【ポイント】 吉田
【水温】 19.1℃(計測不可能)
【透明度】 10m
とうとう天気が崩れ始め、午後からは黒い雲に覆われてしまった。
太陽が無いとやや肌寒い。
今日は吉田の潮だまりを見ようまた和江を誘って海へ行ったが、時間がちょっと早かったようで潮はまだひき切れていなかった。
僕は諦めてタンクを背負って通常のダイビングポイントへエントリーしたのだが、和江は寒空の下、わずかな潮だまりでヤドカリを探していたようだ。。。(笑)
3日ぶりの-1m以深の海の中は依然として低水温だった。。。
それでも3日前までは透明度は良かったのだが、今は透明度もイマイチだ。
完全に黒潮が離れたかなぁ~
でも漁師さんによると沖の方ではやや水温が上がっているようだ。
ちょっと期待。。。!
久し振りのダイビングポイントでのヤドカリ探しだったが、全然収穫はなかった。。。(-_-;)
吉田の-8m付近に大きな岩があって、至る所に亀裂や深い穴があるのだが、特に目新しいヤドカリはいなかった。
岩の表面には沢山のアカツメサンゴヤドカリ(下左写真)とウスイロサンゴヤドカリが占め、岩の下(ボトム)はカザリサンゴヤドカリやヒメホンヤドカリ属の一種2が最優占し、たまにキカザリサンゴヤドカリ(下右写真)やオイランヤドカリが見られるのは、何ら一湊タンク下と変わらない。
暗がりを覗いても、アカツメサンゴヤドカリやウスイロサンゴヤドカリがぎっしり着いていて、ゼブラ系のヤドカリなどはまったく見られなかった。。。
エクジットするとかなり潮はひいていて、あちらこちらに潮だまりができていた。
ちょっと覗いてみると、驚くことにこちらはマダラヨコバサミも同様に多かった志戸子と違い(⇒屋久島ダイビングサービス「森と海」 : 屋久島・海ブログ : やはり北部の方がやや亜熱帯?)、ツマキヨコバサミが大多数を占めていた。
昨日の志戸子はテトラが海岸線に沿って並んでいて、この内側にはマダラヨコバサミが多く、外側にはツマキヨコバサミが多かったのだが、ここ吉田はダイレクトに外海に繋がっていて、満潮時はすべての潮だまりが海水で埋まる。
つまり、吉田は全体的に志戸子のテトラ外側と同じ環境なのだ。
何か両種のお好みの環境みたいなものが分ったぞぉ~!
姿形は似ていても一応棲み分けはしているみたい。
でもこれだけ似ていて、生息環境も隣接していればハイブリッドも簡単にできそうな気がする。
志戸子では生殖の隔離がしっかり行われているとは思えないような状況にも遭遇したし。。。(干しあがった岩の上で2種がごちゃ混ぜで積み重なっていた)
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