ナガテングハギモドキ

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 22.0℃
【透明度】 20m
今日は凪ぎた!
天気は悪くやや寒かったけど、一湊湾内は凪ぎ。
水中はちょっと白く濁っているが、寒くはなかった。


午後から一湊タンクへ。
屋久島は他の地域では稀とされる魚が普通に見られたりするから不思議な島だ。
しかも、そういう魚は様々な種類に渡る。
こういうと屋久島はスゴイ島だ!と思いがちだが、ただ単にこの屋久島を含む薩南諸島からトカラ列島に渡る海域が学術的に未調査エリアでどんな魚が分布しているのか知られていないだけなのだと思うけど。。。
nagaten.jpg今日はイトヒキベラ属の一種の産卵でも観察しようかと思っていたのだが、そこに至る途中の鼻先にはいつもいろいろな魚が中層に群れているのだが、その中のひとつにナガテングハギモドキという魚がいる。
ナガテングハギモドキはここではかなりの”多数派”、つまりこの手の魚(ニザダイの仲間)の中では優先種に近いぐらい多く見られるのだが、一般的にはダイビングエリアでは稀とされる魚だ。
通常はもの凄く深場に生息しているとされているようだが、屋久島ではどこのポイントでも割と普通に群れ単位で見られるダイビングエリアでの普通種だ。
いつもは中層で群れているためなかなか近づけないが、今日は水底で他の魚を撮っていると一斉に寄ってきて、かなり近くで撮れた。
105mmマクロレンズだったので、むしろ自分がちょっとバックしなければならないくらい。。。(^^;;
kituneuoooo.jpg浅場に帰ってきてから屋久島ではヤクシマキツネウオに比べて数は少ないキツネウオの若魚サイズの子がいた。
通常はいても潮通しの良い沖の方にいることが多いのだが、こうして湾内で見るのは初めてかもしれない。。。
ヤクシマキツネウオやキツネウオは幼魚時は水底スレスレのところにいて、成長と共に中層に上がってくるのだが、この10cmサイズの子は水底から1mぐらいまでが行動域。(笑)
動きもこの手の魚の幼魚独特の「スーピッタ、スーピッタ」というタマガシラ系の動き方だ。


Filed under: 一湊タンク下No.1Tagged with: ,

No comment yet, add your voice below!


Add a Comment

メールアドレスが公開されることはありません。

Comment *
Name *
Email
Website

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください