【ポイント】 宮之浦川河口
【水温】 27.6℃
【透明度】 ~2m(河口ですから。。。)
天気は曇り、時々雨。。。
1日中、厚い雲覆われていた。
今日はアカハタの遺伝的多様性や集団構造を研究されているKさんが昨年に続き、屋久島に来島。
Kさんは、2005年09月14日に宮之浦川の河口で見つけた初見のハタ(⇒北西の風強く、一気に時化る! : 屋久島ダイビングLOGS)に「シラヌイハタ」という和名をつけてくれた方だ。
午後からそのKさんが早速、宮之浦川に調査に行くというので、僕もタンクを担いで着いて行った。(笑)
上から見るとそれなりに透明度は良さそうに見えたが、さすがに早朝時の大雨は凄かったようで、ニゴニゴだった。
そのシラヌイハタは2匹見られた。(右写真)
彼らはハタのクセに普段は物陰に着底して佇んでいて、近づくと煙幕を立てて逃げる。
でも、一気に逃げてしまうのではなく、3mほど先に逃げるとまた着底してこちらの様子を伺う。
で、また近づくとまた3mほど逃げて着底。。。
つまりずっと泥砂を巻き上げて進むので、全然撮れな~い!!!!
シラヌイハタは国内ではまだ記録が無いばかりか、世界的にもあまり観察例の無い稀少種らしい。
そういう意味では大切にしていかねばならない魚なのかもしれない。。。
今日の僕的な目的はスミゾメスズメダイのチビだったのだが、すでに幼魚の時期は終わっているようで、2-3cmの若魚が1匹いただけだった。
成魚は等間隔でテリトリーを持ったオス(?)が無数に見られるのだが。。。
途中で何やら見覚えのある魚の群れが入り込んできた。。。
良く見るとスジミゾイサキだった。
スジミゾイサキは2004/06/21の台風直後の元浦、2006/07/26の一湊川河口に次いで3回目の遭遇だ。
今回はやや小さめの個体が多かったが、やつらは常に群れで行動するようだ。
今日もかなり数の多い群れで溜まっていた。
エクジット直前にはじめて見るヤドカリを2匹立て続けにGET!!
小さなヤドカリと大きなヤドカリの2匹なのだが、よく見ると2匹は同じ種類みたい。。。(-_-;)
最初に見つけた小さい方でも十分に大きかったので成体だと思っていたのだが、その後にさらに大きな子を見つけてビックリ!
かなりの大型種だ。
最初は石垣島までは記録があるヒルギノボリヨコバサミかと思ったが、タテジマヨコバサミかなぁ。。。
(現在、調査中。。。)
いずれにしても屋久島初記録の77種目のヤドカリだ。
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