稚ヒトデ探し。。。

【ポイント】 一湊タンク下No.2
【水温】 21.5℃
【透明度】 10m
風が西に変わって、今日はまたちょっと寒くなってきた。。。
当然のように海も荒れ、一湊タンク下はかなりの時化っぷりだ。


今日は午後から用事があったので、割と早い時間にエントリー。(と言っても11時過ぎてたけど。。。(ーー;))
昨日、串本の同業者から嫌な情報を入手した。
お隣・種子島では現在2-3cmの稚ヒトデ(オニヒトデの幼体)が多く見られ、大量発生の兆しがでているそうな。
稚ヒトデはよく岩肌に着いているピンク色の石灰藻を食べているので、まだサンゴに被害がでているわけではないみたいなのだが、この情報はかなり青くなる。
この時期になるとよく聞く串本や八重山の大量発生を人事のように思っていたのに、それどころではなくなるかもしれないのだ。
早速、この稚ヒトデが屋久島には出ていないかチェックしてみる事にした。
場所は昨日の白い斑点が散在していたピンク色の石灰藻の着く壁周辺。
壁をずっと眺めながらのダイビングは何かウミウシを探しているような感じ。。。(笑)
稚ヒトデの食痕は小さな白い斑点のような状態になると聞いていたのだが、そのようなものはとりあえず見当たらない。
この時期の稚ヒトデ自体、数mmの小さなものなので、いても気づかない、見つからないだけなのかもしれないけど(そもそも僕は小物探しが苦手なのだった。。。(笑))、とりあえずまったく見つからなかった。
zeniisi.jpg途中で「うぉ~!!もしかしてこれか???しかも沢山あるし!!」と稚ヒトデと勘違いしたのがこのゼニイシという生き物だ。(笑)
十数個の単位でそこらじゅうで見られたこの生き物は有孔虫といって主として石灰質の殻を持つ単細胞生物だ。
同じ仲間としてはホシズナなどが有名だ。
通常は1mm以下の小さな一群だが、こいつは直径が5-8mmぐらいあって大型の有孔虫だ。
これも生き物だというのだから驚きなのだが、さすがにこいつは大量発生しても、逆に絶滅しても誰も気づかないんだろうな。。。(ーー;)


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