【ポイント】 横瀬/漁礁&ゼロ戦パッチ/一湊川河口
【水温】 28.0℃
【透明度】 15m~
どんどん凪ぎて、どんどん透明度も上がっていく。。。
現在来島中の常連Kさん。。。
今年、4回目の来島となるが、未だに屋久島らしい屋久島の海を堪能できずにいた。
今回も台風14号が過ぎ去った直後の来島で、前半はニゴニゴの海。
ところが最終日の今日、ようやく透明度の戻りつつある、浅場キラキラの海の片鱗を見てもらう事ができた!(笑)
でも、Kさ~ん、これでもまだまだ本調子の透明度ぢゃないよん!(笑)
普段はもっといいもん!!(爆)
今日は常連Kさんのリクエストに応えて、前々から決めていた深場へ♪
横瀬の40mラインを調査する。
オヨギトラギス、ピンクフラッシャー、ツキノワイトヒキベラ、オキナワサンゴアマダイ、ニシキオオメワラスボ、スミツキオグロベラetc…
前回とあまり変わり映えがしない。
そろそろ、その先が見たくなった。。。(笑)
2本目も前々からKさんに「行きた~い♪」言われていた「漁礁&ゼロ戦パッチ」へ。
最後は「一湊タンク下」の浅場まで泳いで帰ってきた。
ここで群がるクロヘリイトヒキベラやスズメダイの仲間たちを見ていたら、台風前には見られなかった子が混じっている。。。
よ~く見てみると、先日まで-15mの小パッチリーフにいたモンスズメダイの若魚じゃないか!!
昨日、この小パッチリーフに行ったら、このモンスズメダイ若魚がいなくなっていた。
小さな幼魚の頃から観察していたのだが、いなくなってちょっとがっかりしていたのだが、ここまで移動していたとは!!!
ここから小パッチリーフまではかなりの距離がある。
よくぞ、無事で。。。(汗)
3本目は僕もカメラを持って、ゆーすけさんと一湊川の河口へ。
ここは昨年5月に一度入ったのだが、その時は何万、いや何十万ものサツキハゼの群がりが印象的だった。
繁殖期だったようで、オスの婚姻色も綺麗だった。
ところが、今日は1匹たりともその姿を見ることはなかった。
この時期、やつらはどこにいるのだろうか?
遡上してたりして!!(笑)
———
スズメダイとベラに関しては僕が好きなだけにかなり調査が進んでいて、最近では新しい種類に出会うことはめっきり少なくなった。
と言うか、ほとんどない。。。(笑)
今日は久々にスズメダイの初記録があった。
スミゾメスズメダイ!
スミゾメスズメダイは汽水域に棲むスズメダイのようで、ちょっと泥質のようなところを好む。
今まで気づかなかったのは当たり前と言えば、当たり前だけど。。。
今日見つけたのは若魚1匹。
周りに仲間はいなかったので、本来は屋久島では見られないものが、たまたま1匹流れ着いただけなのかもしれない。
このスズメダイの幼魚は綺麗だと聞く。
今度は幼魚を撮りたいなぁ~♪
———
ホホワキュウセンというベラがいる。
一度、元浦にてオスを一個体見かけたことはあったが、写真は撮れなかった。
だから、屋久島ではまだ「記録なし」の状態だった。
探してはいたけど、通常のダイビングポイントではなかなか見つからない。。。
それもそのはず!
こいつらって汽水域に多いベラなのね。。。(汗)
一湊川河口には沢山いたぁ~♪(笑)
そっか。。。やつにはもろに「生息環境」ってものがあったのね。。。(焦)
どうりでこれまで見つからなかったはずだ!
知らなかった。。。
今日はメス(下右写真)を沢山ひきつれたオス(下左写真)の求愛までも見られた。
かなり生息数は多い。
また新たに一種、屋久島で見られるベラが増えた!
もう少し、生息環境を考えながら探せば、まだまだ種数は増えそうだ。
———
このような汽水域に今まであまり潜らなかったからなのだが、他ににも初見の魚がわんさか!
別に珍しい魚ではないのだが、コトヒキ(下左写真)の成魚もこのような環境を潜らないと見られない魚。。。
セッパリサギ(下右写真)は魚名自体を初めて聞くけど(笑)、こいつも内湾や汽水域で見られる魚のようだ。
図鑑などでは奄美大島以南となっているから、屋久島が北限ぐらいなのかな。。。
立派な成魚だった。
———
今回、ゆーすけさんが河口域で狙っていたのは、フエダイの仲間の各種幼魚。
確かにこの河口域にはフエダイの仲間が沢山見られる。。。
ニセクロホシフエダイ、オキフエダイ、ヒメフエダイ、フエダイ、クロホシフエダイ、イッテンフエダイetc…
フエダイ系の子供はみんなメチャ可愛いのだけど、特に可愛いなぁ~と思ったのが、2-3cmぐらいのナミフエダイ(yg)。
ゆーすけさんが見つけて教えてくれた。
「お~可愛い~♪」
かなり集中してナミたん(注:ナミフエダイ(yg))を撮っていたら、うしろから声が。。。
「お~い!しげるぅ~!!手伝ってくれぇ~!!」
(ゆーすけさんの声は水中ではっきり聞き取れるのが怖い。。。(笑))
見ると、ゆーすけさんは馬鹿でかいガザミの仲間と格闘していた。
大きな流木の下に隠れて撮れずにいるガザミのバケモノを横から細い丸太で突っついて出してくれ!って事らしい。。。
え~ナミたんがぁ。。。(笑)
後ろ髪を引かれる思いで、ナミたんとしばしお別れ。。。
一仕事終わって戻ってみると、もちろんナミたんの姿はすでになかった。(涙)
つーか、辺り一面泥&砂でニゴニゴだし。。。(爆)
ナミたん、さよほなら。。。
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