今年もまたクロヨシノボリの産卵床探し

【ポイント】 川(No.4)
【水温】 15.0℃
【透明度】 -m
昨日は大荒れの屋久島だったが、今日はよく晴れて風も落ち着いた。
あまりの天気の良さで海に行きたくなったが、そこは堪えて川へ。。。


今年も早いものでもうヨシノボリ類の繁殖期に入ろうとしている。
そろそろ見にいかないとな。。。と3月初旬くらいから思っていたのだが、淡水の水温の低さを思い出すと、なかなか足が動かない。
意を決して行ってみると思ったほど水温は低くなく、もう15℃台に入っていた。
昨年末にアユの産卵撮影に川に通っていた頃は、12℃くらいの水温だったのだが、もうとっくに水温は上がり始めていたのだ。
今年こそはクロヨシノボリの産卵&卵守りを撮りたい!
昨年は完全に産卵期を終えたと思われる5-6月に産卵床を探しに行ってまったく見つからずに終わったので、今年は早めにチェック。。。
メスはほとんどの個体がお腹が黄色くなっていて、もう間違いなく産卵期に入っているはずなのだが、相変わらず産卵床が分からない。。。
淵から流れの速い瀬まで一通り見たのだが、産卵床どころか大きなオスがまったくいない。。。あれ??
夏や秋にはウジャウジャいる淵の水底も、まったくいない。
これは産卵期だからいつもの淵にオスはいなくて、みんな瀬に巣穴をつくってそこにいるとばかり思っていたのだが、瀬には4cmぐらいの小さいオスばかり。。。
この場所って、もしかしたらクロヨシノボリ自体が減ったのでは?とちょっと思ってしまった。
明日は川を変えてみようか。。。
shimayoshin.jpg瀬に1匹だけお腹が蛍光ブルーのメスがいた。
クロヨシノボリのメスは黄色くなり、そこらじゅうにいるのだが、お腹の青い子はめったにいないので目立つ!
これがシマヨシノボリのメスだろうか。。。?
メスがいるのならオスも周囲にいるのでは?と思い、ちょっと見てまわったが、いや。。。ヨシノボリの識別は厳しいなぁ。。。
全然分からない。

boran.jpg昨年末、アユの産卵を追いかけていた頃は3-4cmぐらいの個体が多かったボラの子供たちも、今は10cmぐらいの子が多い。
だいたい10匹ぐらいで群れていて、驚くと暗がりに逃げ込む。
しばらくホバーリングしながらじっとしているのが可愛い。。。


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4 Comments

  1. あぁ、これはシマヨシノボリのメス確定ですね。
    慣れれば一発ですよ、微妙に住み分けているし。
     クロヨシのオスはどこでしょう。石をひっくり返すと巣穴掘っているかもしれないですね

  2. あ、これはシマヨシノボリでOKですか!
    なぜか”Fish of Yaku-shima island”にも載っていないので、初記録です。(笑)
    でも、オスが分からない。。。(^^;)
    棲み分けしている感じもあまりしないのですが。。。(笑)
    さて、今年もクロヨシノボリの産卵床探しです。
    またいろいろとお聞きするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします!(^^)

  3. シマヨシは顔に縞模様が出るので一発です。
     淵と瀬の境辺り、流れが速くなりかけているところにオスがいませんか?
     そいつが躍り上がって求愛するはずなんですが。。。
    で、メスが反応すれば、瀬にある巣穴に連れて行くはずなんですが。。。
     話は変わってシマヨシのオス、探してください。
     地域差が結構あって八重山のシマヨシのオスが無茶苦茶綺麗なんですが、屋久島はどうなのか見てみたいです。

  4. > そいつが躍り上がって求愛するはずなんですが。。。
    > で、メスが反応すれば、瀬にある巣穴に連れて行くはずなんですが。。。
    う~ん。。。こいつらって産卵する時間はいつが多いですか?
    早朝?夕方?それとも日中(午前?午後?)でしょうか?
    で水温的には何度くらいになると繁殖期になるとか、季節的なデータなんてあったりしますか?
    > 地域差が結構あって八重山のシマヨシのオスが無茶苦茶綺麗なんですが、
    > 屋久島はどうなのか見てみたいです。
    ヨシノボリ類もアユのように遺伝的な多様性が面白いようですね!
    多分、屋久島は沖縄とはまったく遺伝子は違うでしょうね。。。
    台湾系か本土系か。。。


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