話題に着いていくためのヤドカリ?(笑)

【ポイント】 ゼロ戦パッチ
【水温】 19.7℃
【透明度】 ~10m
帰省先から帰ってきました~♪
帰ってくると屋久島は気温も高く、海もベタベタに凪ぎていて、何かもう春の陽気!
1週間ぶりの海は、何か緊張するぅ~!(笑)
エントリー直後はちょっと違和感があって、フィンも重い。。。
たった1週間潜らなかっただけで、かなりドキドキ・ダイビングだった。(笑)
水温&透明度は1週間前とあまり変わらず、イマイチの状態が続いていた。。。


透明度があまりよくない中、一気にゼロ戦に向かった。
ゼロ戦パッチはヤドカリ合宿を始めた3週間前に1回見ているのだが(⇒屋久島ダイビングサービス「森と海」 : 屋久島・海ブログ : ゼブラじゃなかった。。。!(-_-;))、2-3気になる事があって、帰省前に再度見ておきたいなぁ~と思っていたのだった。
そのひとつがここに沢山いる貝殻にイソギンチャクを着けている系のヤドカリが、ソメンヤドカリなのか、サメハダヤドカリなのか調べること。
ひとまず3匹ほど見かけたのだが、どいつもソメンヤドカリだった。
今まで見ていてもあまり気にはしていなかったのだが、全部ソメンヤドカリだったのかなぁ~?
いったい、サメハダヤドカリはどこにいるのだろう。。。?
ある程度ヤドカリを見る目ができてから再び訪れたゼロ戦パッチは前回と違い、いろいろなヤドカリが見られた。
相変わらず、圧倒的にヒメホンヤドカリ属の一種1が多いのは変わらないが(ウジャウジャ状態。。。)、ヒメホンヤドカリ属の一種2もかなりの数がゼロ戦のフレームの上に乗っかっていた。
また暗がりを覗くとアデヤカゼブラヤドカリやムラサキゼブラヤドカリ、そして何者なのかよく分らない綺麗なヤドカリ(脚などは薄いパープル、顔周辺はすべて蛍光イエロー)も見られた。
えっ?写真は無いのかって?
う~ん。。。逃げられました。。。
だって大きなドクウツボが常にフレーム内にいて手が出せな~い!!
しょうがない。。。またじっくり見に行こう。
ここの暗がりは他にも何かいそうな気がする。。。
ヤドカリ合宿も今日で24日目。
これだけ集中してヤドカリに取り組んでいると、同じような興味を持つ同業者とも自然と仲良くなるもので、最近IHC(INVESTIGATE HERMIT CLUB)なる各地の現地ガイドによるヤドカリの情報交換グループに誘われた。
主にMLによる情報交換を行っているのだが、ここで今まさに話題になっているのが温帯域では普通に見られる「ボニンパグルス属の一種」なるヤドカリだった。
ボニンパグルス属。。。???
そんな属もあったのか。。。(-_-;)
僕的にはその程度の認識のヤドカリで当然見た事もないので、話題には入れずにいた。(笑)
でも、早速見つけたもんね~♪
さすがにここまでリアルタイムに見つかるとは我ながらちょっと驚いた。。。(-_-;)
これで話題に入れるぅ~♪
転石下に多いと聞いていたのだが、水深-20m、砂地のど真ん中にある人工物(ゼロ戦)のフレーム内部の暗がりにポツンと落ちていた貝殻を拾うと、やつがいた。
第一触角に黒いバンドが2本、まさに写真で見た通りのヤドカリだった。
まだ1匹しか見つかっていないので何とも言えないのだが、もう少しゼロ戦内の暗がりを探ればもっと見つかるかもしれない。
このヤドカリは基本的には温帯域に多いヤドカリのようなので、これは南限記録かもしれない。。。
ほんと、屋久島は亜熱帯種と温帯種の混在する変な島だ。。。(-_-;)


Filed under: 一湊タンク下No.3(ゼロ戦)Tagged with: , , ,

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