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トラブル続き

【ポイント】 一湊タンク下No.1 / 一湊タンク下No.3 / お宮前
【水温】 29℃ / 29℃ / 28℃
【透明度】 30m
【海況】 やや時化気味
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 9:02-10:01 / 11:14-12:01 / 14:00-14:47
【潮まわり】 06:16 78cm 干潮 / 12:39 190cm 満潮 / 18:25 119cm 干潮 / 小潮(月齢:22.7)
【日の出・日の入】 日出05:44 日没19:00

この日は一湊エリアで3本。。。
今日、明日がうちのお盆休みの山場なのに、コンプレッサーが壊れた!!!(;´・ω・)

急遽、知り合いに頼んで何とかなったのだが、いや~マジで焦った。。。
先日、壊れた車のハッチバックのロックもそうだけど、ホント必ず忙しいときに不具合が起こる。。。!!!


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ヒラベラとハゲヒラベラの幼魚探し

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.5℃
【透明度】 20m
【海況】 時化つつある。。。
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 13:30-15:17
【潮まわり】 05:20 191cm 満潮 / 10:57 100cm 干潮 / 16:31 204cm 満潮 / 中潮(月齢:26.9)
【日の出・日の入】 日出07:10 日没17:21

今日は午後からスタッフと海へ。。。

またまた西高東低冬型の気圧配置になりつつあり、今日は朝から北西の風が吹き、寒い。。。(・_・;
もう海はかなり時化てるんだろうな。。。と思ったけど、行ってみるとそれほど時化てはいなかった。
しかし、ダイビング中にみるみる時化ていき、エクジットする頃にはかなりの豹変っぷり!
スタッフはかなり勉強になっただろうな。。。(笑)

今日はワケあってちょっとヒラベラとハゲヒラベラの成長ステージを再調査する事にした。
前にもやっていて、しかもその後も継続観察しているので、この両種の幼魚~若魚はだいたい分かっているつもりなのだが、あるゲストが屋久島で撮ったこれらの幼魚の写真を見たあのランドール博士が「未記載かも?」とか言っちゃってる上に、そのうちの1枚は「新属かも?」とか言っちゃってるもんだから(笑)、あらためて確認することに。。。(=o=;)
「いや~さすがにそれはねーよ。。。俺、ちゃんと成長過程を観察してるもん。。。俺が正しい!」とは思いつつも、ちょっと興味が湧いてきて、もう一度チェックしてみる事にした。

特に幼魚ステージを沢山見たかったのだが、いや~さすがにこの時期は厳しかった。。。(^^;)
この時期は産卵観察も厳しいけど、幼魚観察も厳しいっ!
ことごとく興味の芽を潰され、じゃー冬は海で何すればいいんだ?と思わなくもない。(笑)

結局、ハゲヒラベラは写真のステージくらいの子(約10cm)が限界で、それ以上小さな子はなかなか見つからなかった。
ヒラベラに至っては、若魚さえ見つからなかった。。。
一説ではヒラベラは他のテンス類と比べても成長がメチャ速いらしいので、幼魚~若魚のステージが見られるのは夏~秋の一時期だけなのかもしれない。

ハゲヒラベラの若魚
ハゲヒラベラの若魚
ハゲヒラベラの成魚
ハゲヒラベラの成魚

ハゲヒラベラもヒラベラも屋久島では-20m付近の砂地で見られるテンス類の最優占種。
成魚はウジャウジャいるので、ちょっと時期を外しても多少は幼魚が残っていても良さげな気もするけど。。。

イトベラのオス???
イトベラのオス???
ゼロ戦付近で今年ずっと見られているイトベラのうちの1匹がメチャ大きくなって、今やTPオスなのでは?というくらいに成長している。
イトベラは伊豆なんかではごくごく普通に見られ、どちらかというと温帯種なのだと思うけど、屋久島ではめったに見られない稀種だ。(笑)
多分、沖縄なんかでもめったに見られないのではないだろうか?
と言うことはほぼ南限???と思いたいところなのだけど、意外に台湾にいたりするから怖い。


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アカテンモチノウオの寝床

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 22.0℃/22.0℃
【透明度】 10m~
【海況】 凪ぎ
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:07-15:05/15:53-17:20
【潮まわり】 07:46 206cm 満潮 / 13:26 101cm 干潮 / 18:50 211cm 満潮 / 大潮(月齢:15.9)
【日の出・日の入】 日出07:04 日没17:17

ベラリストKさんの3日目。。。
Kさんは毎回リクエストのベラ・リスト(撮りたいベラの種名だけでなく雌雄・成長ステージを記したもの)を事前に送ってくれるのでガイドはしやすいのだが、残っているのが撮りにくい大型のベラ類が多く、今回の海況はちょっとキツイ。。。
なぜなら大型のベラはガンガン逃げる上に、ある程度距離を置いて撮らないとならないので当然、透明度が良く、明るい方がいいのだ。
でも、今日も浅場はかなりの濁り。。。(・_・;

沖に出るとそれなりにクリアーにはなるので、まずはゼロ戦付近の砂地へ。

ハゲヒラベラの幼魚
ハゲヒラベラの幼魚
ハゲヒラベラの成魚
ハゲヒラベラの成魚

砂地ではハゲヒラベラの産卵が見られた。
雌雄はしばらくもつれ合ったのちに、2mくらい上昇して放卵放精した。
時間は14:20くらい。
まだ産卵をしているとは思わなかったのでちょっとビックリした。

ホシテンスの黒化個体
ホシテンスの黒化個体
この砂地には昔「クロテンス」と呼ばれていたテンスの仲間(現在はホシテンスに分類されてる)が沢山見られる。
ゼロ戦から一番近いところで見られるクロテンスは真っ黒いまま、ずっと20cmくらいの状態が続いていたのだが、なんかちょっとでかくなってきた気がしていたのだが、実際に写真に撮ってみると背中に黒い点が入り始め、全体的に真っ黒とは言えないような状態になっていた。
これ、本当にこのまま白っぽいホシテンスの成魚になるのかな。。。?(・_・;

イトベラ
イトベラ
砂地にはキスジキュウセンがそこら中で見られるのだが、今年はそこに屋久島では決して多くは見られないイトベラが2匹混じっている。
多くの時化を経てもまだ生きていて、今日も元気に泳ぎ回っていた。
成魚にならねーかな~

今日は午後から2本だったので、2本目はもう半分ナイトのような状態。。。(^^;)
狙いはリクエストのリスト中にあるアカテンモチノウオ老成魚やホホシジモチノウオ老成魚、ミツバモチノウオ若魚~成魚など大きなニセモチノウオの仲間なのだが、この辺は屋久島にはメチャ多いのだけど、何しろ撮りにくいため、Kさんもこれまでの屋久島では全然撮れなかった。
今回はマンツーマンなので、アシストしてバッチリ撮ってもらいたいと思っているのだけど、濁りと暗さでちょっと自信が。。。(ーー;)

アカテンモチノウオの成魚メス
アカテンモチノウオの成魚メス
しかし、上がる直前に何とも撮りやすいアカテンモチノウオの成魚がいてくれた!!
老成ではないのが残念だが、30cm以上はありそうな立派な成魚。
しかも、いつもはスグに逃げるか、岩穴の中にスーと入ってしまうのだが、目の前でガンガンとヒレを拡げてくれ、ある場所からまったく逃げない!!
逃げてもまたその場所に戻ってくるので、何かおかしいなぁ。。。と思っていたら、しばらくするとそのまったく離れようとしない場所の岩にピタッと逆立ち状態に魚体を寝かせ静止してしまった。。。
完全に岩と同化した状態でまったく動かないのだが、これってもしかして寝た???(笑)

ミツバモチノウオの成魚オス
ミツバモチノウオの成魚オス
ミツバモチノウオの成魚オスは厳しかった。。。
一湊タンク下にも2匹ぐらい80cm以上はありそうな立派な老成オスが棲んでいるのだが、こいつは警戒心が強すぎて全然寄れない。
撮れても必ず後ろ姿。。。
でも、あとで写真を見せてもらったら、前向きの子が写っていたので、「今日はバッチリじゃないですか~!!!」とKさんに言ったら、横位置じゃなきゃダメらしい。。。(-o-;
何とかして、こいつをバッチリ撮る方法はないかなぁ。。。と考え、思いついたのがアカテンモチノウオみたいに寝ている子を探せば良いのでは?と思い、最後の数分は寝ているミツバモチノウオ探し。。。(笑)
結局は見つからなかったのだが、あの巨体。。。いったい、どこで寝てるんだろ?(ーΩー )ウゥーン

ムナテンベラの成魚オス
ムナテンベラの成魚オス
一昨日、元浦でムナテンベラの若魚オスを撮ったのだが、今日は巨大な成魚を撮ってもらった。
昨日、何気にそのKさんのベラ図鑑の写真入り原稿を見ていたら、普通種・ムナテンベラのオスとして青い成魚が載っていたので(伊豆諸島、紀伊半島、四国などではこれが成魚オス)、こりゃ灰色の「本当の」成魚オスを見せねば!!と思い、密かに探していたのだが、Kさん自分で見つけてた。。。(笑)
でも、かなり興奮していて「何じゃこりゃー!!!」と驚いていた。
地味ぃ~で沢山いるムナテンベラの「本当の」成魚オスに興奮できる人もめったにいない。(笑)


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