セホシテンジクダイ

【ポイント】 一湊タンク下No.3
【水温】 27.8℃
【透明度】 30m
今日は約3ヶ月ぶりのゲスト無し。
気がつくとシーズンも後半に入っていた。。。
これからはポロポロこんな日が出てくるのだが、ゲストがいなくても僕的には忙しい日々が続く。。。
夏の間に海の中で撮りたい!調べたい!と思っている事が山積み状態なので、それを1つづつ片付けていかねばならないのだ!
忙しい!忙しい!(-_-;)


今日はひとまず、課題山積みのゼロ戦へ。。。
izayoi.jpgまずは、今の子がいなくなったら、もしかして二度と会うことができないかもしれないイザヨイベンケイハゼを横位置でバッチリ撮る事が緊急課題!!(笑)
でも、これがなかなか撮れないんだなぁ~
一度、ガイド中に全身を丸々出して、佇んでいた事があったが、その後はいつ行っても暗がりに潜む。。。
今日もこれが精一杯の1枚。
1枚だけ全身をとらえたが、ホワイトソックスの野郎が邪魔をしてイマイチの写り。。。(-_-;)
このホワイトソックスがクセ者で、指示棒で避けてもスグに戻ってくる。。。
う~!!!ムカつく!!!
sehoshi1.jpg数日前に紹介した8月後半から突如、目立ってきたモルッカンカーディナルフィッシュ(Apogon moluccensis)なのだが、こいつには和名がある事が分かった!
セホシテンジクダイという魚で、第二背ビレの後端に白い点があるのが特徴だ。
ところが、この魚は現在、あらゆる図鑑、webなどではすべて、学名がApogon ventrifasciatusとされているのだが(例えばこれ⇒セホシテンジクダイ)、どうもこれは新参シノニム(同物異名)らしく、セホシテンジクダイ=Apogon moluccensis(モルッカンカーディナルフィッシュ)が正しいらしい。。。

sehoshi2.jpgいずれにしても和名がある事からも分かるように、日本初記録などではなく、沖縄などでは記録はあるようだ。
今回の屋久島での発見は一応、北限記録にはなりそうなのだが、ちょっと残念。。。(笑)
それよりも、今回驚くべきことは、このゼロ戦にはこのセホシテンジクダイの明らかに成魚の、しかも「群がり」が見られる事だ。
しかも、ペアリングしていて求愛もバシバシしているし、口の中に卵をくわえたオスも沢山見られるのだ!
つまり、屋久島での再生産の可能性が強いのだ。

詳しくは。。。
北限記録! (屋久島・海のフィールドノート)


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4 Comments

  1. ふむふむ、なるほど~。ちゃんと和名があったのですね。確かに繁殖は期待できますよね。そのうちゼロ戦がセホシテンジクダイで覆い尽くされたりして ^^
    イザヨイもペアにならないかなぁ・・・

  2. ま~このゼロ戦界隈はほんと、いろいろな驚きの魚が毎年のように流れてきて、とても面白いです!
    ここって「お魚交差点」なんでしょうね。。。

  3. ゼロ戦って色んな魚が達が集まるオアシスかもね!アノ場所にどんだけ~の生き物がいるんでしょうかね?

  4. ゼロ戦の全生き物調査、ぜひやってみたいですね~♪
    でも、問題はフレームの中ですね。。。(-_-;)
    多分、あのゼロ戦を潰したら、中にいろいろな驚くべき生き物が沢山いるんでしょうね。。。


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