純粋な砂地のヤドカリ

【ポイント】 志戸子/一湊タンク下
【水温】 20.9℃
【透明度】 20m~
一湊湾内はベタ凪ぎだが、東寄りの風に弱い各ポイントはやや波立っている。
今日は志戸子で潜りたかったのだが、ダイビングポイントはちょっと厳しい。。。
仕方なく、志戸子は潮間帯のみを見て、ダイビング自体は一湊タンク下へ。
志戸子は下だけウェットスーツを履いて1時間ぐらい潮だまりを徘徊したが、ちょうど満ち始めだったようでたった1時間とは言え、みるみると満ちていき、さっきまでは座れた岩の上も帰る頃には完全に水の中。。。
水温が上昇傾向だ。
あっという間に21℃になった。
2-3℃の違いでずいぶん温かく感じた。


今日はあるヤドカリを探して砂地に下りた。
それはツノヤドカリの仲間なのだが、これまで屋久島ではツノヤドカリ属の一種1とツノヤドカリ属の一種2が出ているが、探しているのはそうではなくてトゲツノヤドカリを筆頭とする第2触角が葉っぱみたくなっている可愛い連中だ♪
各地でいろいろな未記載種が出ているようだが、何でもいいから屋久島にもいないかなぁ~と調べてみたところ、どうも砂地のヤドカリらしいのだ。。。
これまで砂地は何回か見ているが、大概は岩場からあまり離れずその境目を中心に見てきた。
今日は完全に砂地のど真ん中で貝殻探し。
砂地にも結構貝殻は落ちている。
特に多いのがタケノコガイ系なのだが、中に入っているヤドカリに関してはツノヤドカリ属の一種2やユミナリヤドカリ属の一種1が圧倒していた。
でも、いたよ~!!
触角が葉っぱみたくなっているヤツ!
伊豆大島や柏島などで出ている顔周辺が黄色やら青やら赤で綺麗なツノヤドカリの仲間!
周辺を探索してみると、さらに何匹か見つかった。
どうも、まばらだが、それなりに数はいるようだ。
いや~砂地にこんなヤドカリがいたなんて。。。(-_-;)
砂地はしばらく丹念に見ていく必要がありそうだ。。。
このヤドカリもまだ和名がないようなので、当サイトではツノヤドカリ属の一種3とさせて頂きます。

ツノヤドカリ属の一種3が何匹か見られた周辺ではこんなヤドカリもいた。
目柄の模様やハサミの突起、そして体毛からイボアシヤドカリやサメハダヤドカリの幼体だと思うのだが、貝殻にはトレードマークのイソギンチャクを着けていないんだよね~
この手のヤドカリって小さい頃からイソギンチャクを着けているような印象があるのだが。。。


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