【ポイント】 観音/ヨスジ漁礁/観音
【水温】 23.9℃
【透明度】 40m~
連日の快晴だった5月のGWはとうとう今日は厚い雲に覆われ、時折小雨が降った。
西部の海はさすがに黒潮に近いだけあって、透明度も水温も一湊以上!
黒潮のブルーがとても綺麗だった。
1本目の観音は抜けるような青さと透明度!
透明度は50m近いのではないか?と思うほど抜けていた。
そして、その青さがとても気持ちよかった!!
水温は一湊よりもやや高い24℃前後。
GWとしては最高の海だった。
ゲストも少なかったので、深場に下りてみた。
深さを感じさせない明るさで、思わずグングン深度を下げてしまいそうになる。。。(-_-;)
海の良さとは逆に深場はまだそれほど賑やかではなく、特筆すべき生き物は特になし。。。(笑)
2本目はヨスジ漁礁へ。
ここのスジミゾイサキは前回(⇒今日は泳いだ~!!!(^^;; – Field Note ~屋久島の海と川の記録~ – HARAZAKI.NET)に比べ少なくなったような気がする。。。
代わってベンガルフエダイ(左写真)がメチャクチャ増えた!!
潮上を向いて綺麗な群れになっていた。
ポイント名の由来になっているヨスジフエダイは相変わらず超少ない。。。
ゲスト全員の写真を見ても、2-3匹しか写ってないし。。。(笑)
ここ永田の海ではウミガメの産卵シーズンに入り、アカウミガメが目に付き始めた。
しかし、でかい!(-_-;)
ちょっと怖いぐらいだ。。。
巨大なイソマグロの群れもまわってきた。
前からこの漁礁にはイソマグロが集まるとは聞いていたが、僕は初めて遭遇。
2m近くありそうな大きなイソマグロの10-20匹の群れはさすがに迫力があった。
それほど足早に去っていく様子もなく、ゆっくりと水底近くを移動していた。
3本目は観音の浅場でのんびりダイビング。。。
ここにも先日和名のついたヤクシマカクレエビ(⇒新種・ヤクシマカクレエビ – RELAX…~ – HARAZAKI.NET)が着くアワサンゴの仲間(ハマサンゴ科アワサンゴ属のAlveopora tizardi(和名なし)?)が沢山あった。
しかも、-16mとかなり深い場所にも点在していた。
ヤクシマカクレエビもほとんどのサンゴに着いていて、むしろ一湊よりもその確率は高いほどだった。
その中の1匹は個体も大きく、これまで見た中で最も大きなサイズだった。
ところでこのヤクシマカクレエビの着くアワサンゴは泥地や砂泥質の場所に多いとばかり思っていて、ここ最近はホームの一湊タンク下にも増えてきたので、ポイント全体の砂泥化を確信&危惧していたのだが(⇒さらに泥化が進んできている。。。(-o-; – Field Note ~屋久島の海と川の記録~ – HARAZAKI.NET)、どうもこのアワサンゴ、砂泥質の場所に多いというよりも崩れたサンゴ、死サンゴ周辺に多いような気がしてきた。。。
特に死んだハナガタサンゴ類の骨格や死んだサンゴの基質などに着いていることが多いようだ。
というのも、潮通しの良いここ西部の観音はもちろん砂泥質の場所ではない。
なのにこのアワサンゴが多いのだが、よく見てみるとここは一湊タンク下のようにハナガタサンゴ類が多く(小型だけど。。。)、死んだ骨格も多く見られる。
また実際に死んだサンゴの基質などによく着いていた。
また現在、タンク下で飼っている浅場のヤクシマカクレエビも死んだハナガタサンゴ類の骨格に着いているのだった。。。
つまり時化れば簡単に崩れてしまいそうな基質に着いているのが特徴のようだ。
他地域には少ないと思われるヤクシマカクレエビやこのアワサンゴ(Alveopora tizardi(和名なし)?)は、屋久島の海や地形を語る上で絶対に外せない重要生物のような気がしてきた。。。
No comment yet, add your voice below!