今回も時化です。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2/一湊タンク下No.1
【水温】 23.8℃
【透明度】 ~20m
今日は昨日以上の時化。
矢筈岬の西面は白波がかなり立っていた。
一湊タンク下は時間と共に時化がひどくなり、いっぱいに引いた午後は浅場はかなりのウネリっぷり!


潜水可能なのは時化気味&大潮でドン引きの一湊タンク下のみ。。。
ビーチからガイドで2本。
水温はさほど下がってはいないが、何か寂しい感じの海だった。
1本目はやや深場に下りる。。。
benibeniee.jpgいつの間にかベニヒレイトヒキベラの幼魚がウジャウジャ状態!
極小チビからやや大きくなった子まであちらこちらに。。。

pinkkkk.jpg春先から依然として目立つクジャクベラのチビたち。
チビ出現時期はこの仲間の中ではかなり早いほうだ。

tukituii.jpgツキノワイトヒキベラの幼魚もボチボチ目立ってきている。
他のイトヒキベラの仲間も含め、この手の仲間の幼魚は今が旬だ。

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2本目の帰りにウスサザナミサンゴ群集を観察。
いや~マジ、ヤバイ。。。
一昨日よりもさらに死んだサンゴ(白化)が増えている。。。(-_-;)
sannnnn2.jpgここのウスサザナミサンゴ群集は右写真のような感じで、段々畑のように幾重にも重なりながら-6mから-12mにかけての斜面に広がっている。
写真を見れば分かる通り、ウスサザナミサンゴは年輪のように外側に葉状に広がり、これが受け皿のようになって、その上に縦に何本も枝状のサンゴが伸びる構造だ。
ここ数年は1つ1つの群体が元気に成長していて、年々この群集の規模は拡大傾向だ。
ポイントの泥化が原因で年々、元気が無くなりつつあるオオハナガタサンゴ群集とは逆に、こちらはその勢力を完全に拡大している。
sannnnn.jpgその-6mの最上部には最も大きな群体が居座っているのだが、今回の崩壊でこの群体は真っ二つに割れた。
そのため、今現在、めったに見ることができないウスサザナミサンゴの断面を見ることができる。
これを見ると、この最上部のウスサザナミサンゴは古い群体の上にまた新たに新しい群体を作る面白い構造をしているのが分かる。
これがどの群体にも当てはまるのかは分からないが、2層構造なのは面白い。(下の層は完全に死滅)
葉状のの受け皿の上に枝状のサンゴが成長し、これが死ぬとこの真上に同じような構造(葉状のの受け皿と枝状のサンゴ)の2世代目が成長するわけだ。


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