寄り添うオスの変化

【ポイント】 お宮前
【水温】 23.2℃
【透明度】 20m
風は東寄りで、かなり強く吹いていたが、おかげで一湊湾内の矢筈岬西面はベタベタ凪ぎ。
天気もよくて明るい水中を想像していたが、思っていた以上に白濁りが凄くて透明度も昨日に比べて低下。。。


kobutann1.jpgコブシメの産卵。。。じゃなくて交接狙いで、超久しぶりのお宮前へのビーチエントリー。
いや〜疲れた。。。帰りの階段に。。。
後半になるとめったに見られなくなる交接も、産卵期ピークの初期はかなり頻繁に見られる。
90分張り込んで、10回ぐらい交接を見てる。
この交接は産卵中のメスを強引に連れ出して行っていることから、強姦みたいなもので、受精しているかどうか怪しい。

kobutann2.jpgよく「メス(母)が産卵中、オス(父)は無事に産卵が終わるまでずっと傍らで見守る」などと微笑ましい事がよく言われるけど、これは本当だろうか。。。?
確かに頭数の少ないコミュニティでは実の夫(精子カプセル提供者)が産卵中のメス守っている事は確かで、産卵期後半も強固なペアはかなり出来上がってる。
しかし、頭数の多いコミュニティや産卵期のピークちょっと前は傍らにいるのは必ずしも実の夫(精子カプセル提供者)ではないようだ。
傍らにいるのは次に自分の子供を産んでもらうために待っているオス。
しかし待ちきれないのか、頻繁に産卵中のメスに交接をしようとする。。。
実際は交接をしても、離れた瞬間に白い粕みたいなもの(精莢というらしい)を吐き出しているので、受精はしていないかもしれない。
kobutann3.jpg写真のようにメスが産卵中でも全然構わずにバンバンまとわりつく。(・_・;
そもそもペアで産卵している場合は、こんな事はしない。。。(笑)
メスも僕が見ている時間内でも、複数のオスと交接しつつ(特に写真のオスとの交接が多いのだが。。。)、産卵は続ける。。。
いったい、誰の子を産んでるんだ?状態。(笑)
ちなみに今日も20匹近いコブシメが集まっていたのだが、メスの数は4-5匹であとはみんなオス。
どのメスも受精済みの卵はもっているようで、みんな産卵していた。
オスは大型の個体が2匹ぐらいで、あとは小さな若いオスばかり。。。
その若く小さなオスが産卵中のメスに交接を迫ることが多く、大きなオスは割とのんびりしている印象。
ちなみにオス同士の喧嘩もそこらじゅうで見られたが、これはなかなか撮れなかった。。。
1枚だけ交接中のオスに喧嘩を仕掛け、奪おうとしている写真が撮れたのだが、ちょっと腹部が白トビしてしまった。。。
コブシメ撮影は腹部の白がトビやすくウザイ。。。


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