春の淡水域

【ポイント】 川(No.4)
【水温】 15.5℃
【透明度】 50m~
今日は北西の風が強かったので、最初から海には行かず、久し振りに川に行った。
案の定、まだ水温は15℃前後で、超冷た~い!
6半に5mmベストを着て合計18mmとなる体は特に寒くはなかったが、顔や腕、脚はすぐに冷えて寒かった。。。(-_-;)


mesu.jpg今日はゲストがいなかったので、スタッフ・まなみは休みにしてあげ、僕は午後から久し振りの淡水に出かけた。
狙いはクロヨシノボリのオスの卵守りだ。
そろそろクロヨシノボリは繁殖期に入っているはずなのだが、なかなか産卵床が見つからない。。。
お腹が黄色く染まった卵を抱いているメスはソコソコ見られたが、石の下に産み付けられた卵はまったく見つからなかった。

osu.jpgだけど婚姻色オスが抱卵中のメスに求愛して自らの産卵床に招き入れるのは観察できた♪
でも、しばらくするとメスだけ、卵を産まずにスグに出てきてしまったけど。。。(-_-;)
つまりオスはフラれたって事???(笑)
実はクロヨシノボリの求愛&産卵床への招き入れは初めて見たのだが、何か面白かった!
オスはメスの前で鰭を震わせながら求愛するとスグにメスはそれに反応。
オスはそのまま高速で巣穴まで突っ走るのだが、メスは後ろからピッタリと追走する。
で、オスから巣穴の中に頭から突っ込んで、続いてメスも頭から突っ込む。
で、しばらくするとメスは産まずに出てきてしまった。。。
つまり、オスの求愛はそれほど激しく、ねちっこく無いのだが、メスはスグに反応するのが面白い。
他の魚ではこの時点でフラレたりするのだが、ひとまずは男の家まではついていく。。。
で、男の家を見て、求愛に応えるかどうか決めるワケだ。(笑)
今回の場合は、どうも男の家が気に入らなかったらしい。。。(爆)
osu2.jpg多くの魚で、メスに求愛するときの婚姻色とオス同士のケンカをするときの興奮色は同じである場合が多いが、このクロヨシノボリはかなり違った。
右写真はオスに対する威嚇時の色なのだが、上の求愛時の体色とはかなり違う。。。
求愛時は体に黒い横縞が入り、全体的に黒っぽくなる。
メスの前で求愛ダンスをしている時が最も黒く、巣穴にダッシュしながらメスを招き入れる時は少しづつこの黒縞が薄くなっていく。。。
今回初めてクロヨシノボリの婚姻色を見たのだが、普段良く見るオス同士のケンカをしている時の興奮色とはまったく違っていたので、ビックリした!
どうも繁殖最盛期はもう少し先のようなので、GW前にもう一度、偵察にいってみようかな。。。


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