【ポイント】 一湊タンク下
【水温】 27.5℃
【透明度】 15m~
台風18号が近づいてきた。。。
このLOGを書いている今がまさに最接近!って感じ。。。
ものスゴい強風が吹き、絶え間ない雨が降り続いている。
もちろん、今日は飛行機も船も全便が欠航。
1日中、かなりの強風と雨。
もちろん、海は大荒れ。。。と思ったら。。。!
あらっ?
昨日以上の暴風雨だったので、もちろん今日は海なし。。。と思っていたのだが、一湊湾内は昨日よりもベタ凪ぎではないか。。。(汗)
外は立っていられないほどの強風なのに。
昨日まではかなりウネっていたのに、今日はまったく振られず快適な海だった。
実はこれはこういう事。
南から台風が近づき西側を通過するにつれ、屋久島に吹き込む風は東→南東→南へと時計回りに周っていく。
台風接近で今日の風は完全に南に周り、一湊湾内はもろに風裏に。。。
波は風でシェイプされ、いわゆるオフショアの状態。
これだけ雨が降ればさすがに透明度は悪いだろう。。。と思いきや、ここ数日の中では一番良い状態。
でも、さすがにこんな外の状況(暴風雨)で、海に入っているアホは僕だけだった。。。(笑)
今日は入れるだけで御の字。。。とあまり期待せずに普通種の撮影が目的だったのだが、何かスゴい海だったよ♪
行きにツムブリの大群に巻かれ、わ~い!と思っていたのだが、それだけでは終わらなかったのだ。。。
イトタマガシラ(yg)は伊豆などでも見られるやや温帯寄りの魚。
屋久島では-25m以深の砂地近くでよく見られる。
成魚もキツネウオに混じってよく見られる。
これも屋久島が亜熱帯種と温帯種が混在しているよい例かもしれない。
近くには沖縄などでも見られる「キツネウオ属の一種1&2」も見られるのが屋久島のスゴいところ。
こちらに来た当初、初めて見たヒメタマガシラはどいつもこいつもこんな風に体側にまっすぐ茶色いラインが入っていた。
でも、その後スグにどいつもラインが薄くなり始め、あっ。。。これが成魚なのね。。。と知った。
要はこの数ヶ月間でみ~んな成長して大きくなっちゃったってわけ。
今日はまたまた体側にはっきりラインのあるチビが増えている事に気づいた。
これはまた次の世代の子たちかな。。。?
そんな感じで砂地と岩盤の境目でチビちゃんの写真を撮っていた。
スグ横で群がりを作っているオグロクロユリハゼをチラチラ見ながら「お前たち~待ってろよ~スグ撮ってやるからなぁ。。。!」などと思いながらイトタマガシラ(yg)を撮っていたら、突然オグロクロユリハゼたちが一斉に穴に引っ込んでゆく!
あれっ???
そのうち撮っていたイトタマガシラ(yg)も蜘蛛の子を散らすように逃げてった。。。
おかしいなぁ。。。驚かせていないのに。。。
気がつくと周りをヒレナガカンパチ&ヒラマサ数百の大群に囲まれていた!
げっ。。。す、すごい。。。
僕の周りをグルグル周りながら、少しづつその輪を狭めてゆく。。。
これって襲われている??(笑)
水族館状態のままシャッターを切ったけど、マクロレンズではこうなってしまう。。。(笑)→
最初は「わ~い!」と思っていたけど、そのまま10分くらい巻かれ続けているとだんだん飽きてきて、最後にはムカついてきた。
「くそ~こいつら。。。せっかくの被写体を!!砂埃まで上げやがって!!」
「いいかげんにしろ~!!わ~!!!!」と最後は追い払ってやった。(笑)
あ~気持ちよかった!
結局フタを開けてみると、ここ数日では海況、透明度、群れもの遭遇と一番良い海だった。
エクジットすると外は変わらず暴風雨。
現実に戻された!!
このあと風は南→西→北西へと移ってゆく。。。
むしろ、台風一過後が北部の海に影響がありそうだ。。。
回遊魚系も静かなところに避難してくるんですね。
あっ!そうなのかな。。。?
そういえば、6月くらいにも台風明けで唯一潜れた「元浦」で、生態写真初記録のキビレフエダイの群れに出会ったっけ。。。
あっ!もしかして今日ってチャンス???
ちょっと、狂っていますね(笑)
台風を連れて行きますから、一緒に潜ってくれます? (^^ゞ
さすがに今日は・・・・・ちょっと、たのしみ (^。^)
さすがに今日はウネウネの元浦以外どこも入れませんでした。。。
でも、今日はパスで~す!
だって、元浦だもん。。。(笑)