【ポイント】 吉田
【水温】 21.0℃
【透明度】 20m
今日は朝から土砂降りの雨。
それが今現在も続いている。。。
そんなわけだから、日中も厚~い雲に覆われて真っ暗。。。
水中もまだ昼下がりだと言うのに、真っ暗で時折雷の光が入り込む。
これはちょっと怖い。
魚はストロボの閃光にはビクッと反応するのに、雷の光にはあまり驚かないのね。。。
驚いているのは僕だけだった!(笑)
北部の海は昨日以上にベタベタに凪ぎていたのだが、さすがにこうも暗いと慣れない予定していた「横瀬Part2」の調査は避けたくなった。
ただでさえドキドキ・ダイビングなのに、真っ暗だと更にドキドキ感が増す。
んっでもって、浅場でのんびりやる事にした。
「吉田」でも撮りたい魚は山積。
まだここでしか見た事がないヒゲニジギンポやウスバノドグロベラの幼魚は最低押さえたい。
でも今日は暗かった事もあって、どちらも見つける事ができなかった。
特にウスバノドグロベラなんて、写真のオスしか目に入らなかった。
暗いと時間に関係なく、寝に入ってしまうのだろうか。。。?
このオスは小さい方のオス(12cmぐらい)で、ここ吉田には更に大きなオス(20cmぐらい)が君臨する。
最初にここのハーレムを見つけたときは、1匹しかオスはいなかったはずだが、この1年で大分大きなコミュニティーが出来つつあるようだ。
水中が真っ暗だと見渡す魚もはっきりは見えない。。。
エントリーして間もなくすると遠くに体側に白い横ラインがビシッと入った魚が!
やったー!シラタキベラダマシ、もしくはシラタキベラのオスか?!
喜び勇んで近づいてみると。。。シロタスキベラだった。。。(泣)
屋久島ではシロタスキベラは超普通種なのだが、このオスにも白い横ラインがビシッと入る事は知らなかった。。。(恥)
つーか、この白帯が「シロタスキ」の語源か?(笑)
他のビーチポイントには少なくて、ここ「吉田」では頻繁に見られる種類としてヤマシロベラが挙げられる。
オスもいるはずなのだが、今日はメスしか目に入らなかった。。。
第1背ビレをアンテナのようにピーンと立てて求愛するオスの姿は、結構見応えがある。
これは同じくここ「吉田」でしか見たことがないシラタキベラもまったく同じ求愛の仕方をする。
考えてみると、ここではこの仲間(シラタキベラダマシ属)をよく見るなぁ~
あとはシラタキベラダマシだけなんだけど、これはもっと深いと見た!
「吉田」をもっと沖に泳いでいくと-30m近くまで降りられるのだが、この辺にハーレムがあるのでは?と睨んでいるが、なかなか調査に行けずにいる。
だって、遠いんだもん!(笑)
何かかなりマニアックな魚を紹介し続けているが、僕的にはこの「吉田」というポイントは普通種が面白いと思っている。
ごくごく普通に見られる魚たちの意外な生態が見られたり、ここでしか見られない魚にはかなりマニアックなものが多いのだが、ここではそいつらは決してレア物などではなく、ハーレムを形成し、ごくごく普通に生息している魚たちだったりする。
だから「吉田」は、フィッシュウォッチング上級者向けのポイントだと思っている。
そう思いつつも、このポイントは全体的に浅く(-15mぐらい)、屋久島のビーチポイントでは珍しくキンギョハナダイの大きな群がりが見られ、あまり動かなくても魚影の濃い場所に留まればそれなりに楽しい。
そして根付きのウミガメがいたり、シーズンになるとコブシメの産卵も間近に見られる。
そう考えると、初心者にも楽しめるポイントだったりする。
両極端だけど、初心者、もしくは上級者向けのポイント。
中級者の方には水深、地形、生息魚種、共にちょっと物足りなさを感じるかもしれない。。。
人気種と言われるような子は今のところ、ここではちと厳しい。
パンダダルマハゼを始めとするダルマハゼやコバンハゼの仲間が多いことぐらいだろうか。。。?
あっ!でもウダウダ下を向きながら、のんびりと小物探しをするのは面白いかもしれない。
「吉田」のリクエスト、お待ちしていま~す♪
僕は喜んでお伴いたしまーす!(笑)
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