タグ: ゴマフヘビギンポ近似種

ヘビギンポ類の産卵が激しい!

【ポイント】 元浦/一湊タンク下No.2
【水温】 19.6℃/18.5℃
【透明度】 20m/25m
【海況】 ベタ凪ぎ
【天候】 快晴!
【潜水時間帯】 10:09-12:15/13:49-15:16
【潮まわり】 06:23 196cm 満潮 / 12:41 34cm 干潮 / 18:41 197cm 満潮 / 大潮(月齢:28.3)
【日の出・日の入】 日出06:06 日没18:37

今日も常連ゲストS嬢とマンツーマン。
1本目はリクエストに応じて、ヘビギンポ類の産卵観察のために元浦へ。

春&午前中!!とヘビギンポ類の産卵観察には最適の条件なのだが、予想以上に様々な種類の産卵が見られた。
Theヘビギンポ、ゴマフヘビギンポ近似種、クロマスク、通称「お洒落ヘビ」などが一斉に産卵しており、どれもかなり激しかった。

特に未記載種(=新種)である通称「お洒落ヘビ」の産卵が見られたのはラッキーだった。
このヘビギンポはいたって普通に見られるヘビギンポなのだが、なぜかまだ産卵は見たことがなかった。(婚姻色は見たことがあるけど)
僕自身、この「お洒落ヘビ」の産卵観察は初めてだったので、ゲストが他のヘビギンポの産卵を撮っている間もずっとそこに貼りついてしまった。。。(^^;;

通称「お洒落ヘビ」オスの婚姻色
通称「お洒落ヘビ」オスの婚姻色
産卵中の「お洒落ヘビ」のメス(腹部に産卵管が見える)
産卵中の「お洒落ヘビ」のメス(腹部に産卵管が見える)

ゲストS嬢も受精の瞬間はなかなか押さえることができなかったようなのだが、産卵中のメスや婚姻色オスの姿はバッチリ押さえたようだ。
しかし、産卵は10:00くらいから2時間の間ずっと見ていたのだが、終始激しく、正午をまわって帰る頃にもまだそれは続いていた。。。
絶倫なのも驚きだが(笑)、割と日中でも産卵はバリバリと行っている種類なのかもしれない。

Theヘビギンポの産卵(オスの放精の瞬間)
Theヘビギンポの産卵(オスの放精の瞬間)
ゲストは他にTheヘビギンポの産卵に貼りついていたようなのだが、こちらはバッチリ放精の瞬間をゲット!
愛に溢れる1枚になった。(笑)

ほとんどのヘビギンポは、これまで午前中のそれも早い時間帯(6:00-8:00くらい)が産卵時間だと考えていたが(一部、日中の産卵を頻繁に見る種類もある⇒アヤヘビギンポなど)、今日の状況を見るとどの種類も正午を過ぎても依然として激しく、考えをあらためなければならないかな。。。と感じた。
でも、今日から大潮だったな。。。この辺も関係あるのかな。。。?
今日1本目にヘビギンポの産卵を観察していた時間帯は下げ8分くらいから下げいっぱいいっぱいくらいの時間までの間。
この辺が関係するのだろうか。。。?

何でもいいけど、2時間以上潜っていて、時計を見ると潜水時間が「9分」の表示には超ウケた。(笑)
ヘビギンポ類が産卵する水域はどこも時計が作動しないほど超浅い。。。


Filed under: 一湊タンク下No.1, 元浦Tagged with: , , ,

ようやく春の風物詩の代表格に出会えた!(^_^)

【ポイント】 一湊タンク下No.1
【水温】 20.7℃
【透明度】 15m
【海況】 大時化!
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 10:41-12:33
【潮まわり】 04:28 88cm 干潮 / 10:06 187cm 満潮 / 17:10 23cm 干潮 / 中潮(月齢:20.3)
【日の出・日の入】 日出06:16 日没18:32

今日は午前中に1人でカメラを持って海へ。。。

また北西の風が強く吹いて、海は大時化に。
「今日は海なし」にしようか。。。と思っていたのに、一湊タンク下に行ってみると、大時化にも関わらず、車が4台も連なっていて混んでいて、それにつられてエントリーしてしまった。(笑)
海は時間とともに時化っぷりがひどくなり、最後は底ウネリも。

春の風物詩の代表格・アマミスズメダイ(yg)
春の風物詩の代表格・アマミスズメダイ(yg)
個人的にこれを見ないと春を迎えられないっ!という魚がいる。
春の風物詩・アマミスズメダイの幼魚だ。
例年、里の山々に桜が咲き、ピンク色に彩られる時期にアマミスズメダイの幼魚をよく見かけるようになる。

今年は数日前にゲストが見かけたのだが、僕自身はまだ見ていなかった。
つまり、僕の中ではまだ春は訪れていなかったのだが、ようやく今年1匹目のアマミスズメダイ(yg)を確認!
やっと春が訪れた!!

新たな卵を咥え始めたオス
新たな卵を咥え始めたオス
今日は、-23m付近にあるアオスジテンジクダイの群がりの観察にずっと時間を費やした。

ここには先日卵を咥えているのを今季初観察したオスがいるのだが(⇒アオスジテンジクダイの口内保育を今季初確認 | Field Note  - 屋久島の海と川の記録 –)、やつはまた新たな卵を咥え始めていた。
多分、咥えたばかりなのだろう。。。綺麗なピンク色の卵だった。
前が3/15なので、あれからちょうど10日。
しばらく、このオスを追いかけてみるつもり。
ただ、ここはちょっと深いなぁ。。。定点観察にはちと辛い水深だ。(・・;)

その他にもまわりには卵を咥えたオスとその嫁さんがたくさんいて、どれもペアになっていた。
ただ、最盛期に比べるとどいつも咥えている卵の量が少ないなぁ。。。

産卵しそうでなかなかしないペア。。。
産卵しそうでなかなかしないペア。。。
今日はここでもの凄い時間を費やしてしまったのだが、それはメチャクチャ産卵しそうなペアがいたからだ。
オスは口をパクパクさせているし、雌雄の行動もメチャ怪しい。。。

ずっとカメラを構えたまま産卵を待ったが、結局、時間切れ。。。(エアはまだあったけど、コンピュータがそれを許してくれなかった。。。(^^;))
もしかして、午後エントリーだったら産卵が見れたかな?
悔いが残る1本だった。


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: , , ,

凪ぎているように見えたけど。。。

【ポイント】 元浦
【水温】 19.7℃
【透明度】 20m
【海況】 時化
【天候】 くもり
【潜水時間帯】 14:49-17:00
【潮まわり】 06:44 191cm 満潮 / 12:42 60cm 干潮 / 18:23 192cm 満潮 / 大潮(月齢:28.0)
【日の出・日の入】 日出06:42 日没18:17

またまた真冬の気候に逆戻り。。。
北西の強風が吹き、超寒いっ!

もちろん一湊湾内は大時化で、潜水不可能。
風裏になる元浦にエントリーした。
エントリー前の器材セッティングは寒すぎて、メチャ辛かった~

一見、ベタ凪ぎに見えた元浦も入ってみると、浅場や瀬際は超ウネウネ。。。
最初はヘビギンポ類の婚姻色を撮影しようと瀬際や浅場にいたのだが、いやいやいや。。。無理!無理!(^^;)
瀬際なんて何回も吹き飛ばされた。(笑)

瀬際の岩場ではTheヘビギンポやアヤヘビギンポ、クロマスク、ゴマフヘビギンポ近似種、通称・お洒落ヘビなどが、いい感じの体色となっていて思い切り繁殖期に入っているようだった。

その後はウダウダと浅場を徘徊したけれど、たいして発見はなかった。。。(ーー;)
つーか、これだけ長く潜っていたのに、収穫がまったく無いってのも問題だな。。。
もうちょっと気合を入れて観察せねば。。。!!!!

ムロトミノウミウシ
ムロトミノウミウシ
コノハミドリガイ
コノハミドリガイ
日本ではソフトフォーカスや絞りを開けた水中写真が好まれる傾向が強いけど、Flickrなどで海外のダイバーが撮る写真を見るとバリバリに絞った、バリバリにピントの合った水中写真が多く見受けられる。
僕はどちらも好きなのだけど、その動物そのものの美しさ(背景や環境の美しさではなく)や生態的な驚きを強く感じる事が多いのは、やっぱり後者の写真の方かもしれない。

だからというわけではないのだけど、今日は試しにバリバリに絞って撮ってみた。
F値はF45!!(笑)
普段は絞ってもせいぜいF16くらいなんだけど、ここまで絞ると正面からウミウシを撮っても、さすがにピントはほぼ全体に合う。。。(笑)

できれば背景も真っ黒く抜きたかったのだけど、何枚かとって止めた。
水中は揺れていて浮遊物やゴミが凄かったからだ。。。(^^;)

明日も時化そうだなぁ。。。(-o-;


Filed under: 元浦Tagged with: , , , , , ,

3年ぶりのイナズマヒカリイシモチ

【ポイント】 一湊タンク下No.2 / 一湊タンク下No.1
【水温】 18.7℃ / 18.8℃
【透明度】 25m / 25m
【海況】 凪ぎ
【天候】 晴れ
【潜水時間帯】 9:19-10:51 / 12:16-13:36
【潮まわり】 09:15 118cm 干潮 / 14:27 155cm 満潮 / 長潮(月齢:24.0)
【日の出・日の入】 日出06:46 日没18:14

風向きが南寄りに変わり、今日は暖かい1日だった。
透明度も回復傾向。。。

今日のゲストも常連さん2人。
昨日のコブシメの産卵状況がイマイチだったので、今日はマクロに切り替え、ビーチからエントリー。

1本目は沖に出てクレナイイトヒキベラのオスの状況を見に行った。
繁殖期にはまだまだの状況。。。

【1本目】

3年ぶりのイナズマヒカリイシモチ
3年ぶりのイナズマヒカリイシモチ
同所でイナズマヒカリイシモチを見つけた。
3年ぶりの登場だ。
屋久島では稀種で単体で転石下で見つかる事が多いのだが、今回も同じ。

イナズマヒカリイシモチというとソフトコーラルに着いて群れているイメージを持っている方が多いかもしれないが、屋久島では転石下のテンジクダイなのだ。
ところ変われば生息環境もガラリと変わる。。。

カイメンを背負うカイカムリ
カイメンを背負うカイカムリの仲間
同じく転石下にカイカムリの仲間がいた。
このカイカムリも十分に可愛いと思うのだが、人気があるのはやはりオガサワラカムリ(通称:ユキンコボウシガニ)だろう。
しかし、このカニが主に背負っているチャツボボヤは屋久島ではめったに見られないため、仮に出没しても別のカイメンを被るのではないか?と思っている。

このカニ(通称:ユキンコボウシガニ)が人気を得たのは帽子のようなチャツボボヤを被っている事が理由のひとつだとしたら、屋久島で出会うユキンコボウシガニは果たして本当にキュートなカニなのだろうか。。。?と思ってしまう。(笑)

【2本目】

「春の風物詩」タキベラ(yg)
「春の風物詩」タキベラ(yg)
1本目で撮らなかったゲストSさんのリクエストで、最近着いたばかりのタキベラ(yg)を撮りにいった。
このタキベラはピンク色の石灰質&オオナガレカンザシを背景に持っているため、撮り方によっては美しい写真になるのだが、これがなかなか難しい。。。
30分くらい粘ったが、Sさんもなかなか背景には苦労していたようだった。。。(笑)
僕も明日、撮りに行こうかな。。。

ヘビギンポはとっくに繁殖期
ヘビギンポはとっくに繁殖期
もともとSさんの予約時のリクエストはヘビギンポの繁殖行動だった。
しかし、Gさんのリクエストコブシメの繁殖に押され(笑)、すっかり僕も忘れていた。。。(^^;)

今日はGさんを放置して、Sさんとヘビギンポ類の繁殖状況を見に行った。
僕もちょっと確認したかったので興味があったのだが、状況は予想以上だった。
予想通り、Theヘビギンポはどのオスもバリバリの婚姻色でさらに2ヶ所で産卵も見られたのだが、さらにクロマスクで産卵が見られ、ゴマフヘビギンポ近似種もバリ婚姻色だった。
アヤヘビギンポだけはやや色褪せた婚姻色だったのだが、すでに体色も黒ずみ、午前中だったら婚姻色が見られたかもしれない。

2本目はすでに正午を回っていた時間だったので、これを午前中の早い時間(多くのヘビギンポの産卵時間に当たる)に見に行ったらもっと凄かったかもしれない。。。


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: , , , , , ,

ヘビギンポたちは恋の季節。

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.2
【水温】 19.0℃
【透明度】 20m~
一湊湾内の時化は昨日に比べて治まったが、もちろん水温は変わらず低い。。。(笑)
天気もあまり良くはなく、風だけが冷たい。

Continue reading


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: , , , ,