かも?」とか言っちゃってる上に、そのうちの1枚は「新属かも?」とか言っちゃってるもんだから(笑)、あらためて確認することに。。。(=o=;)
「いや~さすがにそれはねーよ。。。俺、ちゃんと成長過程を観察してるもん。。。俺が正しい!」とは思いつつも、ちょっと興味が湧いてきて、もう一度チェックしてみる事にした。
特に幼魚ステージを沢山見たかったのだが、いや~さすがにこの時期は厳しかった。。。(^^;)
この時期は産卵観察も厳しいけど、幼魚観察も厳しいっ!
ことごとく興味の芽を潰され、じゃー冬は海で何すればいいんだ?と思わなくもない。(笑)
結局、ハゲヒラベラは写真のステージくらいの子(約10cm)が限界で、それ以上小さな子はなかなか見つからなかった。
ヒラベラに至っては、若魚さえ見つからなかった。。。
一説ではヒラベラは他のテンス類と比べても成長がメチャ速いらしいので、幼魚~若魚のステージが見られるのは夏~秋の一時期だけなのかもしれない。
ハゲヒラベラもヒラベラも屋久島では-20m付近の砂地で見られるテンス類の最優占種。
成魚はウジャウジャいるので、ちょっと時期を外しても多少は幼魚が残っていても良さげな気もするけど。。。
ゼロ戦付近で今年ずっと見られているイトベラのうちの1匹がメチャ大きくなって、今やTPオスなのでは?というくらいに成長している。
イトベラは伊豆なんかではごくごく普通に見られ、どちらかというと温帯種なのだと思うけど、屋久島ではめったに見られない稀種だ。(笑)
多分、沖縄なんかでもめったに見られないのではないだろうか?
と言うことはほぼ南限???と思いたいところなのだけど、意外に台湾にいたりするから怖い。