ヨダレカケ撮影は腕力勝負!

【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 22.4℃
【透明度】 15m~
今日も午後から海へ。
エントリー時、同業者の計らいで行きのみボートエントリーさせてもらった。
その分、エアーをケチれるので、久し振りにピンテールフェアリーラスを見に行こうと思ったが、何か思い切り行き過ぎたところで落とされたみたい。。。ここはどこ?!(笑)
何とかイトヒキの里・奥の院まで戻ったが、結局最初からかなり泳ぐことになり、エアーをケチった事にはならなかった。。。


もう15:00近かったが、ツキノワイトヒキベラやピンクフラッシャーはそれなりに激しく求愛していた。
よ~し!今日こそはツキノワイトヒキベラのヒレ全開写真をGET!!
と頑張ったけど、やっぱ難しい。。。
ヒレを広げてからの行動が速い!
一旦、メスの前で急上昇した後、ヒレを全開にしたまま、メスに絡みつくようにして予測不能な動きをする。
よ、読めない。。。(汗)
イトヒキベラの仲間は数あれど、こいつの求愛写真が一番撮りにくい。
っていうか偶然じゃないと撮れな~い!!!!
相変わらず満足のいく写真が撮れないまま、コンピュータがもう帰れっ!って言ってる。。。(笑)
しばらくこいつらと格闘せねばなるまい。。。
—————
同所ではキツネウオの仲間も求愛が盛んだった。
婚姻色(だと思っていた体色)は冬場に度々見られたので、こいつらの繁殖期は冬かと思っていたが、どうも今日見たオスの体色は冬とはやや違った。
冬場のドギツイ体色は同じなのだが、実際にメスに絡みつく時はそこからさらに一歩進んで、体全体が斑状に汚れたようになっていた。
7-8月に例のキツネウオ属の一種2(幼魚)が増える事を考えると、今こそが繁殖期と考えるのが妥当かも。
—————
イトヒキの里・奥の院に行くと、帰りは一気に浅場に帰ってこなければならず、間はまったく見られない。
浅場に帰ってきてから今日はメガネスズメダイの幼魚を見かけた。
先日、ガイド中に今季1個体目を見かけたが、撮影するのは今季初。
メガネスズメダイの幼魚はクロメガネスズメダイの幼魚と良く似ているが、成魚同様、メガネスズメダイの方が警戒心が強く、撮りにくい。
たいていは、クロメガネスズメダイよりももっと奥まった亀裂など狭い場所で佇んでいる事が多く、撮りにくいのはこうした事も原因なのだけど。。。
これだけ幼魚は似ていながら、成魚はまったく違うから驚きだ。
コッカレルラスは春先から求愛らしき行動やお腹の大きなメスを見かけていたが(→屋久島海案内: すみませ~ん!!)、その時オスの体色はいたって普通だった。
メスに求愛している時でさえ、あまり普段との変化が認められなかった。
ところが今日の帰り際、尾ビレや背ビレの縁が赤くなったオスを見つけた。
過去にこのような子を見た事がなかったのですかさず撮影。
撮ってみると、他に青白く光っている部分なんかもあって、これが婚姻色かな?と思ったんだけど。。。
でも、辺りにメスや敵対オスの姿もなく、何とも言えない。。。
—————
上がり際、岩場の上をピョンピョン跳ねるものあり。。。
今年もエクジット時、ヨダレカケを頻繁に見かける時期になった。
ヨダレカケは陸上で卵を産む世界唯一の魚として有名だが、屋久島では各ポイントのエントリー口付近で普通に見られるポピュラーな魚だ。
今日はわんさか岩に張り付いていた。
かなり奥まった岩の亀裂には尋常でない数のヨダレカケがわさわさ。。。
冬場はまったく見られないので、きっと産卵期に突入したのだと思う。
お腹の大きな子も数多く見られた。(多分メス)
昨年も5月頃から秋口ぐらいまで岩場で見られた。
まったく見られない冬場はいったいどこに隠れているのか謎だ。。。
更に今日のような大量に見られる様(まさに大量に打ち上げられたトド状態だった!)は、夏場いつでも見られるわけではない。
何か一定の周期があるのか、1日のうちでも時間的な変化があるのか、要調査だ。
ひとまず大潮が近い事、エクジットは夕方だった事などが、今日の状態。。。
しかし、このヨダレカケ、完全にカメラハウジングを水から出して撮影しなきゃならないため、非常に腕力がいる。。。
近づくとスグに海の中に飛び込んでしまうため(水を嫌うって本当か???(笑))、なかなか撮れな~い!!!
今日はエクジット後、30分以上、やつらと格闘したが、ただ腕が疲れただけだった。(笑)


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: , , ,

No comment yet, add your voice below!


Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。

Comment *
Name *
Email
Website

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください